商品説明
タイプの違う美人三姉妹を突如襲った火事騒動。辛うじて逃げ出したものの自宅は丸焼け、しかも焼けあとから若い女の全裸死体が出てきて、姉妹は呆然となる。頼るべき父親は出張中なのだ。若い女はいつ屋内に入っていたのか? 魅力的な三姉妹が各自の特徴を生かして活躍するユーモアミステリの決定版!
目次
- プロローグ
- 1 逮捕
- 2 暗黒
- 3 壁
- 4 閉ざされた心
- 5 深夜の人影
- 6 絶望の日
- 7 再出発
- 8 もてた男
- 9 世紀の悪党
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紙の本
キャラクター先行型推理小説
2009/06/08 19:03
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃーる - この投稿者のレビュー一覧を見る
(1)読もうとしたきっかけ
本書著者の赤川次郎さんの作品「三毛猫ホームズシリーズ」が好きで、赤川作品に嵌る。
三姉妹探偵団もシリーズで人気がありそうだったので、試しに読んでみた。
(2)内容
主人公:長女・綾子――大学生、おっとりしていて気が弱い、どこか抜けている
次女・夕里子―高校生、長女よりも長女らしい次女、しっかり者、好奇心旺盛
三女・珠美――中学生、金にうるさい
佐々本家の三姉妹が事件に巻き込まれ(首を突っ込み?)、事件解決へ向かうというオーソドックスな形式の推理小説。
シリーズの作品、どこから読んでも楽しめるので、特別どの作品を読まないといけない!というわけではない。
赤川作品の真骨頂である各キャラクターの親しみやすさや全体のバランスがなんともいえず魅力的である。
「難しいトリックを当てる!といった名探偵もの」や、「現場や被害者の証言を頼りに捜査を!といった刑事もの」といったものではなく、
あくまでも「三姉妹が日常生活を送る上で出合った事件・首を突っ込んだ事件」についてストーリーが進むので、
「難しい単語が多いし、頭を使って読むから推理小説は苦手だ…」なんて思ってる人にはもっともオススメできる推理小説。
(3)読書後
三姉妹探偵団シリーズ赤川作品であるだけに嵌ったら抜け出せなくなってしまう…これは常々思う。
あまりの読みやすさに、他の著者作品を読むのが難しく思えてしょうがないからだ。
まだ赤川作品を読んだことない人にも、三姉妹シリーズを読んだことない人にも、オススメ。
紙の本
はじめての小説トライ
2001/09/01 15:11
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大岩密架 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私がはじめて読んだのがこの本でした。何か読みやすい小説はないかと、母に尋ねたところ、『赤川次郎』の本は読みやすい、と聴きました。
小学生の頃は字の大きな本しか読まなかった私。いきなり小説が読めるのか、自分でも不安でした。しかし、読みやすく、すらすらと読めるでは有りませんか。
サスペンスドラマが好きで、低学年の頃から遅くまでドラマを見ていたものですから、はまると抜けられないたちでした。はじめてトライしたにもかかわらず、一日中読みっぱなし、すっかり読みきってしまいました。
あれから、6年。今では母と一緒に、シリーズで、読みつづけているのです。何か読んでみようと考えている方には、最適かと思われます。
電子書籍
くどさがなく読みやすい
2015/08/30 20:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トムヤム - この投稿者のレビュー一覧を見る
指名手配された行方不明の父親の無実を証明する為、三姉妹が真犯人を探すという赤川作品の王道ストーリー。三姉妹探偵団シリーズと後に23作品も出るほど3人のキャラクターが立っておりコメディタッチの会話劇をミステリーサスペンスに描き込んでるのは流石です。古い作品なので予定調和が過ぎて意外性が乏しいのが残念ですが、赤川ワールド入門にはお勧めです。