紙の本
難易度高めです。
2016/01/17 17:13
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投稿者:照月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に
「すべての日本人必読
答えのない世界において
答えを模索する思考力と
行動する勇気を鍛えるための一冊」
とあります。
「鍛えるための一冊」なだけあって内容が少し難しいです。
よくあるイラストや改行が多いビジネス書とは違います。
第1章 準備運動 「思考逃避」のもたらす危機
第2章 思考逃避がもたらす固定概念を打破する
第3章 大局観を持つ
第4章 ある程度予測出る未来を読む
第5章 新しい未来を創りだす
第6章 事業構造と顧客交点アプローチ
第7章 時間軸と顧客交点アプローチ
第8章 顧客個人の内面と外部交点アプローチ
第9章 道の問題解決の挑戦するための集団IQ
なんと第9章まであるのです。
思考力って大事だと思います。
どんな部署であっても、どうしたらもっと良い仕事ができるか考えて仕事しなければなりません。
「ニッチなオタク市場を見る」とあります。
一部のコアな人々の支持されているものは、一般の消費者にも普及していく可能性が高いとあります。
その代表例がAKBです。
秋葉原のオタクのアイドルが、今は国民的アイドルです。
オタク市場は、ある意味新鮮なのです。
「会いにいけるアイドル」というのもオタクがいなければ考え付かなかったのでは。
これからは思考力で勝てる時代。
思考力を身に付ければ誰でも成功するチャンスがあります。
電子書籍
プロフェッショナルって
2015/12/19 09:35
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投稿者:IGBS - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロフェッショナルって、専門家?
或いは、一人の人間として社会に貢献するため、戦える人ってことだろうか
どのジャンルにいるせよ、いくつかの思考パターンを持ち合わせておき、
それを使って、新しい思考を理解していくという構えは必要だ
プラットフォーム、デザイン思考の基礎と、ちょっとした応用レベルの入り口知識を学ぶには良い入門書だと思う
深い洞察が得られるわけでは当然ないが、リベラルアーツ、リテラシーの類かな
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大前研一監修。答えのない世界において、怯むことなく答えを模索する思考力をみにつけるべしという強いメッセージを持った本。大学院の意思そのものだ。
まず初めに、思考逃避をもたらすバリアに触れている。組織の作法や空気を読み過ぎて変化することをしない、疑問を持っても質問しないことなどの弊害を超えることが必要と。疑うこと、なぜそう考えたのかということを日々やること。
次に①ある程度予測できる未来と②新しい未来を作り出すという2種があることを前提に、①はアナロジー思考とシナリオプランニングが②はデザイン思考とプラットフォーム戦略が役に立つ。
アナロジーとは類推のこと。ある事象を他に使えないかと考えることで、ビジネスチャンスが生まれること。シナリオプランニングとは、これから起こる環境変化を複数検討してシナリオ化し、どのシナリオが現実化した場合にも対応できるようにする思考法。ロイヤルダッチシェルがオイルショックを乗り切ったときに使われた方法で有名に。
デザイン思考とは、「実行可能なビジネス戦略にデザイナーの感性と手法を用いて、顧客価値と市場機械の創出を図る」こと。実際に個別の人を観察して、何が問題なのか仮説を構築し、試作品を作りそれを使ってもらって検証するというプロセス。まさに、iPodが例。プラットフォーム戦略は、楽天やアマゾンのような場を提供する戦略。
最後は、時間軸と顧客交点を考えること。顧客の未来を考えるための3C分析から6C分析まで確り分析する。
学びを活かすこと。頑張らねば。
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本書では、SNSなどのWEBサービスが発達して当たり前となった現在にマッチした思考法を学ぶことができます。
著者3名は、BBT大学(ビジネス・ブレークスルー大学)の教授。
BBT大学とは、オンラインで経営を学べる大学で、MBAの学位を取得することができます。
本書は、思考逃避をもたらすバリアを解くことから始まります。
我々は普段から、空気を読んだり、他人の言うことを鵜呑みにしたり、組織のお作法を重視したりすることにより、自分の頭で考えることから逃げているのかもしれません。
それらの思考逃避のバリアを解くには、健全なる疑いの目を持ち、「何が課題なのか」を見極め、「それは本当に顧客のためになるのか」と常に目的意識・課題解決思考で考えていくことが大切だと述べています。
思考のバリアを解いた上で、「市場の未来を見通す思考力」、「顧客の未来と未来の顧客を見通す思考力」を学ぶことができます。
アナロジー思考や、プラットフォーム戦略などを、最新の事例(Apple Watchなど)を取り上げ、楽天などの身近な企業の戦略を例に、わかりやすく説明しています。
私は本書を読んだことにより、いかに普段から深く考えず生活していたことを思い知らされました。
本書は274ページですが、実際に読んでみると倍ぐらい濃厚に感じます。
本書は、常に読者に自分の頭で考えさせることを意識させる内容になっています。
頭をフル稼働させながら読み進めていく必要があるため、脳に汗をかいているような感覚です。
今の時代にマッチした思考法を学び、業務に活かすためにも、本書を手にとってみてはいかがでしょうか。
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一般的な「フレームワーク」や「思考法」的なビジネス本というのは、何やら大上段から構えられていて、格式高く、どうも大企業の企画・営業や、あるいは今をときめくベンチャー企業をターゲットにして書かれているものが多いと感じる事がよくある。
しかし、この本に書かれている「答えのない未来」に対する考え方や思考法、「顧客」に対するアプローチのための視点については、一般的な中小企業の経営者や、顧客に対して何らかの提案活動を行っている営業にも充分役に立つだろう。
続きのレビューはこちらに書いた。
http://d.zeromemory.info/2015/08/23/professional-thinking.html
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問題解決の答えを自分で導き出す「思考力」を培える良書。
良い習慣として本書を有効に取り入れる方法として、
「思考力を鈍らせないよう、
常に知的刺激に満ちた新たな問題解決に個人、あるいはチームで挑戦すること」などが挙げられます。
本書を学び習慣化すれば、きっと、あなたの思考力は「プロフェッショナル」というにふさわしいものへと、いつの間にか磨き上げられていくはずです。
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今回の本は、レビュープラス様からの献本です。ありがとうございます。
あの大前研一が創設したビジネス・ブレークスルー大学で教鞭をとっている方が執筆されている。火曜日の日経新聞の朝刊の広告には、発売たちまち重版と書かれていた。「すべての日本人必見!」と書かれているように、「答えのない世界」でどうやって生きて行けばいいのかという問いに対してどうすればよいのか考える内容となっている。
「柔らかアタマ」を持つためには、まず「準備運動」として「思考逃避」に焦点を当てている。「思考逃避」して痛い目に合っていると言えば、東京電力だ。津波や地震対策を怠ってあの大惨事を引き起こしてしまった。「空気を読みすぎる」、「他人の言うことを鵜呑みにする」、「組織のお作法を重視する」の3点セットで時が過ぎてしまったからだ。
「市場の未来を見通す思考力」、「顧客の未来と未来の顧客を見通す思考力」にも言及している。高いアンテナを張って隙あらばさっと動く。フットワークの軽いあのソフトバンクの創業者は、きっとこの思考力を駆使して次から次へと新しいことをやってきているのだろう。
ただ過去の成功体験をなぞっているだけでは、成功しなくなっている現代。頭をマッサージしてカメレオンのような変わり身の早さとキツネやタヌキのような神経の太さで未知の世界と戦っていくことが必要なのだなあと感じた。
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MITの『ビジネス・クリエーション』、ピーター・ティール『Zero To One』より、それらより日本の企業文化に寄り添い、それらより誰でもすぐ出来そうな内容に落とし込んだビジネスイノベーション思考法。前の二つはどちらかといえばスタートアップ寄りだが、本書は現状の課題解決〜未来へのイノベーションなど幅広く取り上げてる。
とっても読みやすく、分かりやすい。大体が常日頃からBBTの媒体で言ってる事だけど、より具体的かつ最新事例を盛り込んでるところが良かった。
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大切なのは、常に目的志向、課題解決志向で課題解決思考で考えていくことです「それは本当に、顧客のためになるのか」と自問自答することができれば、おそらく建設的な結果になるはずです。表面上は違って見えても、根底にある本質は、人間本来が持っている欲求に根ざしているため、大きくは変わりません、そのため、いつか見た懐かしい風景を彷彿させるものが繰り返されるのです、このような「時代の波」をとらえることが、「大局観を持つ」ということなのです。日本ではオタクというと、どちらかというとネガティブな印象が持たれがちですが、実はオタクとは、「ある特定の分野について非常に詳しい人々」ととらえることもできるのです、そして、彼らはホンモノとニセモノを区別する眼力に優れています、だからこそ、オタクの中で流行り始めたものには注目すべきだと考えているのです。楽天だけではなく、成功しているプラットフォームには、以下の3つの特徴があります、1 自らの存在価値を創出すること(検索コストと取引コストを下げる) 2 対象となるグループ間の交流を刺激すること(情報と検索) 3 統治すること(ルールと規範を作り、クオリティコントロールをすること)
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とおり一辺倒なマーケティングのフレームワーク解説ではなく、それを少しアレンジし具体的な実例を踏まえて説明してくれるので、とてもわかりやすかった。
とりあえず各章の最後の問いに身近な事例に対して答えていくだけでも、自分自身がこれだと思える新しい事業を見つけるきっかけが作れそうな気がします。
オレもいつかは。。。
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20151101 読んだだけでは意味の無い本。考えて実行して自分のものにする。30年前に出会いたかった。今からでも遅くは無いので経験を積んでいこう。
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オンラインのビジネス・ブレークスルー大学で取り上げられている論理的思考、問題解決手法。
思考逃避の要因を取り除き、なぜかを問う。市場の未来を見通すための「アナロジー思考」と「プラットフォーム思考」。顧客の未来を見通す「事業構造と顧客交点アプローチ」「時間軸と顧客交点アプローチ」「顧客個人の内面と外部交点アプローチ」。未知の問題を自分で考えると同時に多様な人たちとの討議を通じて集団IQに高めていく。
本を読み、提示されている問いに取り組むことで、思考トレーニングが求められているが、個人的には実際に取り組むには、自身の課題意識、環境など、ハードルの高さを感じた。また、集団IQのためのプラットフォーム(場)も含め、そこまでの取り組みを求められていないことを自覚した。
15-245
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大前さんの本はあんまり読んだ事ない(なにか上から目線で話すイメージがあった為)のですが、この本を読んだ感じ、そんな事はなかったようです。一番為になったのは”プラットフォーム戦略”について書かれていた章かな。一点、気になったのはBBT大学の宣伝みたいな話がちょくちょく有った事位かな。。。
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新しい経営戦略やそれのためのフレームワークなどが示されていた。例えば、プラットフォーム戦略など。難しいけど、読みごたえあり。
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答えのない時代、誰にも正解ふぁ分からない時代がやってくる。これまでは、例えば製造業なら効率化によるコスト削減や大量生産、無駄の排除が答え(企業が目指すべき道)だった。
これからはそういう誰しもが答え(ゴール)というものがない時代。
そういった時代にプロフェッショナルシンキングを出来る人になれるかが重要。プロフェッショナルシンキングとは未知の問題に自ら答えを出し、多種多様な人との議論を重ねながら答えをブラッシュアップしていくこと。簡単に言うと「思考力」と行動する「勇気」を持つこと。
考える上でのフレームワークなども紹介しているが要は、「主体性と仮説を持って課題に取り組み、よくよく考えること」と「色んな人と怯まずに恥ずかしがらずに議論すること」その2点を謳っている。
主体性と怯まずにというのがどこあでできるかで決まる気がする。