子爵の理想の花嫁選び

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：あいあいあいこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

両親を相次いで亡くした、天涯孤独なメアリーは、遠縁の家に身を寄せ、肩身の狭い日々を送っていました・
そんなメアリーが美貌のハヴロック卿に求婚されます。

離れて暮らす異母妹を引き取るため、大至急結婚したいからと告げるハヴロック卿。
メアリーは妹を思うハヴロック卿の気持ちに心を打たれ、結婚を承諾します。
ただそれだけならよかったのに、ハヴロック卿が悪友？たちと書き出した花嫁選びの条件を書き出したものを見てしまいます。

それでもそれを見なかったことのようにすごし、妹を迎えるために屋敷の改築などをひきうけます。

そんなふたりが心を通わせ始めていて、ある日異母妹がやってきます。
我侭で、手に負えない？といわれるだけあって、言いたい放題。

異母妹への責任感？自責の念？がそうさせているとありましたが・・甘やかすのとはちょっと違う気がしますが、ハヴロックは彼女にかかりきり。
かわいくて仕方がないようにメアリーの目には映ります。
それに耐えられなくてロンドンに一人向かうと告げるメアリーをなんとかひきとめようとするハヴロック。

出発の朝、メアリーは花嫁の条件のリストを残して行きます。

メアリーとの生活に、メアリー自身に惹かれていたハヴロックは動転して、追いかけることに？

ロマンティックにはじまっていないのに、生活の中でしっくりと惹かれていく様子はなんとも穏やかでいながら、あたたかくて。

ストーリー展開が絶妙でした。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：nonnon　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

リスト…どこかで読んだ気が…。いや、それにしても気持ちがスレ違いますねぇ。でもヒールは出てこず、ひたすらお互いの気持ちがすれ違っているお話です。おば様や二人のいとこがすんごくいい人たちだったのはビックリ！
そしてヒロインが受ける孤独さに思わず涙がホロリ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：なな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

読み応えがありました。子爵の理想の花嫁リストを見つけた時、かなりのショックだったはずなのに感情を抑えた主人公には頭が下がります。なのになぜ抑えられずに家を出たの？と思ったけど、子爵が嘘のつけないまっすぐな方で良かったです。