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国を守る責任 自衛隊元最高幹部は語る
著者 折木良一
本書は中国漁船衝突事件、東日本大震災など国防の危機において自衛隊のトップを務めた折木氏が、やむにやまれぬ思いで綴った一冊である。氏は語る。「なぜあれほど聡明な日本人がこと...
国を守る責任 自衛隊元最高幹部は語る
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国を守る責任 自衛隊元最高幹部は語る (PHP新書)
商品説明
本書は中国漁船衝突事件、東日本大震災など国防の危機において自衛隊のトップを務めた折木氏が、やむにやまれぬ思いで綴った一冊である。氏は語る。「なぜあれほど聡明な日本人がこと安全保障に関しては、誤解を恐れずにいえば稚拙ともいえる議論しかできないのか」。なかでも安保法制を「戦争法案」だという声に、これほどまでに自らの身を捧げた活動が理解されていないのか、とむなしさすら覚えたという。戦後70年享受してきた平和をこれからも維持するためには、感情的な議論ではなく「相手からみた視点」が必要となるにもかかわらず。本書で折木氏が、中国はいま日本のことをどうみているのか、極東のパワーバランスを各国はいかに認識しているか、などの議論を行なうのは、まさにそのためである。新興国の台頭、「力の空白」を埋めるテロ組織……。「元統幕長の目」に、冷戦終結以降、ますます不安定化する世界情勢はどう映っているのか。そうした状況を踏まえてはじめて、集団的自衛権、日米ガイドライン改定、自衛隊の果たすべき役割についても議論のスタート地点に立てるはず。「昭和の自衛隊」と「平成の自衛隊」の違いとは何か。「いま研究すべきは、じつはアメリカだ」と折木氏がいう、その真意はどこにあるのか。安保法制に賛成の人にも、反対の人にもぜひ手にとってもらいたい、命を賭して国家に尽くした男が語る「戦争と平和」の本質。
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紙の本
自衛隊元最高幹部は語る
2015/10/22 10:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:如水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読めば、自衛隊と安保法制のことが、良く分かると思います。
安全保障論の入門書的でした。政治家やマスコミの新人記者にお勧めと思います。
紙の本
自衛隊の知識がなくても読めました。
2020/10/06 00:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まお - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者にお目にかかって短時間お話しする機会がありました。腰が低く自然体なのに、滲み出ている雰囲氣がご立派で「人間の格が違いすぎる」と感じてしまう程のお方でした。そのことがきっかけで購入しました。政治にも自衛隊にも疎いので、読んでみて今までに持ったことのない視点を持つことができて良かったです。
紙の本
中国が脅威でないと、都合の悪い事があるのかな?
2015/10/19 17:55
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:weruboy - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほぼ、中国による南沙諸島の岩礁埋め立て問題を根拠にした、中国脅威論の話。いろいろツッコミはあるけど、
中国脅威論にありがちな、尖閣諸島領海侵犯。・・・ツッコミ以前の話。(尖閣諸島は日本固有の領土であり、領土問題は存在しない論・・・は飽きた。)
中国の軍事費増加が脅威なのであれば、アメリカは?国民一人当たりに計算しなおすと?(平和ボケもいい加減にしてほしい)
で、大きなツッコミは、南沙諸島での中国による岩礁埋め立て問題。
P67ページにある地図は、かなりいい加減。南沙諸島には、地図上では40ほどだけど、実際には100以上の島や岩礁がある。その内中国が支配しているのは、7個以上の岩礁。そして現在は、中国はASEAN憲章を守っている。・・・とは書かれてない。「岩礁埋め立てのより、南沙諸島を実効支配された。」と思わせたいのか?それは、事実無根。
「軍事主義化」を語る人たちに言いたいこと・・・軍事主義化にはならないとかかれているが、自民党憲法改正草案をちゃんと見たのか?
大事なツッコミとしては、真の自立とか言っておきながら、日米地位協定の事については書かれていない。(中国の脅威以前に、アメリカ米軍の脅威。)
で、関係ないけど、中国の脅威が無くなれば、自衛隊は無くすのかな?新たな脅威が誕生するのかな?
紙の本
ちょっと残念
2015/10/16 23:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゃーろん - この投稿者のレビュー一覧を見る
元統合幕僚長ということで期待して購入しましたが、一般雑誌の記者レベルの内容でした。もっと鋭い目線でグローバルな軍事情勢を見ているかと思いきや、いや私が期待しすぎたのかもしれませんが、ちょっと期待はずれでした。