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- 販売開始日: 2015/11/26
- 販売終了日:2017/07/31
- 出版社: アイティメディア
- レーベル: ITmedia 名作文庫
電子書籍
屍の街
著者 大田洋子
原爆文学の傑作。著者の大田洋子は広島原爆被曝の体験直後から「屍の街」を書き綴った。1948年に中央公論社から発売されたが、GHQの検閲を考慮した削除版だった。無削除版は1...
屍の街
商品説明
原爆文学の傑作。著者の大田洋子は広島原爆被曝の体験直後から「屍の街」を書き綴った。1948年に中央公論社から発売されたが、GHQの検閲を考慮した削除版だった。無削除版は1950年に冬芽書房から上梓(絶版)。ITmedia 名作文庫では冬芽書房版を電子復刊するとともに、巻頭には同じく広島原爆被曝をテーマにした「夏の花」で有名な作家、原民喜による解説を掲載。「いまだ癒えぬ傷あと」「一九四五年の夏」「原子爆弾抄」「略年譜」「著作一覧」も収録。
著者について:
1906年広島生まれ。8歳のとき父母が離婚し、親類の大田家の籍に入る。江田島、尾道、大阪、東京で、小学校教師やカフェの女給として働きながら小説を書く。長谷川時雨主宰の『女人芸術』に参加。1939年に中央公論の懸賞小説に、1940年に朝日新聞の懸賞小説に入選。以後、小説家として本格的に活躍。1945年、疎開先の広島で被曝。被爆とその後遺症をテーマにした『屍の街』(1948)『人間襤褸』(1954)『半人間』(1954)などで原爆作家として有名になる。1963年没。1982年に「大田洋子集全4巻」が三一書房から刊行された。
目次
- 序
- いまだ癒えぬ傷あと
- 屍の街
- 鬼哭啾々(きこくしゅうしゅう)の秋
- 無欲顔貌
- 運命の街・広島
- 街は死体の襤褸筵(ぼろむしろ)
- 憩いの車
- 風と雨
- 晩秋の琴
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