商品説明
「ナイル川の東は生の世界、西が死の世界」。まことしやかに語られるこの説は誤りだった! 四五〇〇年前、あの巨大建築物をつくった労働者と家族はそのすぐ横に住んでいたのだ。最新の発掘データを元に「どのように作ったのか」、「なぜ作ったのか」に加えて、ピラミッドを建てた「人間」に焦点を当てた古代エジプト研究の最前線。※単行本に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
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紙の本
ピラミッドを「作った」人々
2016/10/28 11:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:390 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たいへん面白かった!!
歴史を考える時「権力者の側」の視点が入り口になっている――この気付きにまずハッとさせられる。しかしピラミッドを本当の意味で「作った」のは数千・数万もの市井の人々で、たぶん現代の「私たち」に近い存在だ。本書は、その、当時を生きた「私たち」の姿を浮かび上がらせる。
もちろん、ピラミッド研究に関する考察も満載。世界最古の観光地とも呼ばれるピラミッド。あまりに有名すぎて、にわか知識で分かった気になってしまっているが、まだまだ分からないことだらけなのだ。そして本当の「実際」は永遠に(タイムトリップでもしない限り)わからない。その事実にワクワクさせられる。