電子書籍
SUPER BOSS(スーパーボス)
著者 シドニー・フィンケルシュタイン , 門脇 弘典
世界を変える人たちには、必ずすごいボスがいる。なぜ彼らは、有能な人を次々に育てられるのか? 偉大な経営者、投資家、編集長、シェフ、デザイナー、アメフト監督、映画監督、指揮...
SUPER BOSS(スーパーボス)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
スーパーボス 突出した人を見つけて育てる最強指導者の戦略
商品説明
世界を変える人たちには、必ずすごいボスがいる。なぜ彼らは、有能な人を次々に育てられるのか?
偉大な経営者、投資家、編集長、シェフ、デザイナー、アメフト監督、映画監督、指揮者のほか、マッキンゼーOB、ペイパルやオラクルの創業者などに200回上も取材し、10年の歳月をかけて有名教授が調査分析。そうしてわかった「突出した有能な人を育てる」戦略を本書で紹介します!
チームリーダーやマネジャー、指導者が読めば……
チームの創造性、エンゲージメント、業績を高めるスーパーボスになる方法を学べます。
チームメンバーや社員が読めば……
スーパーボスが誰のか見分けられるようになり、一緒に働けるようにすれば急成長できます。
スーパーボスとは、イノベーションの文化を育み、賢いリスクテイクを推奨し、障害を取り除き、変化を促す最高のボスのことだ。チームにずば抜けた業績を求めるだけでなく、達成する力を引き出しもする。本書は、部下の能力を最大化する戦略を記したリーダーの教科書だ。
――ジェフリー・イメルト(GE会長兼CEO)
目次
- 第1章 スーパーボスの3つのタイプ
- あらゆる業界にスーパーボスはいる
- スーパーボスは十人十色 他
- 第2章 「持っている人」を見つけ出す
- レジェンドに昼食を
- 「特別な何か」を直感で見抜く 他
- 第3章 限界を超えさせる
- 完璧は最低限、求めるのは不可能なこと
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
部下育成のパラダイム
2019/03/16 18:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1 スーパーボスの3つのタイプ
〇因習打破主義者
結果的に周りの人間を感化・指導することになるが、目的はあくまで自分の仕事と情熱。
ひたすら情熱を追求する中で、上司としての成功に自然と繋がっていく。
〇栄誉あるロクデナシ
人を育てることより、なにがなんでも勝つことを目指す。
勝利こそが至上命題であり、部下を連日深夜まで働かせたり、失敗を容赦なくとがめたりする。
〇養育者
部下の成功を心の底から気にかけ、自分の育成能力に誇りを持つ。
いつでも部下を指導・教育できるところにいて、高いレベルを達成させるために積極的に関わろうとする。
※スーパーボスが持っている要素
・恐れ知らずなほどの自信
・旺盛な競争心
・たくましい想像力
・軸がぶれない
・裏表のなさ
2 持っている人を見つけだす
「特別な何か」を直感で見抜く
・ずば抜けた知性
・創造力
・高い柔軟性
3 優秀な人材に限界を超えさせる
スーパーボスが求める人材は、ただ素晴らしいではなく、ずば抜けて素晴らしいこと。
スーパーボスの部下は時間も忘れて仕事に打ち込む。
富や名声・栄光のためではなく、スーパーボスとビジョンを共有していて、それが魅力的だからである。
4 頑固なのに柔軟
組織の「目的」は守りつつも、「手段」はあらゆる面で絶えず改良するスタンスでいること。
・常に「リスク」を取って「ルール」を破ることを奨励する
・新しい挑戦をこばむ「恐怖心」を取り除く
・過去の栄光にしがみつかせない
スーパーボスは、譲れないビジョンという枠組みの中に、変化重視のマインドセットを組み込む。
5 師匠と弟子のように教える
師匠方式のマネジメントは、伝統的な「メンター方式」よりも持続し、包括的で、熱く、親しい職場での環境を言う。
形式ばらない関係によってイノベーション・創造力・ダイナミズムが生まれるなら、秩序を多少犠牲にする価値があるとスーパーボスは考える。
6 細部を見ながら部下に任せる
・スーパーボスはチャンスを見つける鋭い目を持っている
・部下の潜在能力を広く見ている
・部下をニーズを満たす必要のある個性豊かな顧客とみなす
上司は、部下に本当の責任を与える必要があり、後から口だししたり、手直しするような監督の仕方をするべきではない。
スーパーボスは、常に学習・成長しており、部下とのコミュニケーションは、新しい考え方を取り入れ、革新し続けるかけがえのないチャンスとみなす。
7 部下同士に競わせる、助け合わせる
スーパーボスは、チームに強い競争心を植付けつつも、部下の間に団結の精神が根付くようなメッセージを発する。
「高度な協力関係」と「意義のある競争関係」は、決して矛盾するものではなく、むしろ相乗効果が期待できる。
スーパーボスは、やる気になれば自分たちはなんでもできると常に思い出させて、部下に「選ばれた人間」という自意識を強化する。
アイデアが衝突して、新しいアイデアを生む活発な状態を作り出す。
この状態が原動力となり、とてつもない業績が達成される。
8 優秀な元部下ネットワークをつくる
スーパーボスの部下は、巣立っても完全には離れず、スーパーボスクラブの永久会員になる。
彼らは、スーパーボスがキャリアを通じて磨き上げた「プラットフォーム」や「オペレーティングシステム」を活用する。
※優秀な人材は、脇役に甘んじないので、上司が常に新しいチャンスを用意できるくらいに成長し続けられなければ、いずれ去っていく。
紙の本
権限委譲ときめ細かな指導
2016/05/09 00:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:般若泡とネクトル - この投稿者のレビュー一覧を見る
労働の流動性が高い地域を念頭に書かれている事は別として、マネージャー指向よりもリーダー指向が強い高いレベルの人間が、長年に渡ってヒリヒリする様な状況下で、部下と共にハイレベルな勝利を積み重ね、その喜びを幾度となく共有する。その経験を共有した部下が巣立ち、それぞれのフィールドで、また勝利を重ねる。端的にいって、それがスーパーボス醸成プロセスだと解した。
タイプ分けや分析に関する10年にわたるインタビューの具体事例が示されており、その点は買えるが、事例の提示が混然としている所が少し惜しいと感じた。その点がよければ評価は4として差し支えないと考える。
権限の委譲ときめ細かな指導という本書の主張の一つのハイライトに当たる部分は、実践者の多寡は抜きにして、リーダーが高いレベルを目指して仕事をする上でのキースタンスと考える。タイトルからすると意外な部分もあるが、本書は特にリーダーシップの発揮が求められる初期の段階の人、あるいは逆の面から学部・院生含む求職中の若い人を対象とした良書なのかもしれない。