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電子書籍
真空とはなんだろう 無限に豊かなその素顔
著者 広瀬立成
「負エネルギーの電子が充満している状態」、これが物理学が明らかにした真空だった。物質、エネルギー、宇宙……すべての謎を解く手懸かりは、「なにもない」はずの真空にあった! ...
真空とはなんだろう 無限に豊かなその素顔
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真空とはなんだろう 無限に豊かなその素顔 (ブルーバックス)
商品説明
「負エネルギーの電子が充満している状態」、これが物理学が明らかにした真空だった。物質、エネルギー、宇宙……すべての謎を解く手懸かりは、「なにもない」はずの真空にあった! 真空は、じつは空っぽではなかったのだ。
目次
- はじめに
- I章 豊かな世界──真空
- II章 マクロの真空
- III章 ミクロの真空
- IV章 宇宙と真空
- 参考図書
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紙の本
「真空のエネルギーって何?」と思う人にお薦めです。
2008/10/26 21:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝光 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近の物理は高エネルギーで素粒子を探すことが盛ん
に行われているが、その理論を真空という切り口で
数式を用いないで説明していくれます。
物事を精密に測定できる様になればなるほど、今まで
の常識では説明できない現象が色々と見つかってきて
それを説明しようと様々なアイデアが提案され、データ
との整合性の高いモノが生き残ってゆく。
フレーバーだ、色だ、ボゾン粒子だ、くり込み理論だ、
粒子じゃなくて紐だ、11次元だ。。。などなど。
科学の進化の仕方としては分かるのですが、「とにかく
辻褄が合うことが大事」という進め方が行き過ぎていな
いか? 場当たり的の切り抜けの連続の様な理論の進化
という感じをなぜか受けてしまいます。
ふと「理論バブル」という言葉が浮かんできます。
まだまだ発展途上の物理学は、これからもどんどん面白く
なりそうな事は確かそうです。朝令暮改で進化してゆく
そのスピード感は当面 目が離せそうにありません。
明日にでも、スーパーカミオカンデで陽子崩壊が観測され
るかもしれません。でも、今 物理学者の間で常識化して
いる大統一理論自体が本当は的外れなのかもしれません。
ミステリー小説を読むより現実はもっと面白いという事
ですね。
紙の本
一般向けの自然科学の入門書、解説書の名著
2003/07/17 21:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
講談社ブルーバックスには、一般向けの自然科学の入門書、解説書の名著が多い。この本も名著と言える。「真空」というキーワードで、近代物理学の相対論的量子論や超ひも理論についてまで、最新の研究成果を紹介している。この本により理解が深まったのは、次の項目である。?宇宙開闢後の真空の相転移と、四つの力の統一理論との関連。?量子電磁気学における発散問題と、真空の分極、くりこみ理論、クオーク間の強い力が距離が多くなるほど強くなる原因、との関係。このような用語を羅列すると難しく感じるが、物理学に疎い素人にも、疎外間を感じさせず解り易く、順序良く解説している。自然科学、特に物理学の成果が、広く深く生活に密着している現代社会において、理科嫌いの人々も含め、全ての人に読んでもらいたい本である。
私は物理学に興味があり、相対性理論、素粒子論、宇宙論、超ひも理論に関する本を、多数読むできた。したがって、この本に書いてあることは、全部についてある程度は知っていた。しかし、この本で、いくつかの物理現象や理論間の関連性について、理解を深めることができた。