紙の本
知っておくべきこと
2016/04/11 19:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
グラフ化が必ずしも理解を助けるとは限らず、
むしろ間違いを引き起こす例があることを述べています。
数学も数字も好きだし、
この分野の入門に読むには良かったと思う。
普段に目にする統計調査の数値や解説に
疑問を持つ姿勢が大切ですね。
投稿元:
レビューを見る
購入。
複雑な統計手法を勉強するよりも、手を動かしてたくさんデータを読む習慣をつけた方が初心者は誤りなく分析できるようになるとして、その実例を解説している。
属性で分けるケースとそうでないケースがあることやジニ係数にも欠点があると実際に分析する流れで説明があるから分かりやすい。
投稿元:
レビューを見る
全部読んでるわけではないが、吉本佳男はわりと打率高い。今回のは大きく当たることはないが、既存の本にないところをつついておるのでなかなか手堅く当ててきてる感じ。
投稿元:
レビューを見る
データ分析をしたかったわけではなくて、むしろどんな手法が紹介されているのかなあ、という好奇心から。
ところが、統計学の威力に頼るのではなく、ビッグデータの威力を生かしたデータ読解力の本、と。作業量で統計学の知識のなさをカバーしろ、と。ちょっとおもしろくなってきた。
データ読解力は経験で高められる、複雑な手法に素人は手を出すな、それより基本的なもので経験を積め。ということが趣旨。
ブログやらSNSやらを見ていると、データ読解力が低い(のか、わざとか知らないが)人が騒いでいるのをよく見るけれど、じゃあ自分がわかっているかというと自信がない。この本に出てくる分析例は、僕にとっては金融以外はなかなかイメージしやすくて、読みものとして面白かったなあ。ハングリーに読んだわけでないので、読解力がついたかは今後のお楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
データを使ってグラフを作る時に注意すべき点と、人間の目の錯覚について、なるほど!と思わされた。
ただ、金融商品の部分などは単語が難しすぎて、何が問題なのか?がわかりづらくなっている。
著者もシンプルを推しているが、題材をシンプルにすることが読書の理解も早いはずで、そこが残念。
投稿元:
レビューを見る
まさに「データ分析ってこうやるんだ」と様々なデータから自分の求めた分析をするツールとして役に立ちます
「どの時点の値を基準にした指数でみるか」(P.47)はとても重要でグラフ絵画したものが自分の主張したい結果をシンプルに伝えます
ただ第6章の「TOPIX連動の投資信託」に投資するよりも「銀行株価指数連動の投資信託+預金」という結論には同意できません
計算上は同程度とリスクとなる関係から金融機関に支払うコストが節約できるとのことですがETFを活用するならTOPIXはとても低コストで購入できるし銀行株価指数連動のETFは流動性に何があります
理論的には正しくても実際には使い辛い戦略です
比較が国内株式市場vs銀行セクターではなく
国内株式市場vs海外株式市場にして理論的には変動幅の大きいTOPIXに多額の資金を投資することはない…程度の結論にしたほうがよかった印象
投稿元:
レビューを見る
備忘記録
・ビジネスの参考にしたいなら、データはできるだけ自分で集めるべきで
他人のデータを使う時は、それが使えるデータかどうかを慎重にチェック
する必要がある。
・時系列に応じたグラフを作成する際
①どれだけの長さの期間を見るか
②期限区切りを、月、四半期、年などどれにするか
③BMをどの値を基準にするか
を確認し、これらを変更した方がいいかもしれないと意識し続けることが重要。
・色んな設定で同じグラフを描きなおすことで錯覚を防ぐ
グラフは何らかの錯覚を引き起こしやすいものだ。
・グラフではなくまずは表で分析し、予想を立てるようにしよう
・グラフ化して気づいたことがあったら、表の段階で気づけなかったことを
悔やむくらいがちょうど良い。
・もし上位2社でシェア50%以上を占めているなら、その2社が過激な値下 げを防ごうと足並みを揃えれば、相対的に値下げにブレーキを掛けやす い。
・色んな期間区切りをすると作業量が増えるが、いい分析には必要。
最初から適切な期間区切りを設定するのは難しい。
・自分のカネの運用データも有効に使えないのに、仕事のデータをうまく 使いこなすのは無理。
投稿元:
レビューを見る
データ分析をたくさん行ってもヒントが名にも得られないことはよくある。でもだからこそ、あれこれ発想を広げながら周辺のデータも調べてみる。
投稿元:
レビューを見る
「データ分析ってこうやるんだ!実況講義 - 身近な統計数字の読み方・使い方」 吉本佳生 ダイヤモンド社
データを分析して、特徴を見つけ出す時に、陥りやすい問題点(失敗、誤り)と危険性、それらに関する注意点と留意点を、読み誤りやすいデータの事例を通して、紹介し、失敗しないための対策を解説している。8つの事例の中でデータ分析の取り組み方と導き出された結果がおもしろいものもある。
【本書の内容】
はじめに ケータイ会社が学生のいる家族を優遇するのはなぜか?
第1講 テレビと旅行に関するインターネット調査が役立たずなのはなぜか? ~ビッグデータ&統計学ブームの危険性
第2講 米よりパンのほうがインフレ予想に影響が大きいのはなぜか? ~折れ線グラフを読むときの基本
第3講 高学歴のほうが若者の失業率は高いのか? ~細かく分けたデータをみるべきとき、みてはいけないとき
第4講 就職難なのに、大学生の就職率が90%超と高いのはなぜか? ~錯覚を起こしやすいグラフより表分析を優先
第5講 多機能な家電のほうが値下がりしやすいのはなぜか? ~複数のデータから共通性をみつけるコツ
第6講 分散投資のために特定業種の株を買うべきなのはなぜか? ~相関係数の意味と活用法
第7講 日本の格差は本当に拡大しているのか? ~凝った計算で求めた統計データの疑い方
第8講 若者の免許離れは本当に起きているのか? ~ミクロとマクロのデータを組み合わせた分析
おわりに 数字でコミュニケーションを!
投稿元:
レビューを見る
○エコノミストの吉本佳生氏の著作。
○具体的な数字・データを用いて、世の中にあふれる悪い例を紹介しつつ、統計分析の手法や実践方法を紹介したもの。
○説明が平易で分かりやすく、具体的なデータを元にしているので、理解しやすい。
○中盤以降は、やや高度になってきて、理解できたかが不安だが、それでも、とても分かりやすい。
投稿元:
レビューを見る
内容は、タイトルのまんまです。
たくさんの例とたくさんの図・グラフを使って、わかりやすくデータ分析の方法について説明しています。
難しいと思うところは、飛ばして読んでも構わないと思います。
それでも十分に読む価値のある本だと思います。
投稿元:
レビューを見る
データ分析はなぜ必要なのだろう。それは自分の立場を極限的に良いところに持っていくため、だからデータは良心的な人のところに集まらない限り誤った解析をされる可能性を大いに秘めている。
そしてこれからのビックデータ化この争いの覇者がすべての権限を握ることになるだろう。
どれだけの長さの期間を見るか
機関区切りを「月」「四半期」「年」のどれにするか
どの時点の値を基準にした指数でみるか
投稿元:
レビューを見る
失礼ながら著者は僕の中で「凡百のビジネス書著者」だったのだけど、認識を改めた。
きっちりと数値を調べ上げて、とても丁寧に分析をしている。
決して難解な理論を振りかざすのではなく、ただ「きっちり」「丁寧」にやっているだけ。
でもそれがなかなかできないんだよね。
そこをちゃんとやっている本書はとても誠実だと思うし、折に触れて見返すに値する良書。
投稿元:
レビューを見る
日本の人口構成を考えると65歳以上を無視できない。
誤ったデータからは、誤った結果が出る。 Garbage in, Garbage out.
いろいろな設定で同じグラフを書き出す→錯覚を防ぐ。
1カ月に1回程度買うもの(電気代、ビール、洗剤…)→過去2年間価格上昇傾向にあった。→日本国民にインフレ予想を持たせるには?→家計簿を付ける習慣の普及
高学歴、年齢、失業率 比較可能の場合と不可の場合あり
ジョブスのプレゼン 特定の項目を大きく見せようとするグラフ→錯覚に気付かせない。
×中心をずらす。 ○立体グラフと遠近法
対数目盛のグラフ用紙
プリンタ 年賀状の時期→新製品→価格値下がりブレーキ
デジカメとビデオカメラ 世帯普及率の違い(子どもあり世帯で普及)
耐久消費財と密接な関係を持つ商品の組み合わせ
プリンタとインク、ゲーム機とソフト、携帯電話とプラン、炊飯器とお米
1990年代「確率微分方程式が使いこなせれば、ボロ儲けできる」→金融機関が数学者雇用
→リーマンショック→危険性もある
☆R021219なぜ数学科→おもしろい小話ないか?○○を読んだから…
金融の世界で覚えておくべき統計概念①平均(リターン)②標準偏差(リスク)③相関関係
業種別株価指数とTOPIXの相関関係→2000年代以降は同じ相関関係
投資信託に回すお金を少なくし、変動幅の大きい銀行業株価指数などに効率よく投資すべき。
経済格差 ジニ計数→難しくて使えない。
女性の社会進出 賃金格差 自動車教習所の料金はデフレ化でも下がらず→免許取得のためのコストは女性の方が大きい。
投稿元:
レビューを見る
著者の言葉を汲み取るならこの本で示されているデータも疑って、自分で考えてみることが大切だと思った。
統計学は昔習っていたので、懐かしいという思いが強い。