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山へ行く
著者 萩尾望都
「そうだ、今日は山へ行こう」・・・ある日の朝、小説家の生方(うぶかた)は目覚めと共にそう思い立つ。一切の日常を後にして、取材でもなんでもなく、ただ山に行くため、彼は自転車...
山へ行く
山へ行く (小学館文庫 ANYWHERE BUT HERE)
商品説明
「そうだ、今日は山へ行こう」・・・ある日の朝、小説家の生方(うぶかた)は目覚めと共にそう思い立つ。一切の日常を後にして、取材でもなんでもなく、ただ山に行くため、彼は自転車で出発するが・・・!? 表題作ほか、母と子を描く「春の小川」、実験的な野心作「柳の木」など、日常と非日常が混じり合う瞬間を切り取った、シリーズ”ここではないどこか”連作集・第一弾。※このコンテンツは「山へ行く」文庫版をデジタル化したものです。
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泣けました
2016/09/04 17:23
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
くろいひつじ、家族の中のマイノリティの居心地の悪さを書いた名作ですね。世界の終わりにたった一人で、大津先生の言葉が重くて泣けました。色々な感情を沈めた海。そうしないと生きてこれなかったのでしょう。グレンスミスの日記のエリザベスの言葉を思い出しました。柳の木も泣けます。