電子書籍
凄い体験
2019/06/24 10:11
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バジリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心霊現象の体験が凄まじいにも関わらず、よく耐えてこられたなぁと思いました。
佐藤愛子さんの体験ということで、本当に霊的な事は起きると信じることが出来ました。
実際に自分ではそういう経験は無く、霊感の強い体質でも無いと思うのですが、実際にその場にいたら耐えられるとは思えず、著者の精神力に敬服します。
投稿元:
レビューを見る
北海道に山荘を建てた時から始まった奇妙な現象。30年近くにも及ぶ除霊と、美輪さん、江原さん、その他の霊能者との出会いで戦う佐藤さんが救われていく様子がリアルに描かれている。現代の日本人は波動が下がり、そして国の波動が下がっていく・・その結果、極悪な犯罪が後を絶たないというのが衝撃的だった。江原さんが神戸の少年による殺人事件の犯人を見事に言い当てていたのも絶句・・・これからの生き方を考えさせられた本だった。
投稿元:
レビューを見る
『私の遺言』(佐藤愛子、新潮文庫、2005年)を読んだ。
『プレアデス 銀河の夜明け』を読み終えてないがこの本のことを他のブログで紹介していたのですぐ本屋へ急行して買ってきた。半年ほど前から読みたいと思っていたから。3時間くらいでガーっと読み終えてしまった。
佐藤愛子氏が30年に及んで悩まされた霊的現象とその解決のために出会った美輪明宏氏、江原啓之氏、日本心霊科学協会の寺坂多枝子氏、大西弘泰氏、榎本幸七霊媒そして故相曽誠治氏、中川昌蔵氏たち。そして彼女が学ばれた霊的教訓の数々。
美輪、江原両氏が20年以上も前から彼らの霊的能力を人助けのために使ってきていたことがわかるし、一時私も会員になって精神統一に座ったことのある財団法人日本心霊科学協会の会館の会場で著者が招霊実験をしてもらう様子を読むととても親近感が湧いてくる。
霊障に悩んで悩んで苦しんで苦しんでも真っ向から立ち向かった佐藤氏はやはりこの本を書くことが使命だったのだろう。普通の人なら耐えられない状態でも彼女自身が言っている“強い自分”がいたからこそ乗り越えることができた。彼女が強くてその強烈な霊現象体験を受け止める力があったからこそ、そしてそれを正確に表現できる能力のある文筆家であったからこそ、そして表題どおり「遺言としてなら話せる内容」と考えるほど著者が79歳という年齢に達していたからこそ、世に出せたたいへん貴重な本だと思う。示唆するところは多い。この本も読んでほしい。特に自分の人生に価値を見出せないで苦しんでいる多くの人に。
「すべては『はからい』だったのだと私は思う。私の過去のもろもろの苦労は、私のカルマであると同時に私に与えた使命を成し遂げさせるための訓練だったのだ。今、私はをそう思う。苦しみから逃げなくてよかったと思う。人間は苦しむことが必要なのだ。苦しむことで浄化への道を進むのだ」
「与えられた苦しみ、やって来た困苦を不条理だと反発してもしょうがない。どんな不条理でも受け入れるしかない。それを受けれ容れて苦しむことが必要なのだ。それがこの世を生きる意味であるらしい・・・」
「波動をあげることが大切、そのためには毎日朝日を拝む。そしてなんにでも「ありがとう」という」
「目に見えて下って行くこの国の波動。それを高めるためには太陽を仰いで祈ることだと相曽氏はいわれた。我々の胃の後のほうに太陽神経叢があり、そこで自律神経を調整する。朝の大気が清浄な時間に太陽を仰いで息を吸い込むと五感が沈静化され、雑念妄念が遮断されて正しい霊感や直感の世界に入ることが出来るようになる。一人ひとりがそれを行うことが日本の国の浄化につながるのだと氏は言われた」
*日拝鎮魂法:太陽を仰いで太陽神の分魂(わけみたま)をいただき、毎朝、魂を更新すること。不祥事や霊障は心の乱れや身の不浄があるために魔がつけ込んで生じる。それゆえ常に心すべきことは嘆いたり悲しんだりしないことで、悲嘆する前に慎み畏んで(かしこんで)神にお詫びをし、魂を入れ替えることが必要である。すなわち太陽の分魂を体内に取り入れて新し��ものに変えて頂く、これをいう。方法は朝の大気の清浄な時間にまず太陽を仰いで息を吸い込み、「アマテラスオホミカミ」と唱える。この時「アマテラス」の「ス」のところで「スーッ」と息を吸い込みそれから「オホミカミ」とつづけ、最後の「ミ」をいい切ると、息を継がずに「アマテラス」に戻る。息を吸うのは「ス」の音一か所だけである。
→なんかだんだん集約されてきたような気がする。野坂礼子氏の『人生を変える言葉 ありがとう』『人生を変える笑顔のつくり方』(PHP)の価値が深まる。朝日の大切さを再認識する。朝日を拝むことは自分の霊力を高めるという利己的なことではなくこの国の浄化にまでつながる利他的な行為とも言えるのか・・・。
気付き多い一冊。
投稿元:
レビューを見る
私は、心霊現象というものに普段は、何の意見ももたない者だが、この本を読んでいる間、心霊現象を信じて読んだ。
作者が体験したことを文章にしたのを、とても意味のあることだと思う。
人には魂があって、開放されるとよいのだが、我執から逃れられることができないとつらい。
彼女の「血脈」という本もあると文中に出てきた。これも、読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
北海道に山荘を建ててから起こった心霊現象・・
やがてそれは彼女の東京の自宅でも起こるようになる。
三輪明宏や江原啓之など多くの霊能者や祈祷師、心霊研究家の力を借りながら、20年以上霊と戦い続けたその精神力には驚かされる。
私自身「科学的に証明できないこと」があると思っているから、とても興味深く読んだ。
それにしても凄まじかった。
彼女がなぜこの体験を遺言としたのか。
霊界のこと、日本の現状、先行き、読んでいると、今日本人が忘れてしまっている、日本人本来のかつて持っていた気質、私が常々感じていたことと符号する。
「一人一人が自分の波動を上げれば社会の波動が上がり、国の波動も上がる。
国民の波動が上がれば質の高い政治家が出てくる。一人一人の波動の高まりが優れた政治家を産み出すのだ。」文中より・・
それは決して難しいことではなく、昔は当たり前のように親から教えられた「ありがとう」と言う感謝の心とかなのだ。
人を蹴落としまでいい学校を目指し、いい就職先を見つけ、そういう世の中になってから、親は子どもに一番大事な心の部分を教えないで来た。
そのことが人の波動を下げてしまっている。
私達はもっと人として謙虚な心を取り戻さなければと切に思う。
投稿元:
レビューを見る
日本で、ラップ音や電気器具の故障、物質の移動などの霊的な現象が、これほどしつこく長年に渡ってひとりの人間に繰り返されたのも珍しい。それが著名な作家によってこれほど誠実に、そして詳細に記録された例もなかった。
北海道の山の中腹に山荘を建てた直後からそこや東京の住まいで見舞われた執拗な超常現象とのあくなき戦い。何と26年間の凄まじい霊現象とのかかわりによくぞ堪えてこられたと感嘆する。
心霊現象など信じなかった著者が、恐怖におののきながらも、信頼できる霊能者に助けられつつ、正面からかかわっていく様が、読むものの心を動かす。佐藤家一族の魂を浄化し、佐藤家もかかわりがあったアイヌ民族の怨念を浄化し、彼女が体験した霊的な世界についての事実を今の日本に「遺言」として伝えるというような使命が彼女自身に課せられたのか。
彼女にこの本を書かせた背後の「はからい」のようなものが感じられ、不思議の感に打たれる。
投稿元:
レビューを見る
佐藤愛子さんについて知ってるのは作家であり、有名人が家族にいる、それくらいで本は読んだことありませんでした。
ところが、なんでかこの本は知ってていつか読もうと思っていました。
この本と同時に「アウトオンアリム」も読みました。
先に「アウト・・」を読んだのですが、まさに西洋と東洋の人があの世について書いてくれて、しかもほぼ同じことを言っているとわかりました。
自分でもずっと先送りにしていたこの2冊を同時に読む気になって取り寄せてまで読んだのはただの偶然か?と不思議な気持ちになりました。
自分を赦す、他人を赦す、今を大切に生きる。
それがすべての幸福の始まりなのだと
準備が出来ている人にはすんなりわかる本だと思います。
わかると出来るは違うんですけどね。
今の社会の歪みがどこからきているのか、
識者・学者たちがいろな理由を出してくれていますが
偶然それらがおきている原因は?というと、
こういうことですよ、と言われたほうが納得できる人もいると思います。
素直にそう思って行動する人が増えるといいなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
この本の著者である佐藤愛子さんが、夏の間過ごすために北海道の浦河町に建てた別荘で起こる怪異の記録を綴った本です。
実際に別荘で起こった出来事を書いてあるのですが、よくありがちな血まみれの女の姿が...とかそういった感じのものは出てきませんが、だからこそ次々に起こる怪異がよけいにリアルに感じて、ゾッとしました。
怪異の原因はアイヌに関わる事柄で、北海道という土地柄独特のものを感じさせます。
まるで和製版のエクソシストみたいで、読み始めるとあっという間に読んでしまいました。
とにかく凄まじいです。
霊的なことを信じる人にも信じない人にも、とても興味深く読める本だと思います。
投稿元:
レビューを見る
様々な霊的現象をくぐり抜けてきた佐藤愛子さんの遺言エッセイ。読み口は軽いのに内容には学ぶことも多い。遠藤周作が出てくるくだりが好き。やっぱり遠藤周作はあの世に行ってもあのキャラクターなんだなー(笑)
投稿元:
レビューを見る
読み始めたら一日で一気に読んでしまった。
トイレに行くのも食事をするのもはばかられるほどに読み進んでいった。
本人の生の体験が書かれているため、怖いのだが、最後にいくにつれ希望が見えてくる。私も怖がっておらず自分のカルマを正視して立ち向かうという気力が湧いてきた。(といっても自分のカルマが何であるかわからないのだが)
江原さんの本もいろいろ読んではいたが、やはり、普通の人が悩み苦しんだ記録という点ではこの本のほうが身に応える。実際問題のように思われてくる。
波動を高めること。国のこと、政治のこと、色々な世の中のことに憂いてもしょうがない。まずは自分自身の波動を高めることで、結果的に国の波動を高めることになる。そうすることで、例えば政治であれば、きちんとした政治家が出現してくるのだと。
遠藤先生の言葉が私にもはっとさせられた。
「国のことよりも自分のことだ」
投稿元:
レビューを見る
作家;佐藤愛子が遺言として人々に伝えたい、人生で生きていくうえで知っておかねばならないことを書いた本。今までなんとなく生きてきたが、これを読んで、自分の考え方を改めて、一生懸命生きようという気持ちになる。
投稿元:
レビューを見る
なんだか突拍子がなさすぎて俄には信じられないのだが、そういう体験をしたひともいるのだなあ、凄まじいなあと思った
投稿元:
レビューを見る
再読。佐藤愛子さんの霊体験記。一個人に留まらず、大きい世界の話になっている。
憑代と審神者の話や、相曽誠治さんというもう亡くなられた霊能者(佐藤さんの話では神人と呼んだ方がよさそう)の話も興味深かった。
ところで、この相曽さんおススメの浄化法「日拝」。
朝日に向かい「アマテラスオホミカミ」と唱える。
(スで息を吸い、後半で息を吐く)
ちょっとやってみるとなかなか気分のよいものだった。
投稿元:
レビューを見る
さすがに佐藤愛子さんです。悩まされるポルターガイスト??みたいなものと正面切って戦うところにこちらも興味津々。しっかり同様に突き進みあっという間に完読しました。
この世は3D.あの世は4D.守護霊やら霊媒士、心霊学協会、審神者、神道家、神社にタイの軟膏まで、でるでる出てくる。北海道のアイヌの歴史にはひどい仕打ちをしてしまったもんだと、筆者とともに心を痛めた次第です。
『日拝鎮魂法』心に刻みました。
投稿元:
レビューを見る
私には所謂霊感というものはゼロで、こういった事象とは無縁で生きてきた。
信じるか信じないかと問われたら、答えは出せない。自分には到底想像はできないが、こういうことがあっても良いのではないかとは思う。
アイヌの霊と対話する場面が1番面白かった。スイスイ読めました。