紙の本
ファンタジー
2018/05/02 18:00
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者で選びました。
罪人の村に住む少女ミア。竜に呼ばれて…!?
ファンタジーですねー。
読みやすく楽しいお話でした。
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初柏葉作品。
児童書ならではの挿絵が素晴らしい。
この異世界ファンタジー、色んな可能性と要素を含んでいるのでシリーズ化にならないかな。
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この作者にしては珍しい、最近流行りの趣もあるような土着の民俗的要素を色濃く持った異世界ファンタジー。
霧の向こうの不思議な町、地下室からの不思議な旅、花守の話…現代の日常世界に潜んだ世界、地続きだったりすぐ隣り合わせだったりする異界につるりとスリップするようなタイプの日常ニュアンスのファンタジーの持ち味で好きなんだけどな。
…なんて思って読み始めたけど、やはり面白いのだ。キャラクターがみな実に魅力的で、続きを是非とも読みたくなるようなほっと心温まるラスト。
いいなあ、続き、出て欲しい。リリスとミア、ウスズ様や竜たち、個性的な魅力のあるキャラクターたちのこの後のお話が読みたい。
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竜がいなくては外に出ていけない罪人の村に住む人達。
彼らは10歳の時にだけ、外に出られるチャンスがある。
竜に呼ばれた子供だけ、外に出られるチャンスが。
おばに色々な事を躾られただけの、平凡な少女。
なぜ自分が呼ばれたのかさっぱり分からずに王宮へ。
そして遭遇した、泣き続ける声。
成長物語というよりは、頑張る話?
行く先々で聞く、女性の話…は、どう考えてもそうだろう、と。
思っていたら大当たりでした。
とはいえ、その正体(?)があれだとは思いませんでしたが。
むしろ性別、逆だと思ってましたが。
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谷の子ミアは10才のある日、竜に呼ばれて谷を出ることになった。母に捨てられ、おばに育てられたミアは、なんの取り得もない自分がなぜ選ばれたのかわからない。しかも竜がミアをつれていったのは王宮だった。そこでミアは、昔魔女の呪いによって姿を消したウスズ様を探すことに…。竜が活躍するファンタジー。
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罪人の村で生まれた少女ミアは、竜に呼ばれ村を出て、王宮に連れて来られます。
幽霊屋敷と呼ばれる勇者ウスズの部屋子となり、孤独に耐えつつ日々を過ごしていたところ、ある日突然姿を消したと言われていたウスズが、実は袋に変えられていたことに気付きます。
ウスズに導かれ、ミアはウスズの竜、そして恋人の星の音を探しに旅に出ることに。
波乱万丈の物語というわけではないですが、ひたむきに頑張るミアの姿や描かれた独特の世界観に魅せられます。
読みやすく、適度に面白く、小学校高学年辺りから読める話です。
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遠い昔、権力争いに負けて罪びととして谷の村に閉じ込められた部族の娘ミア。小さいころから体が弱く、母親はミアを捨てていなくなった。この村では十歳になると竜の呼ばれて谷から出ていく子がいる。それは、とても名誉なことだった。
昔、竜に呼ばれて谷を出たが、戻ってきた二のおばに育てられたミアは自分は一生谷にいるのだと思っていた。それが、今年竜に呼ばれたのはミアだった。
谷を出た事のある二のおばは、ミアが谷を出ていくときのために、必要な事あ全部教えてくれてあった。初めての外の世界で、ミアは王宮で呪いにかかっているウスズ様を助け、真の姿を取り戻させる。
か弱い存在と思われ、自分でもそう思っていたミアの挑戦。ミアの母親との出会いと赦しは納得できないものが残るけれど、ファンタジーとして王道であり、楽しめる。
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柏葉幸子といえば、異世界に紛れ込んでしまう話を思い浮かべますが、ここではがっつりと異世界そのものが舞台。土着的なファンタジー世界が素敵です。
竜に選ばれた谷の子ミアは王宮で勇者の部屋子になるが、勇者は魔女の呪いを受け行方不明となっていた。この呪いの謎を縦軸に話が進みます。王宮での生活、王宮を出て金鉱の町での竜のレース、などなどどれもこれも魅力的であり、出てくる人物も魅力的なのに、さらりと話は進んでいきます。ひとつひとつのエピソードや登場人物だけでも1冊の本が書けるのではないかというほどに。でもだからこそ、奥行きの広がりを感じさせることができるのでしょう。それが異世界を舞台にする物語の魅力なのですから。
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竜によって運ばれてきた罪人と、その子孫が暮らす、隔絶された村。そこに住む少女ミアが竜に呼ばれ、ある王宮で暮らすようになり……という物語。王宮内における人々の住居や仕事の分担とその行動範囲や、食事の作法など、生活の様子や決まりごとが細かく描写されていて面白かった。
終盤、ミアと彼女の母親だったリリスが、親子として話すシーンが考えさせられる。置いていかれた娘と、一度は竜に呼ばれても拒否したものの、やはり娘を置いても村を出ていきたいと願った母。母リリスはしきたりにより罪人として王宮を後にする。相手が自分の娘だと分かっても、けして甘さを見せないリリスの態度に、自分が自由の代償に手放した存在であること、それを今でも悔いていないことが感じられ、それに対するミアも、母と娘として向き合いたいと願うことはせず、幸せになりたいと願って自分を捨てたのなら、どこに行っても何をしてでも幸せになれ、と強い語気で罵るように言い、両者の心の強さ、母と娘よりも二人の異なる女としての意思の強さに心を打たれた。
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柏葉幸子さんの本は、大昔にデビュー作の「霧の向こうのふしぎな町」を読んで以来。
イラストが佐竹美保さんだからか、守り人シリーズを連想してしまう。
すごく面白かった。
袋になったウスズさまとのやりとりも楽しい。
ミアがちゃんと成長していてよい。
シリーズになればいいのに。
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罪人の村から竜に呼ばれて王宮へいった10歳のミアのお話。
柏葉幸子さんの描く世界はとても素敵。そこに佐竹美保さんの絵があるからさらに素敵。小学校のころだいすきだったけど、やっぱりいまもだいすき。二のおばがいい。勇者のくせにわりと単純で自分勝手なウスズ様と弱虫だけど頑固なミアのかけあいがおもしろい。
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竜に選ばれたミアは、罪人の村から王宮へ。そこで出会ったリリアの仕打ちに苦しむ中、呪いを掛けられた竜騎士ウスズと一緒に、星の音を探しにあちこち飛び回る。自分を捨てた母に、そこまでしたなら幸せになれと伝えた別れの言葉が残る。
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すごく素敵な世界を創り出しているのに、あっさり終わってしまってちょっとがっかり。
もっとこの世界を読んでいたかったのに、と思ってしまいました。
登場人物たちについても、まだよく分からなかったし。なんとなく序章な感じ。
続きがあるようなので、読んでみようと思います。とても楽しみです。
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悪くないけど、・・・。
斧の民と弓の民、ぐいぐいとくる物語感がないんだよね。
兄弟の争いだし、もっと何か欲しいよね。
魔女が恋をして斧の民が勝ったという・・・
竜が呼ぶというそこはおもしろいと思ったけど、設定が甘い気がする。
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谷の村で静かに暮らしていた十歳の少女ミアは、竜や魔女、竜騎兵のいる村で暮らすことになります。恐ろしい出来事に巻き込まれたミアを待ち受ける運命とは?