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会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント
著者 著:石原正博
「経営方針が実行されない」「経営と現場、部門間に壁がある」「仕組みやルールの形骸化」--これらは限られた範囲では最適だが、会社全体として見れば極めて非効率な「部分最適」の...
会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント
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会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント
商品説明
「経営方針が実行されない」「経営と現場、部門間に壁がある」「仕組みやルールの形骸化」--これらは限られた範囲では最適だが、会社全体として見れば極めて非効率な「部分最適」の状態にある場合が多い。著者は組織風土改革を専門とするスコラ・コンサルトで大手企業を中心に数多くの組織体質の改善、大企業病の治療にあたってきた。「全体最適」で会社が生まれ変わっていくプロセスと具体的ノウハウを成功事例を交えて解説します。
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日頃感じていることが整理されていて学ぶ事が多い
2016/12/25 23:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
部分最適のために業績が上がらない経営に対して、全体最適化による生産性の向上を目指すことを提案
【部分最適とは】
会社の方針、人、組織、仕組み、システムなどあらゆる経営資源が限られた範囲や部分では最適であるが、会社全体として見れば何ら貢献せず不最適である、もしくは悪い影響を及ぼすこと
・会社や事業の統合とはまさに部分最適同士を全体最適にすること
・全体最適化とは、ビジョン、仕組み、人をつなげること
本書で特に重要視することは
1)明確なビジョンの設定「実行のイメージができる」
2)ビジョンの共有浸透「伝わるビジョン」
3)戦略の実行「迅速に戦略を定め実行しながら開発していく」
【学んだこと】
・研修:「人を育てる」から「人に目的を持たせる」という発想に変える
・現場:自分たちで課題を設定すると、「自分たちのできる範囲のこと」に限定しがちになる
・意識:なんとなく感じていた将来への不安を明確に示すことで、より危機感が高まり行動が変わる
・人:ビジョンを設定し、そのための仕組みを整えたからといって、それらを合理的に判断し、自動的につないでくれるほど「人」は単純ではない
・共有:皆がなるべく同じような判断ができるようにするための基準、背景情報、事実情報を共有化すること
・戦略:スタートとゴールの間を最短、最速、最小の負担で到達するための道筋
・伝わるビジョン:企業の提供価値が分かりやすく、ストレートに伝える
・良いビジョン:社員の実行につながるかどうか
・目標管理:厳格に運用するほど部分最適になりがち、全体最適のための目標連鎖のマネジメントが必要
・戦略:お客さまが商品を買いたくなる、サービスを利用したくなる理由は何か
・仮説:データ収集や分析よりも、過去の経験からの感覚値や直観を参考に仮説を構築する
紙の本
全体最適化は、点を線で結び面にしていくこと
2019/08/31 14:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
■全体最適化
全体最適化の技術により、部分最適の問題を解決する
目的を明確に定め、社員に十分に理解浸透させ、その上で策を講じる必要がある
■間違っていた経営改革
・改革の柱が多い
目的意識を1点に集中させる
・中期計画の形骸化
複雑な経営環境だからこそ重要
・人材育成意識の欠如
人に目的を持たせるという発想に変える
・手段の目的化
目的の浸透を最優先に手をつける
■伝わるビジョン
生産性で最も低い日本の生産性
部分最適を放置する限り、企業は変わらない
皆が言っていることがバラバラだと生産性は下がる
ベクトル(目的)を合わせれば生産性はかなり上がる
経営として「当たり前のことをする」のが全体最適化
全体最適化は、ビジョン・人・仕組みをつなぐこと
皆が同じような判断ができるようにするための基準・背景・事実情報を共有化する
全体最適化成功に導く「リーダーシップ」
社員の90%は「社長がどうしたいか」を知らない
明確な方向性のもとで現場力は生きてくる
正しいトップダウンで企業の業績は伸びる
全体最適化成功に導く「ビジョン」
実行が伴わないビジョンは、作っても意味がない(部分最適になるだけ)
企業の提供価値をストレートに伝わるビジョンが必要(どの山に登るのか)
時間経過とともにビジョンを進化させ、将来への道筋や展望を見せる
全体最適化成功に導く「人」
何があっても社員を信用する
人は誰でも成長したがっている
全体最適化成功に導く「仕組み」
ビジョン実現に向けてのストーリーの全体像を見せる
全体最適化のプロセス・ストーリーを通じて仕組みを構築していくことが、リーダーとしての責任
■全体最適化の流れ
〇準備
全体最適化の推進実行は永続的に進めるもの
経営企画を担当する部門部署が取り組みの推進を行う
・社内現状把握
・ビジョン明確化
・推進チーム立ち上げ
・全社キックオフ
〇ミドル層との意思統一
伝わるビジョンのポイントは「実行のイメージができる」「分かりやすい」「8割の社員の納得感」の3つ
どの山に登るのか?なぜ登るのか?(社長の想いを平易な言葉で伝える)
・経営陣とミドル層とのビジョン共有
・ミドル層による戦略策定
〇現場への戦略浸透とアクションプラン策定
ビジョンが浸透している状態のゴールイメージを持つ
お客様が買う理由をしっかり考え、伝える
・ミドル層と現場のビジョン・戦略の共有
・現場のアクションプラン策定
〇アクションプラン実行と戦略精度向上
実行のための環境整備
→上司のマネジメント・時間の確保・評価
・アクションプラン実行
・戦略精度と実行スピード向上を目的としたPDCA
■ビジョンの実現
経営の意思を汲んだ人材を増やす
戦略は開発させていくという発想を持つ
戦略はあくまで仮説・試作品である
試作品を完成品に仕上げて行くには、継続して開発していかなければならない
PDCAの本質は、楽しいことを経験させる
PDCAを回して行くには、ゴールに向けての感触や期待といったものを得ることが必要
ビジョンを貫き通して、無駄をゼロにする
ビジョンを変えるということは、目的地を大きく変えるということであり、それまで歩んできた道のりを無駄にしてしまうことになる