商品説明
九龍城ファンの間で伝説的な写真集「City of Darkness」の日本語版─在りし日の九龍城が蘇る──
魔窟と呼ばれ、惜しまれつつも1993年に撤去されてしまった“City of Darkness”こと九龍城。
九龍城は、大都市香港の中心に紛れもなく存在した。
ここでは法律は適用されず、警察官も立ち入ることができなかったため、文字通りの「無法地帯」であった。
「一度入ると二度と出られない」などといった数々の都市伝説を持ち、多くの人間を魅了しながらも、外部の人間の侵入を拒み続けたため、その内部での生活について語られたことはほとんどない。
その九龍城はどのように生まれたのか?住民たちがこれほど過酷な環境で生活できたのはなぜだったのか? 取り壊しを前にした生活者たちのありのままの姿、さらに九龍城の歴史を収めた本書は、もはや存在しないこの特異なコミュニティを浮き彫りにした、比類なきドキュメンタリーである。
全盛期の九龍城内部を取材した唯一の書籍であり、生活者のインタビュー、内部および外観写真、九龍城が完成に至るまでの歴史などで構成された九龍城ファン必携の写真集。
目次
- 序文
- “魔窟”九龍城
- ヤオ・ラップ・チェオン(元商店主)
- ホイ・トン・チョイ(製麺業)
- ラム・メイ・クォン(元歯科医師)
- ホイ・クォン(潮州音楽クラブメンバー)
- ウォン・ホイ・ミン(漢方医師)
- 水の配給
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紙の本
九竜城での庶民生活と、中国が失った貴重な観光資産
2023/10/09 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ズンベさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪者の巣窟とか最悪のスラム街・魔窟とか言われた九竜城跡ですが、至って健全な社会生活が営まれていた事が、住人の表情から見て取れました。 中国は二度と手に入らない、貴重な観光資産を失ったと思います。 蔵書として、極めて大きな掘り出し物でした。
電子書籍
香港
2022/04/16 21:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰でも香港の悪の巣窟……というと、かつてここを思い浮かべたものでした。それも、とおに消えてしまって……。よくこんなに資料残してありましたね。