商品説明
「世界の警察」の座を捨て、国際政治の諸問題から逃避するアメリカ。中東から欧州、そしてアジアへと拡大し続ける無差別テロの恐怖と、膨張し続ける中国の覇権戦略。こうした中でアメリカに代わる国として、各国からの期待を集めるのが日本だ。世界を牽引する国際社会のリーダーになるためには何が必要か。未来への答えを明快に説く。
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紙の本
覇権主義という中国の戦略
2016/09/03 15:15
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投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
外交上の問題を正面から捉えるとタカ派と呼ばれるが、そうであろうか。否であると思う。
領土、領海について曖昧な対応をする日本。実効支配したとしても他国の領土になるわけではない。少なくとも国際法上ではそう解釈されている。
しかし、やはり実行支配という時の経過は現実として重く受け止める必要があろう。北方領土にしても既にロシアの人にとっての故郷となってしまっている。返還問題を議論するにあたり一定の権利をロシアに認めることを交渉上、認めざるを得ない状況に陥っているわけで、対中国や対韓国との間でも同様な過ちを繰り返さないという確固たる決意は必要であろう。
とくに、中国の覇権戦略は看過できない。領土、領海の問題も勿論あるが、日本の国土そのものが売買取引により、次々に中国人名義になっている。不動産会社では中国語が堪能なスタッフがいるし、第三者の為にする売買により一見すると中国人とは分らずに取引を行う中国人専門の不動産会社まである。対して、日本人は猫の額ほどの土地であっても中国の土地を購入することは出来ない。
労働者の流入も看過してよいのであろうか。労働者不足もあるが各種産業の働き手として中国人を無視できない状況に既に陥っている。中国人の労働者がいないと産業が成り立たないともいえよう。
野菜などの商品や商材は中国製がないと既に困る状況にあるのは指摘するまでもないだろう。
財貨やサービスが、土地が、そして領海・領土がいつの間にか中国が事実上支配することになって、その時、気付いても時は既に遅い。
そうなってもよいのでしょうかという話をきちんと考えるべきであろう。それをタカ派の偏った意見というのは、おかしな話だ。そろそろ、正面から向き合う必要がある。日本の外交戦略から演繹される形で、財貨やサービスや人の流入や土地の売買といった生活に結びつく問題を議論する必要があろう。目先の金銭勘定だけではいけないという事に気が付くべきと思う。