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高田崇史の作品ということで、もはや惰性で読んでいるのかもしれない…
もはや怨霊の定義については、いずれの作品でも同じ内容に見えてしまう。誰が怨霊かの差だけになってしまった気が…
さらに今回は、妖怪が主人公という極めて奇妙な設定。オカルト色が強すぎてイマイチです。
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高田崇史の新シリーズ。
「QED」「毒草師」は偏った知識量は眼をつぶって常人。
「カンナ」は忍者。
ちょっと人間離れしてるけど、一応人間という枠組みだった主人公達でしたが、今作は更に離れていきます。
だって、ヌリカベだもの。
彼が、語り部なのか主人公なのかは、今後の展開次第かなとは思います。敵側は人間みたいなので。使い魔みたいなのは、たっぷりいそうですが。
このシリーズも、他の作品とのつながりは出てくるのでしょうかね。どうも、敵の思惑が悪役として真っ当なのでー世界の破滅を目論む的なー世界観が合わないかなと思ってはいます。
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いやあああ何ていうかコレはいいんですかああ?って感じで、突き抜けちゃってます高田さん。
構造的には、歴史の謎と秘密に関わるなにがしかの事実をめぐって、なぜか主人公たちが謎の組織に狙われる…という「カンナ」に似た話のようだが、いやしかし。いや厳密に言えば狙われてるのは主人公ではないようなのだが、主人公が深く関わる兄妹たちも常人離れした力を持っていて、まぁそのへんは「カンナ」でもあったわけだが今回はその比じゃありません。
私はどちらかといえば「QED」の超自然的要素を排したスタイルが好みなので、ちょっと苦手かもしれない。
舞台は鎌倉。
「QED」でも「カンナ」でもかなりこだわっていた鎌倉と源氏についてのあれこれ、著者的にはまだ書き足りなかったとのことで、そのこだわりがぎゅっと詰まったストーリーにはなっている。
源氏の謎についての考察について言えば、個人的には「QED」よりもこちらの方が納得できた。
しかしこれもシリーズものとのことで、公式サイトでは「折り返し地点のあたりで敵の目的がわかってくる」との著者コメントもあり…この魔術・妖術・化け物大合戦どれだけ続くんだろう…なんて思ってしまった(´・_・`)
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高田さんそっちの方向にいっちゃったんだ、というのが第一印象。
誰も彼も怨霊になってしまう紋切りパターンは少々食傷気味。
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表沙汰にされてこなかった歴史の暗部を軸に、怨霊を現代に現そうとする者たちと、それを阻止しようとする者たちの攻防を描いた伝奇物語。
学校や伝記で学ぶ歴史は、長い歴史の積み重ねにおいて表面に浮いてきた、言わば「上澄み」。その奥にある、血腥い闇の歴史を軸に、『QED』では推理小説を、『カンナ』では冒険小説を書いてきた高田崇史氏。新たに始まったシリーズは伝奇小説でした。
まさか伝奇ものとは。最後で明らかになった陽一くんのことは吃驚。確かに「……?」と気になった描写がいくつかあったが、まさか××とは。確かに「怨霊がいるなら××がいても」だけど。「ちょっと唐突過ぎる」という感はある。
次に登場する怨霊が何者か、という点も楽しみだが、またカクテルとかお酒全般の話題も追加してほしい。
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カテゴリーは何にしましょうか?帯に「歴史ミステリの最高峰」とあるので歴史ミステリ、なんでしょうね。ミステリーではないですよね。どうなんでしょう。
鎌倉薀蓄は素晴らしい、すごい、すさまじい、という感じで圧倒されました。これまでのものから一つ突き抜けた感じです。
途中で外国の暗殺事件の話も出てきましたが、決定的に違うのは年数というか、日数ですよね。羅列されるとごまかされそうですが、「時空」をもっと大切にしませんと。何日で次の事件となるか、何年となるか、は結構大きい要素なのではないでしょうか。
まぁ、次回作でどうなるのか、とっても気になる終わり方、巧妙というかずるいというか、きちんと完結させても次が読みたくなるようなQEDの世界をもう一度、と思ってしまいます。
だんだん薀蓄の重さとストーリーの軽さが乖離してきたんじゃないですか、と高田さんに言いたい気分が少々。
語り口はとても安心して読めて、ページはどんどん進むのです。
次回作も必ず読みますけど。
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神の時空シリーズ、1作目。
「QED」「カンナ」に続く新シリーズ。本作の舞台は鎌倉。今回のシリーズも薀蓄が豊富。とは言いつつ、先の2シリーズで既出の土地なので、頼朝関連の薀蓄は結構被っている。先の2シリーズを上手く足して纏めた感じかな。そのせいか薀蓄の解説としては今作が一番分かり易かったかも。
ただ、ストーリーとしては、、、、大丈夫だろうか?薀蓄を絡めるにしろ、話の持って行き方がかなり強引で、戸惑ってしまう。これなら、歴史オタクがお得意の薀蓄を、周りの空気も読まず、勝手気ままに長々と披露する、という「QED」や「毒草師」の流れが一番まともに思えてくる。「カンナ」も同様だが、変に裏設定を作っていくと、とんでもない方向に飛んで行っちゃいそう。ただ、最後に明かされる陽一とその周辺の人たちの正体には驚愕。まさか、まさかのアレ。読んで納得、したような、ないような?面白い設定だと思ったけど、今後、それをストーリーに上手く活用できるのかどうかが心配だよ、ホント。もうちょっと薀蓄に集中できるようなストーリー展開を望む。
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QEDやカンナのシリーズに比較するとファンタジーの要素が濃い。ただ歴史の闇に触れる事に関しては引けを取らない。自分がよく行く鎌倉でも色々と知らない事が多かった。
特に源頼朝に関しては昔教科書で習った事が否定されていて納得する事も多かった。
次に鎌倉に行く時にはちゃんと源頼朝に御参りしたいと思う。
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ずっと読んでみたいと思っていた本。
登場人物に関しては余計な説明がなく、1人称目線の自然な話の流れがとても良かったです。
最後に主人公(?)やその他の人物の正体が明らかになって驚きましたが、話の中でそういえば・・・と思い当たる節がいくつもあり、それがとても自然な流れで出て来て感心してしまいました。
続編がとても楽しみです。
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高田崇史の新シリーズ。
QEDを読了しており、久しぶりに書店で作者さんの名前を検索して新シリーズが始まっていたことを知りました。
どんな内容かまったく気にせず即購入。
読み終わって思うのは、おお、なんか新シリーズは軽くなった!ということ。
歴史もそんなに詳しくなく、でもこういう蘊蓄を語る主人公が好きだからついつい読んじゃうんだよねー、というライトな層の私にはQEDより何倍も読みやすく感じます。
ただ、この作者の作品が好きな人たちにとってはちょっとファンタジーに振れすぎていて「おいおい……」とツッコミたくなるだろうなあ。ファンタジーではなく、リアルに歴史を生きた人々として妖怪やら怨霊やらを説明していたからこそこの作者が面白かった、という方は少なくないでしょう。
受け入れられる方と、無理な方と半々だと思いますが、私は前者で楽しく読めました。
とにもかくにも、ファンタジーも混ざっていて10〜20代の女性にもそこそこ読みやすい。本に普段から親しんでいる人ならさらっと読めると思います。
まだ作者の作品を読んだことない人は、入門編としていかが?といった感じでしょうか??
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おもしろそうなんだけど、なんとなく合わないなあと思う部分があって、微妙。
ただ、読み続けたいかな。
妖怪、幽霊関係がこれだけ関与するのはちょっと邪魔なんだけど。
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カンナシリーズの終了から5年。途中、毒草師は読んではいたものの、とても久しぶりに高田崇史の作品を読んだ気がする。すでにシリーズ8巻中、7巻が発売になっているが、何の知識もないまま、読み始め、主人公・陽一の設定にいきなり「?」主人公の割に、何歳なのか、何をやっている人なのか、何の説明もない。結局、ネットで調べて、物語自体の設定を理解してから読まないと、少し理解しがたいかも…QEDやカンナと違い、主人公たちの知識だけではなく、少しSF要素も加わった感じで、1作読んだ後の感想としては、とりあえず、このまま読もうかと。大好きな「怨霊」がテーマのシリーズらしいし。今作では、鎌倉時代に不遇の最後を遂げたと言われる範頼と頼家の怨霊をテーマとしている。修禅寺にまつわるこの二人の詳しい話を知りたいと資料を探していたところなので、意外なところから知識を得られてラッキーだった。
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おぉ、軽くなったし、ちょっとファンタジー!
と、QEDを同時並行で読み進めている私としてはちょっとびっくり。
既にQEDで蘊蓄多少なりとも身についてる者としては読みやすかったし、好みの問題ではあると思うが蘊蓄少なめでシンプルなので読みやすかったですよ。
そもそもで系統違うか。
まさかの主人公が妖怪とはねw
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本の終わりで、「おお?!」という事実が判明するが、
それは本筋の謎とはあまり関係ない。
が、シリーズのはじめということで、
事件が解決するのでなくここから
どんどん引っ張り込まれていく感じである。
QEDシリーズみたいなのを想像していたので
まだ知らぬ/とんでも真実系の薀蓄小説かと思いきや
けっこうサスペンス寄りの進行。
QEDは好き嫌いが分かれそうだけど、
これはサスペンスや謎解きすき読者にも
受け入れてもらえそう。
でも個人的にはQEDのあくの強さが好き。
この作者さんはシリーズによって質が
けっこう違うので、色々読んでみることを勧める。
個人的にはQEDが最高にすきだけど…
アク強い。
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前のシリーズでも鎌倉扱ったのに、書く事たくさんあるんだなあと。しかし、新シリーズは何かひっかかりつつ読んだら、そっち?!と驚き…とりあえず見守り予定。