- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2017/04/28
- 出版社: 集英社
- レーベル: 集英社インターナショナル
- ISBN:978-4-7976-7339-5
電子書籍
「心の除染」という虚構 除染先進都市はなぜ除染をやめたのか
著者 黒川祥子
福島第一原発から50キロ離れた伊達市には、風にのって多量の放射性物質が降り注いだ。避難できる家と避難できない家の格差を生む政策で、分断される市民の心。先進的に取り組むはず...
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「心の除染」という虚構 除染先進都市はなぜ除染をやめたのか
商品説明
福島第一原発から50キロ離れた伊達市には、風にのって多量の放射性物質が降り注いだ。避難できる家と避難できない家の格差を生む政策で、分断される市民の心。先進的に取り組むはずの除染事業は失速。行政は「心の除染」を強調するようになる。不安の中、子どもたちを守るため立ち上がる市民たち、引き裂かれた地域社会を修復するため奔走する若き市議会議員……。「誕生日を知らない女の子」で開高健ノンフィクション賞を受賞した著者が、放射能汚染に揺れる故郷・福島県伊達市の実態と、そこに生きる人々を描くヒューマン・ドキュメント!
目次
- はじめに/序章/第1部 分断(1 見えない恐怖/2 子どもを逃がさない/3 特定避難勧奨地点/4 届かぬ思い/5 分断/6 除染先進都市へ/7 「被曝」しています/8 「避難しない」という決断/9 訣別)/第2部 不信(1 「蜂の巣状」/2 小国からの反撃/3 公務員ですから/4 解除)/第3部 心の除染(1 家族を守るために/2 放射能に負けない宣言/3 除染交付金の動き/4 少数派/5 除染縮小の方向へ/6 「どこでもドア」があれば/7 選挙前の「変心」/8 手にした勝利/9 市長、ウィーンへ行く/10 交付金の奇妙な変更/11 新しい一歩/12 Cエリアに住むということ/13 「放射線防護」のための除染)/あとがき
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