- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2017/07/01
- 出版社: 集英社
- レーベル: クイーンズコミックスDIGITAL
- ISBN:978-4-08-865007-4
電子書籍
朝がくる度
著者 いくえみ綾(著者)
啓久(ひらく)、19歳。ジジ、ババ、両親、妹と離れて楽しいはずの1人暮らし。でも心には1つ埋められない空間があるのだ。おまけにあの女が現れ…。いくえみ風21世紀シングルラ...
朝がくる度
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朝がくる度 (クイーンズコミックス コーラス)
商品説明
啓久(ひらく)、19歳。ジジ、ババ、両親、妹と離れて楽しいはずの1人暮らし。でも心には1つ埋められない空間があるのだ。おまけにあの女が現れ…。いくえみ風21世紀シングルライフ。 【同時収録】いちごの生活/しつもんしよう。
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紙の本
軽い絶望の先
2002/05/19 16:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:千 - この投稿者のレビュー一覧を見る
若者には軽い絶望がつきものだ。
死んでしまうほどではない。
だからこそ辛かったりする。
死んでしまうほどではないから前に進めなかったりする。
夢は現実とは違うなんて認識をもってしまったら、それは増大する。
夢と現実は融合できる、していると思い込まなければやっていけない。
主人公の啓久(ひらく)は変わらない絶望の中を生きている。
自分の妹に恋をしている。
エロビデオさながらのグロテスクな世界が展開するわけもなく
妹は妹、兄は兄なのだ。
その絶望の中を逃げまとってきた主人公が動き出す物語だ。
動き始めた、という方が適切かもしれない。
ラストになっても、物語は進行しはじめたばかりなのだ。
若者がもてあます軽い絶望をリアルに描いた作品である。
同時収録された「いちごの生活」も
乙女心を淡々と描いていて、切ないだけでは終らない何かが見えてくる。