投稿元:
レビューを見る
ライフネットの出口氏、岩瀬氏の著書が面白いため、マーケティングを担当していた中田氏が書いたのも面白いだろうと思って購入。
ライフネットにおいて、どのように共感型マーケティングが展開されたのかが書かれている。
しかし、展開にあたってどのような調査・分析・会議が行われたかがわからないので、ライフネットの宣伝みたいになってしまっている。
社内で具体的にどのような業務が進行したのか、ということを知りたい人には向かない本。
投稿元:
レビューを見る
マーケティング3.0をどのように行っていくのかについて、日頃から、マーケティング活動を実践している立場で語る。マーケターや学者が書いているものではなく、スターバックスやライフネット生命のナマの経験に裏打ちされているので、説得力があり面白い。著者は会社の後輩だったが、20年以上前に新入社員の研修のプロジェクトをいっしょにやったことがある。その時は、新人を教えるのに苦労していたのに、こんなに成長して(追い越されている?)いる姿を見るのは感慨深い。
投稿元:
レビューを見る
応援してくれるファンを増やすやり方
会社も人。好かれる会社になる方法など。ソーシャルな時代だからこその事例。
投稿元:
レビューを見る
著者は、スターバックス、GABA、ライフネット生命のマーケティングに参画。
マーケティングの目指すものは、
・企業の理念に共感したファンを増やし
・認知度を効率よく獲得して
ブランドを醸成することに尽きるとのこと。
コトラーの提唱するマーケティング3.0時代は、ロジカルな説明より、ストーリーから生まれる共感がブランドを醸成していくとのこと。
そのためにはソーシャルメディアをつかったファン一人ひとりとの深いつながりが重要であり、一貫性のあるメッセージを発信することで獲得する共感、信用こそがマーケティング3.0時代の資産になるとのこと。
投稿元:
レビューを見る
スタバのマーケ・広報マネージャーを経てライフネット生命のマーケティングを統括する中田女史。岩瀬大輔に続く、同社の看板になりつつあるというところでしょうか。それにしても優秀な人材が集まってるんだなぁ。
内容は、スタバ時代とライフネットでの経験談を織り交ぜて書かれていますが、それぞれ興味深い内容です。スタバでは、銀座第一号店が社内での大きな議論の果てに喫煙スペースのある店舗としてスタートした事実は意外でした。しかし、自分達のコアなバリュー葉何かという原点に還るということで結局今の全席禁煙となったそうです。
また、大手の著名大企業が競合となる市場に置いて、知名度が皆無に等しく、予算も少ないベンチャーがどのようにして認知を上げ、契約者を獲得してこれたのかということが、書かれています。
参考になるのはそうした具体的な経験談の背景にある考え方です。自分も同じような境遇にある中で学びは多かった本です。
投稿元:
レビューを見る
ベンチャー企業としてあるべきマーケティングの方法について具体的に教えてくれる本。何よりも昨今のキーワードは、「ストーリーを共感してもらう事」そして「実行者の顔が見える事」、「挑戦的であること」であると教えてくれた。
投稿元:
レビューを見る
既に成熟しているように見える生命保険業界に敢えて新たな一石を投じたライフネット生命。そのマーケティング(主にブランディング)について同社のマーケ部長(元スタバジャパンのPRマネジャー)が紹介しています。
インターネットと、その上でのソーシャルメディアが全盛の今日、予算なし/知名度なし/競合多数 のハンデを背負った小企業がブランドを構築してビジネスを獲得していくには、まず「共感してくれる応援者」を作ること(質)、そのあとに認知度を効率よく高めること(量)の掛け算が重要という主張です。現在 SNS を使ったマーケティングに直接携わっている人には納得の内容だと思いますが、それを導入している(またはしようとしている)経営層・管理者クラスの人にも一読をお勧めします。安価なのでサラッと読めますが、逆に経験豊富なソーシャル関係者には多少物足りないかも。少なくとも幾つかの気づきは得られると思います。
(ブランディングなので当然かもしれませんが)会社の根本の理念・社風にかかわる話なので、読んで納得してもすぐに自分の組織に適用して短期間に効果を上げるという類のハウツー本ではありませんので、ご注意を。
投稿元:
レビューを見る
マーケティングのプロである著者が、ライフネット生命保険株式会社の生い立ちから、「10万人に」(万人とは言わず)愛されるブランドを創り出すチャレンジを丁寧に描いています。 特に面白かったのは、「インターナル・マーケティング」と呼ばれる、創業者の創り出した「会社のデザインやミッション」を、社内に積極的に浸透させ、社員全員にお客様に対してマーケティングの心得を持たせる活動でした。 多様性を重んじ、チャンレンジを怖れず、PDCAサイクルを回し続けるオペレーションに感服しました。正に、「ストーリーとしての競争戦略」実践版と言えると思います。
投稿元:
レビューを見る
ライフネット生命つながりの1冊。「共感されること」が重要な時代に、企業・ブランドに必要な4つの人格と4つの手法を、ライフネット生命、スターバックスでの例を元に紹介している。表紙もそうだが、「緑色」というのも何か重要なのか、、
投稿元:
レビューを見る
予算がない中、考え抜いてPR活動をしてブランド力を構築していく軌跡が参考になった。全員参加、トップのサポートなど最終的には人に帰着する。使いにくい人材を採るという多様性の促進がいい
投稿元:
レビューを見る
リソースが少ないベンチャー企業が大手企業に立ち向かうためのマーケティング手法がリアルに書かれている。
紹介されている方法は、ファンを増やすこと、ブランドを好きになってもらうこと、を主眼としており、今後のマーケティングのトレンドになる方法だと思う。
筆者前職のスターバックスについての経験も紹介があり、一冊で二度美味しい。
投稿元:
レビューを見る
「困難な状況こそ、差別化を図る絶好の機会である。」そんな事を考えさせられた書籍でした。ライフネット生命は、想いと課題が明確だからこそブレずに数々の施策を展開できているのだと思う。課題が明確であれば、奇抜な事に恐れす挑戦でき、理念が明確であれば、メディアに取り上げられる要素を棚卸できるであろう。
権力ではなく、勇気を持つ事がマーケター。そうありたい。
投稿元:
レビューを見る
現ライフネット生命保険 常務取締役で以前はスターバックスの
マーケティング部、PRマネージャーの著者がブランディング・
マーケティング・PRについての考え方や実際に行った施策に
ついてどの業界でも通じる内容で書かれている。
特にソーシャルネットをどう生かすかでは・・・
良さが人間の生の感情が、細やかなニュアンスまで伝えられ、
拡張できること。
弱いつながりではあるけれど、バイアスがかかっていないと
判断され信憑性が高いとされる場合もあること。
すぐに検証、すぐに撤退が可能であるので失敗がそれほど恐くない。
しかもすぐ反応があるので、それをみて、1つの方法や訴求
メッセージが響かないとなれば、違うアプローチに切り替え
られること。 だそうです。
最終章の「異能の人材をしゃいんとして巻きこむ」では、
ライフネットの採用基準についても書かれていますが、
回り道をしてきた人には「自分で考えることができる。」
「知的好奇心が旺盛である」「多様性のある価値観を重視する」
という共通点があるのでこの力こそ原動力である。そうです。
全社員が書いている社員ブログの2010年4月2日の
「来たれ、使いにくい人材」では社長が「使いにくい人材こそ、
採用したい人材だ」と語っており、「使いにくそうな人が集まる」
ということは、自分の頭ですべての物事を考えることとほぼ同義
ということらしい。
こんな会社が増えたらもっと個性を大事にした教育になるのかな?
投稿元:
レビューを見る
とても分かりやすくて面白かったです。インターナル・マーケティングなどの横文字も出てくるけど、決して難しくはなく、できるだけ平易に具体例をもって語りかけてくれるような文体が、そのままライフネット生命の理念に従っているよう。色んな会社の事業部でこの本が配られ始めていると聞くが頷ける。マーケティングを通して、チームが、事業部が、会社がこうなっていくべき、と語られる。出口社長の全国行脚、ソーシャルメディア活用、調査リリース、デイリーポータルZのハトの企画、さらに採用まで、全てが一本の線になる。マーケティングの本であり、戦略の本。「ストーリーとしての競争戦略」を思い出した。
投稿元:
レビューを見る
ライフネット生命の開業以来のマーケティング施作を紹介している本。
著者のスターバックスの日本でのローンチの時になぞらえ、認知なし、予算なし、大手競合あり、の市場でも戦える、いや、むしろ今からの時代、そういった市場にこそチャレンジしがいがあるんじゃないかと思える本。
なぜなら、序盤のブランディングや、マーケティングの考え方は、スターバックスとの対比で語れるのだけれど、後半のコミュニケーション部分、特にソーシャル・メディアのところなんかはその時代にはまだ存在しないツール。そこに取り組む姿勢やスピードは本当に今の時代の会社だなぁと思いました。
でも、それも全てライフネット生命がマニフェストで宣言している、子育て世代の保険料を半額に、や、透明性を維持する経営にという志しの賜物なんだと思うのです。
本当に良い会社だな、と思わせられました。これからも応援したいです。