紙の本
どきどきわくわく、時々はらはらな日々
2011/11/14 15:55
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:集星 - この投稿者のレビュー一覧を見る
韓国ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」を観てから、
原作4冊を読みました。
「成均館儒生たちの日々」の上下巻がドラマエピソード部分にあたります。
「奎章閣閣臣たちの日々」の上下巻がドラマのその後となります。
映像を観てから原作を読むと、日本文学・海外の翻訳本に関わらず
イメージと合わなかったりがっかりする部分もあったりしますが、
この物語は損ねることもなく、むしろ世界観が膨らみます。
「成均館儒生たちの日々」をざっくり一言で言うなら
「女の子が全寮制のエリート育成男子校に入る話」ですが、
原作を読む前は、もっと少女マンガ的な、もしくはハーレクイン的な
内容なのかも、と設定が設定だけに安易に考えていた自分がいました。
原作はきっちり文学的な素養豊な要素が散りばめられ、政治的展開もあり、
その上で恋愛があり、と濃い中身の詰まったストーリーとなっています。
ちなみに時々下ネタも入りますが、年頃の男の子が
集まればこんな感じなのかもしれませんね。
よくあることですが、原作とドラマでは、エピソードが違っています。
最大の違いは、ドラマで登場するライバルである「チャンイ」が居ないことです。
それによって内容も所々異なりますが、根本的なことは同じで、
例えば最初の主人公ユニとソンジュンの出会い方が違いますが、
試験会場で出会い、お互いに尊敬の心から付き合いが始まることには
変わりはありません。
原作は、登場人物達それぞれの心情が細かく描ききっているため、
ドラマを観た人にとっては、相乗効果もあって、より一層
楽しめるのではないでしょうか。
小説が映画化された場合、どちらを先に見るべきかいつも迷いますが、
この物語に関しては、原作を読んだ後にドラマを観ていたら
少し物足りないと感じていたかもしれません。
原作は力のある、素晴らしいものです。
面白いものに国境はありません。
そのことを強く感じました。
面白いものは面白いのです。
現在、「奎章閣閣臣たちの日々」の続きとなる話が書き進められているようです。
早くあの仲間達に会いたいな、と思う日々です。
紙の本
ユチョンドラマ原作本
2022/11/29 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユチョン主演のドラマ『成均館スキャンダル』の原作本
ドラマを見た後に読み始めたので、演者をイメージしながら読み進めたが、こちらの方がより魅力的に登場人物が描かれていた。
終盤では中国の儒家たちの考えを引用した儒生らしい議論が続くなど、ドラマよりも深く学生生活が描かれていて読み応えがあった。特に論語の栗谷先生の解釈部分では所得税の累進課税がすぐに思い浮かび、昔の中国の文献の解釈は現代の社会の仕組みに通ずるところがあると感じた。
上巻の最後で若干重たい空気を残したが、これから下巻でどう展開していくのか楽しみ。
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朝鮮王朝、正祖の時代。
教育機関である成均館に入学したのは弟の名前を借りた女性でした。体の弱い弟、そして貧しい家のために!
男装の女性とその仲間たちとの恋や青春物語といったところでしょうか。
これを原作とした韓国ドラマがあることは知っていたのですが、原作の方が面白そうだったので。
ドラマはかなりストーリーが違うみたいですね。
身分や派閥では試験すら受けることができなかったとは。
なんだか江戸時代の日本の方がその点は柔軟だったんだなあと思います。
女性であることをひた隠しに、勉強に励む上巻、女性であることがばれてしまった下巻との違いがかなり大きい(笑)
好きな相手にばれ、両想いになった後はもう…勝手にやってくれ!!って感じでした。
でも面白かったです!
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ドラマ見る前にまずは原作からと思い読み始めたんですが、
面白い!一気に読めます。
文章表現もユニーク。
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会社の韓国ドラマ好きの先輩からおし…違った
お借りした、韓国ドラマが原作(トキメキ成均館だっけ…)の小説でございます
私は全く韓国ドラマ見ないし興味もないのですが、絶対に面白いから、と言われてw
話としては、一応歴史物?
むかーしの朝鮮にあった「成均館」という一種の学校を舞台にしたラブコメです
男性のみの成均館に、病弱の弟の振りをして入学した女の子と、彼女を振りまわしつつ振りまわされる、周りの男たちの
笑いありお勉強ありのお話でございます
男性社会というのもあってなのか、それともお国柄なのか
割と頻繁に下ネタが前触れもなく炸裂してまいります
凄くまじめな話をしているのに、ふいに来るその辺りの会話は、まぁ男同士ならあるとは思いますけど、個人的にはうーん
ドラマが面白かった人には、もちろん面白いんだと思います
私は見てないんで、比較のしようがありませんけど…
で、少女ラノベで流行っている中華風ファンタジーが好きな人にもたぶん面白いかな、と思います
まぁ、下ネタはイヤって人は避けた方がいいと思いますけど
ただ、翻訳本ですのでどうしてもたまに見かける誤変換は気になりますね…
どっかルビも間違ってるところがあった気がしましたけど、いちいちメモまではしていないというか、上巻は返却済みなんで確認できないんですけど…
下ネタ下ネタ言ってますけど
もちろん舞台が学校(のような場所)という訳で、登場人物たちが真剣に論語だとか孔子について語らっていたり
成均館自体が、将来宮廷に上がって国に使える官吏を育成する面もあるため
政治についての話なんかもあり、真剣に読めばそのあたりも面白いと思います
私は…目が泳いだ…
最終的にユニが誰と結ばれるのかは知っていますが
個人的にはヨンハが好きでしたw
普通にヨンハとユニのカップルも面白そうだなぁ、と思います
コロとユニとかも美味しい…
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悲しいことに原作ではソンジュンさんのツンデレーションぶりが拝めないです。最初からユニを守ってくれるし、その後も弟のようなかわいがりようで世話をするし、穏やかで、紳士的で、聖人君子ぶりがすごく、人格的になんだか成長しきった完成型で、ドラマのような融通のきかない頑固者で理屈っぽいところがないので、つまらないです。ユニもなんだかぼやけた感じのキャラだし、ヨンハは無駄にエロスだし、ジェシンはなんだかナイーブなところをなくした乱暴者だし、チョソンもイケイケ姐さんだし、スンドルも餅っぽくないし、なにより悪役のハ・インスが不在だし、でドラマから入ってしまった私にはつまんない度MAXです。これは、、、こんなことは、、、、めずらしいですが、原作本をはるかに凌いで、ドラマ脚本の大勝利!!!(あくまで私の中では)構成もセリフも展開の盛り上がりもキャラも、はるかにドラマのほうが面白いし、トキメキます。原作には大射礼もないし、成長とか葛藤とか対立とか切磋琢磨とかがぼやけていて、これは題名通りに成均館儒生の日々が綴られていて、そのなかで男装女子がスパイスになっている感じで盛り上がりにはかけ、ドラマとは別物でした。が、官能的な部分がドラマよりきわどいのでそういうのが好きな人にはお勧めです。原作本はまだこれで完結ではなく、続編の「奎章閣閣臣の日々」が出るそうですが、ちょっと読んでみたい気もしますし、別にもういいかぁ~という気もするし半々です。
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ドラマにハマりすぎてついに原作まで買ってしまった。
どうしてもイ・ソンジュンはユチョンに、キム・ユンシク(ユニ)はミニョンに変換されてしまって『ああ、またドラマ観直さなきゃ…』と思ってしまいます。
原作ではイ・ソンジュンがドラマ以上にとってもスマートでスウィート。
ユンシクが関わると静かに嫉妬心メラメラなところがまた萌えます。
ドラマほどの事件は起きないし、登場人物も少ないのでちょっと物足りないような気にもなりますが…そこはドラマがカバーしてくれてるかも。
ドラマ内での心情や時代背景などは原作がカバーしてくれてるし。
ドラマファンには原作を、原作ファンにはドラマをお勧めしたくなっちゃうお話です。
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ドラマ未視聴。男装女子が男子校寄宿舎潜入ものは少女小説としておいしい設定すぎる。
明らかすぎる誤字がある。出版社仕事しろ。
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ドラマにはまって、本まで購入。
コロたんと、ヨンハのことがもっと詳しくわかるかと思ったけど
期待はずれだったのが残念。
ヨンハの謎めいた魅力はドラマのほうがよかったかな。
でもユンシクが女性とわかったあとのソンジュンが野獣に豹変して
かなり強引に・・・しかも外で(?)なところがすごくよかった。
むしろコロ先輩の片想いが切なすぎるくらい。
個人的に星は100個(バカ)
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ドラマを観たあとに読みました。
ドラマ以上に登場人物のキャラの詳細や抱えている状況が細やかに描かれていて、楽しく読み進められました。
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ドラマとは違うところも多いのですが、それはあまり気にならなかったです。
原作も原作の良さが出てよかったです。
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(上下巻)
全体を通して猥雑。
「女林」ってそういう意味だったの?とか
「花の4人衆」じゃなくて「滴る4人衆」だとか
ユニもソンジュンも儒生なのに本能のままに突っ走ってしまうところとか・・・
ドラマのようには入り込めなかったが、このたたき台があってこそドラマが作られたので感謝。
意外にもドラマの方が、政治的背景がわかりやすく、「金縢之詞(クムドゥンジサ)」の謎解きなど、4人の関係が複雑に絡み合いおもしろかった。
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読み始めたら止まらなくなった久しぶりの小説。ドラマの原作というより、「太陽を抱く月」の作者の本として手に取った。朝鮮半島に身分制度があった頃の役人という職業に付ける特権階級の家柄の青年たちのことを描いた青春小説だよね。派閥間の駆け引きは政治上の駆け引きと同じ。フィクションとは言え、あの時代のあの国の仕組みや、あの国の人たちの考え方が覗い見ることもできる興味深い作品だ。
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原作はドラマとストーリーも少し違うため、
別のものとして読み進めたほうがすんなり入ります。
イ.ソンジュンはドラマのキャラクターよりかなり紳士的で優しく、王子様要素が多いように感じました。ユニもドラマのような活発さはありませんでしたが、2人の出会いや小説ならではの少しドキドキする要素が多めでとても面白かったです。
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韓国の本は初めて読みましたが、設定がまず面白いなぁとおもいました。主人公が女だとは気がついていないのに、惹かれていくソンギュンガン生達が面白い!笑