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伊勢神宮の謎を解く ──アマテラスと天皇の「発明」
著者 武澤秀一
日本全国の神社の筆頭に君臨する伊勢神宮。しかし、その成立の背景には、さまざまの「謎」がつきまとう。伊勢神宮の誕生は、はたしていつだったのか。大和の王権がなぜ伊勢に最高神を...
伊勢神宮の謎を解く ──アマテラスと天皇の「発明」
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伊勢神宮の謎を解く アマテラスと天皇の「発明」 (ちくま新書)
商品説明
日本全国の神社の筆頭に君臨する伊勢神宮。しかし、その成立の背景には、さまざまの「謎」がつきまとう。伊勢神宮の誕生は、はたしていつだったのか。大和の王権がなぜ伊勢に最高神をまつるのか。当初そこにまつられた国家神とは何か。皇祖アマテラスはなぜ「発明」される必要があったのか。そして、心の御柱と神鏡という二つの御神体が共存するわけとは……本書では、こうした難問を、列島における神話と神社誕生の根源にまでさかのぼり、あざやかに解き明かす。
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紙の本
真摯な説明と新たな発見でした
2018/12/31 20:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:多摩のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の「伊勢神宮と天皇の謎」とは別のアプローチ、つまり伊勢神宮を介して国家的最高神・タカミムスヒから
皇祖神・アマテラスへの変遷が記紀等や参考文献を明示しての冷静で真摯な説明に心打たれました。
特に、p.242の「伊勢神宮の再スタート」での考古学的裏付け(p.185)を示した477年の雄略天皇による内宮・
荒祭宮のタカミムスヒの祭祀から674年の天武天皇の愛娘・大来皇女の斎王派遣に始まる皇祖神「天照太神」
(この時の日本書紀の表記)へと変ったとの指摘には目から鱗でした。
本書で、ここに至る迄は長かったのですが、サブタイトルの『アマテラスと天皇の「発明」』に合点がいきました。
また巻末にある参考文献の一覧も読者には助かりました。