電子書籍
原因ばかり
2021/08/10 15:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
原因ばかりを追及している自分としては、目からウロコ。不幸だったときは、あるいは幸福だったときは、原因はこうだったからだ、なんて……。そうではなく、幸福だったときの自分の周りの環境を再びその頃のように……というのが、ポイント。
投稿元:
レビューを見る
私の人生の中で、大きな影響を受けた本の一つになった。最小限の努力で最大の効果があがるというキャッチコピー。集中すべきところを見極める能力、気がつく力など養うべきことも多いが、ものの見方を変えてくれた本。
投稿元:
レビューを見る
・「80対20 の法則」とは、原因、投入、努力の一部(約20%)が、結果、算出、報酬のか大部分(約80%)をもたらす、という法則である。パレートの法則とも呼ばれる。
・80対20 の法則の利用法には、次の2つがある。
1.80対20分析:原因と結果、投入と算出の関係を見極めるために、データを集めて分析する。
2.80対20思考:数量分析をせずに、80対20の法則が日常生活に通用するかを見極める。
・80対20の法則は、例えば次のようなことを教えてくれる。
└努力の平均水準を上げるのでなく、努力を一点に集中する。
└多くの分野で平均点を取るのではなく、1つの分野で突出した成績を上げる。
└日常生活の雑務は自分でせず、できる限り専門家に任せる。
・近年「ネットワーク」の影響力が増している。それに伴い、80対20の法則の影響力も増している。これまではバリューチェーン型のビジネスだったものがネットワーク型へ移行している。ネットワークの特質は、次のようなものである。
└ネットワークのメンバー(顧客)の行動により成長する。
└規模が大きくなるほど、価値が幾何級数的に増えていく。
└他の組織よりも圧倒的に速く、価値を獲得できる。
└1つのネットワークのイノベーションが、別のネットワークのイノベーションを呼び起こす。
・最近では80対20の世界は、90対10、さらに99対1の世界になりつつある。従来はその分野の勝ち組が3~5社存在したが、今はネットワーク・ビジネスを行う1社が利益を独占している。(プラットフォームビジネス)
投稿元:
レビューを見る
リチャード・コッチの経験論
本の価値は80%はページ数にして20%以下の中にある。
→通読する20%の時間で80%を吸収できる。
この勉強方法で勉強の能率が格段にあがった。
p.75この80対20の法則がわかると
努力を1点に集中、最小の力で主導権を握れる。
第Ⅱ部はビジネスの話なので今の自分にはスルー。
第Ⅲ部から個人の生活の話が出てくる。これも取捨選択。
p240幸せを手に入れるためには
幸せだった日々を思い出し、それと同じような状況を作り出そう。自分の人生でこれだけはやりたいと思う大事なことを考えたほうがいい。原因追及は無駄。
p243個人の生活で活かすヒントがいくつか。
・
・勝者と敗者がいる。勝つ確率を上げるのは自分に有利な場、同じレース、弱い競争相手、得意なレース
p256時間革命:成果と幸福の80%は時間の20%で起こる。
がむしゃらに働いても見返りは少ない。ほんとにやりたいことをやれば見返りは大きくなる。
投稿元:
レビューを見る
80対20の法則は、簡単なようでいて、理解するのが難しいし、また実践するのは、尚更難しい。自分の解釈では、人間は、全てを均等に頑張ることは、できない、一日でいうなら、大体3時間ぐらいしか頑張れない。そして一日の付加価値、生産性は、その3時間から8割生まれる。これを1年、3年、10年と拡大していけば、人生の質は、毎日の3時間で決まるということになる。
80対20の法則を時間術にあてはめられないだろうか?時間術の目的は、それこそ人間の数だけあるが、方向性としては、時間術を使うことで、「よりよい人生を送りたい」というは、誰しもの共通項だと思う。
時間術の必要性に迫られるのは、主に仕事の場面だと思う。いかに成果を上げるのか、具体的な数字として示さなければ、今の社会では、淘汰される。
しかし、自分の仕事時間を自分でコントロールすることは、極めて難しい。仕事中にあらゆる妨害が押し寄せるからだ。特に集中力を要する仕事をするのは、現代ほど、過酷な環境は、ないだろう。今では、スマホで24時間、仕事ができるのも、過酷さに磨きが、かかっているように思われる。
会議に資料作り、顧客へのアポ、緊急性を要する重要なこと、毎日、毎日、やることが山のようにある。その環境の中で、80対20の考え方を応用した時間術、具体的には、毎日のおびただしいような業務から、成果に結びつく2割を見つけだし、一日3時間ぐらいしか、人間は付加価値を生み出す活動は、できないとう制限から、割り振り、実行する。これが、80対20の時間術の考え方で、非常に有用性があると思う。ただ、言うは易しで、実行して、結果が出るようになるまでに、たゆまなる努力が必要になるだろうと思う。
投稿元:
レビューを見る
80対20の法則とは経済の視点でかなり有名な法則で既に知ってはいたものの、印象に残った話としては、仕事、投資、人生についての80対20の法則であった。意外にもこんなところにこの法則を当てはめて人生を過ごしていく上で役に立つのかとハッとさせられる場面も多々あった。知っていて全く損のない知識が大いに書かれている一冊であるが、複雑な内容を理解するのに若干時間を要するため本棚に置いておき、時折ページをめくっては自分の思い出したい章を読み直して参考にする辞書的な使い方をするのが、個人的には適している。
本を読む際にもこの法則を応用することができ、80%の重要な内容は本の20%から構成されるということ。このことが本の序盤で書かれていたため、それを意識して読み進めると約500ページもあるにも拘らず割とあっさり読めてしまった。
投稿元:
レビューを見る
80対20の法則のライフハック的な本。パレートの法則が組織やビジネスにおいてだけでなく日常生活や幸福感にも当てはまるというのは面白い話だと思った。しかし陰と陽は一体であり、無駄な80があるからこそ、有益な20が存在できると考えると、80の存在も欠かせないのではと思った。
投稿元:
レビューを見る
富の80%は上位1%の人が所有しているという話は聞いたことがあったが、こういう不均衡が資本以外あらゆるものにおいて存在するのだという考えだった。
たとえば、努力した100%全てが100%の結果につながるわけではなく、案外、結果の80%は努力してきた20%に起因している場合が多い。
数字はタイトル通り80対20になるわけではなく、90対10とか、90対1になることもある。
しかし、努力と結果のようなアンバランスさはどの領域にも存在していて、それを見極めて本当に必要なところにエネルギーを注ぎ、無駄なところでは上手にサボったり手を抜いたりすることをした方がより人生が充実する。
これを聞いて、たしかに何かに向かって集中して努力している時間は案外短く、残りの時間はダラダラすごしてしまっていることが多いなぁと感じた。
もちろんダラダラした時間はエネルギーの充電という意味があったりと、一概に無駄なものだとは言えないけれど、得てしてもったいない使い方をしている場合も多い。
自分の時間を見直して、好きなことにやりたいことにエネルギーを注げるようにしていきたい。
そのためには、「人生において自分は何をしたいのか」を明確にしておく必要があるのだろう。
投稿元:
レビューを見る
転職を迷っていた時を思い出した。以下の言葉は本当にその通りだと思う。
■自分に有利な勝負の場を選ぶ
・敗北の大半は他人から強制されて参加したレースで起こる。
・自分が何なのか、真剣に考えていない人が多く、そうゆう人は多方面に分散する。
一点集中の成果を上げるのは、選択眼があり、こうと決めたら貫き通す人である。
・殆どの人は自分にとっても他人にとってもあまり価値のない事に多くの時間を費やしている。
人生を変える80対20の法則
■決定的に重要な少数
・重要な少数と、取るに足らない多数の差、これに気付き、何らかの手を打てば、
生活どれほど豊かになる事か。
■努力と成果が対等になるという迷信
・不正確で有害
・しかも根深い迷信
■資源と活かす場所
・の資源も、それが最も価値がある場所で使うのが理想
■どんな仕事をするか、より、どこで働くかが重要
・あくせく働いても、働く場所を間違えると流した汗は報われない。
・固定観念を捨てて、他人が行かない道を探す。
・ヒントは、多くの人が見過ごしている非線形の関係に目を向ける。
■20対80の法則
・努力の平均水準を上げるのではなく、努力を一点に集中する。
・決められたコースを走るのではなく、近道を探す。
・最小の努力で、人生の主導権を握る。
・広く浅くではなく、取捨選択する。
・多くの分野で平均点ではなく、1つの分野で突出した成績を上げる。
・日常生活ではできる限りアウトソーシング(外注)する。
自分で何とかしようとせずに、出来るだけ専門家にまかせる(家の内装でも車の修理でも)
・一番得意とする事、一番楽しいと思う事だけをやる。
・水面下に隠れている皮肉な現象や奇妙な出来事を探す。
・重要な分野ではすべて、努力の20%が、結果の80%に繋がるように調整する。
・手あたり次第にチャンスに飛びつくのではなく、頭を冷やして仕事量を減らし、80対20の法則にしたがった
数少ないゴールを見極め、それに照準を合わせる。
■自問
・あらゆる業務プロセスで、それが価値を高めるかどうか、問題の根本的解決に繋がるかどうかを自問する。
・つながらなければそれは無駄であり、プロセスは削除した方がいい。
・無駄をなくすために要するコストの20%を費やす→80%の無駄をなくせる。
■活動のほんの一部から大きな利益を上げる
・発想を切り替え、ほんの一部を拡大再生産するために全力を挙げる。
・つまらない事ばかりに頭を使わないで、本当に大事な事に時間と労力を使っているのか、繰り返し検証する。
・かけがえのない貴重な人材は一握りしかいない。
■シンプルにする。
・組織や仕組みが単純なほど、顧客に近づく事が出来、経営陣が口をはさむ余地が少なくなる。
■常識は役に立たない
・そもそも無駄を生み出し、最適ではない状態を作り出したのは常識。
■自分の人生でこれだけはやりたいという大事な事を考えた方がいい。
■個人の生活で活かす
・重要なターニングポイントに気付き、自分が幸せになり生きがいを感じられる選択をする事で、人生は劇的に変わる。
・何かを引き起こす、決定的な要因は少なく、はっきりと分からない事が多い。
それが何であるかを特定できれば、その要因を何倍にも膨らませられる。
・やるべき事をみつけられるかどうかが鍵
■自分に有利な勝負の場を選ぶ
・敗北の大半は他人から強制されて参加したレースで起こる。
・自分が何なのか、真剣に考えていない人が多く、そうゆう人は多方面に分散する。
一点集中の成果を上げるのは、選択眼があり、こうと決めたら貫き通す人である。
・殆どの人は自分にとっても他人にとってもあまり価値のない事に多くの時間を費やしている。
・この世はお金より大切なものがあるとわかっていれば、お金はいくらあっても邪魔にならない。
・何が幸せを生み出すかを知っている。常に意識して楽しく幸せを追い求め、今日の幸せを使って明日の幸せを築き、明日の幸せを大きくしていく。
■時間革命
・時間は足りないのではなく、あり過ぎる。
・有能な人の多くは、ほんの一部の時間の使い方で他の人に大きな差をつけている。
・重要な20の活動に使う時間を倍に増やせば、週に2日働くだけで、160%高い成果を出せる。
■努力と報酬は別モノ
・ただがむしゃらに働いても、見返りは少ない。
・自分の心の声に耳を傾け、本当にやりたい事をやれば、見返りは大きくなる。
■時間の利用ベスト10
①人生の目的に沿った事をやる。
②いつもやりたいと思っている事をやる。
③80%の成果を生み出す20%の事をやる。
④最小限の時間で、最大限の成果を上げる方法を考える。
⑤君に出来っこないと言われている事をやる。
⑥誰かが大成功を収めたのと違う分野の事をやる。
⑦自分の想像力を活かせることをやる。
⑧他人に任すことが出来れば、自分は殆ど遊んでいればいい事をやる。
⑨常識外れの時間の使い方をしている有能な人と手を組む。
⑩今やらなければ一生できない事をやる。
■それは常識から外れているか
■時間の効用が何倍にも高まるか
■ほとんどの人は、自分が何を望んでいるか真剣に考えない。
・自分が目指すところを明確にし、それを人生全体の中で考える。
■賢い怠け者を目指す
①小さな隙間に特化し、これだけは誰にも負けないという能力を磨く。
②自分が楽しめる隙間、第一人者として認められる確率が高い隙間を選ぶ。
③知識が力であることを肝に銘じる。
④自分の市場、核になる顧客を見つけ出し、その顧客に最善のサービスを提供する。
⑤80%の成果をもたらす20%の努力とは何か、を考える。
⑥超一流の人から学ぶ
⑦価値を創造できる人間を出来るだけ多く雇う。
⑧核になるもの以外は全て外部委託
⑨資本のレバレッジを利用する。
■常に80の成果をもたらす20の努力を探す。
・どんな市場でもどんな会社でもどんな職業でも、
物事をもっと効率的にやれる方法がある��
・効率を少し上げるのではなく、飛躍的に上げる方法が必ずある。
・表面だけを見るのではなく、その裏にある真実80対20を見抜く
■働くならネットワークの世界
・ネットワークは正のフィードバックで拡大する
■弱さの中にパワーを見つける。
・弱みが明らかになれば、強みにもっと頼れるようになる。
・そうせざるを得ない。
前のアイテム 次のアイテム
投稿元:
レビューを見る
結果の80%は20%のプロセスから生まれる?というような内容。
幸福についての言及が心に残った。人間は皆幸福になる義務がある。
著者は率直。トライタイプでいう458か。
投稿元:
レビューを見る
全体の8割を2割の量カバーするというパレートの法則に関する本。自分の大事な2割を見つけ、一点集中。そうすることで全体の8割に響く。
投稿元:
レビューを見る
内容はまあわかるが、80対20って言い過ぎでちょっとしつこい。
20にフォーカスすれば色々良くなるらしいけど、80対20だから取れるバランスもあるだろうな。
しつこいけど新しい視点を得た気がする。
投稿元:
レビューを見る
途中で飛ばし読みしたくなる内容。
「80対20の法則は仕事にも生き方にも有効であるから、最小限の努力で最大限の成果や幸福を得よう」という趣旨が延々と書かれている。
投稿元:
レビューを見る
個人的にパレートの法則を意識して生産性を高めたことで、仕事がうまくいった経験があり、タイトルからして気になった本。
まとめると、仕事や人間関係、資産形成などの様々な分野において、20%の原因が80%の結果を生み出している。だから、20%を適切に見極め、一点集中することで幸福な人生を送ることができる、という内容。
自分は過去にパレートの法則を意識して得た成功体験があったゆえ、本の内容が腹落ちするのは早かった。
パレートの法則をここまで深掘りして記載してくれているのはありがたかった。
一方、最終章にて、「無駄な80%があるからこそ、貴重な20%が光る」という趣旨の内容にも納得いった(性行為のくだりなどは、特に説得力が高いと感じた)。
総花的な解決策を作るとしたら、「20と80のバランスが大事」といった無難な結論に落ち着くのかもしれないが、個人的には20を猛強化するような尖った人生を歩みたい。