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電子書籍
魔術師の夜 下
著者 キャロル・オコンネル , 務台夏子
ステージで凄惨な死を遂げたオリバー。彼を含め《マンハッタン・マジック・ホリデーズ》に集った四人のマジシャンは、マックス・キャンドルとともに、青春のひとときを過ごしていた…...
魔術師の夜 下
魔術師の夜 下 (創元推理文庫)
商品説明
ステージで凄惨な死を遂げたオリバー。彼を含め《マンハッタン・マジック・ホリデーズ》に集った四人のマジシャンは、マックス・キャンドルとともに、青春のひとときを過ごしていた……1940年、ドイツ軍占領下のパリで。マロリーが徐々に明るみに出していく彼らの秘められた過去。幻影としてマラカイの心に生き続けるルイーザの実像と、彼女の死の真相。だが、オリバーと彼の甥をとらえた死の罠は、マジックのステージで、次の犠牲者を待ち受けている。“失われたイリュージョン”のクロスボウの前で、絞首台で、鋭利な刃を持つ振り子の下で……。マロリーさえも翻弄する奸智に長けた犯人に、彼女の怒りは静かに燃え上がる!/解説=霜月蒼
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紙の本
マロリーVS世紀の魔術師
2017/05/15 22:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
マックス・キャンドルはシリーズ第一巻、マカライはシリーズ第二巻から出てくる人物で、解説にも書いているように、これまでのシリーズの総決算にあたる作品でした。マジシャンのマカライと、その数々の大掛かりな舞台層に翻弄されるマロリーは、不思議の国のアリスのようでした。事件の方は最後まで読んでもすっきりしない終わり方というか、とにかくわかりずらかったですね。犯人は結局、今も昔も自分の手を汚さずに、殺人を繰り返したということなのか。印象に残った一文――「戦争よ、きみはなんという女なのだ」
紙の本
正直がっかり
2015/01/06 14:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コハル - この投稿者のレビュー一覧を見る
その生い立ちから自然と犯罪者の立場から物事を見るようになり
だからこそ優秀な刑事でもある主人公マロリー。
そして、その対極にいるのが純粋を絵にかいたような大男チャールズ。
正直、私はこのチャールズが苦手。
頭はいいのに融通が利かず、純粋というかバカ正直。
この前のシリーズ「天使の帰郷」でマロリーは順調に
チャールズを飼いならしたと思ってたけどそうでもなかったらしい。
切れたマロリーがコンビ解消を匂わせてオフィスを出て行っても
その理由に思い当たらない愚鈍さにイライラさせられた。
また、相棒のライカーも「天使の帰郷」では体を張っていたのに
なんだかいてもいなくてもいいような感じだった。
肝心の犯罪の方も往年の魔術師の偉大さを際立たせたかったのかもしれなけれど
マロリーの間抜けさが際立っただけのような気がした。
魔術の説明が長いせいでそんな印象を持ったのかな。
ともあれ、彼女の突き抜け方が楽しくて読んでいるシリーズなので不完全燃焼。