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宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源
著者 著者:佐藤 優
「私の持つすべての力をこの作品に投入した」原稿用紙約1000枚、著者が全精力を注いだ、過去と現在を大規模に往還する大型論考がついに文庫化!!宗教改革の知識を欠いて、近代を...
宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源
05/23まで通常1,408円
税込 704 円 6ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源 (角川ソフィア文庫)
商品説明
「私の持つすべての力をこの作品に投入した」
原稿用紙約1000枚、著者が全精力を注いだ、過去と現在を大規模に往還する大型論考がついに文庫化!!
宗教改革の知識を欠いて、近代を理解することは出来ない。
なぜなら、宗教改革は近代、民族、国家、ナショナリズムの起源となったからだ。
「この作品は私の著述群の中で特別の意味を持つ。
表題は『宗教改革の物語』で、扱っているのは中世末期のボヘミア(チェコ)の宗教改革者ヤン・フス(1370頃~1415年)である。
ただし、深層においては、私の過去と未来と現在が、すべて盛り込まれた作品だ。
佐藤優という作家が何を考え、何をしようとしているかに関心を持つ読者に是非読んでもらいたい」
時代状況が大きく変化する時こそ、長く頒布されてきた概念・事象がどう生成し、影響力を持つに至ったのかを分析することが、
個人・中間団体・国家それぞれの段階において、事態を打開する糸口を発見することに繋がる。
フスの「教会論」は、長く頒布されてきたものへの問題提起であり、その後、長く頒布されることとなるものとして、近代と現代の連関を見るには最適だ。
私たちは、“愛のリアリティー”を希求し、希求されている存在である。
『宗教改革の物語』が時代の危機を超えるための、読者にとって人生の実用書たる作品になることを願う。
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著者自身の信仰告白か?
2023/07/27 20:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chipa - この投稿者のレビュー一覧を見る
小生も日本基督教団所属のプロテスタント。その立場で評するならば、残念ながら、特別、目新しい内容というほどのものではない。
とはいえ、フスにせよ、フロマートカにせよ、我が国ではあまり知られていない(クリスチャンの間でさえ)。そういう意味では、宗教改革における“ルター前史”を紹介した意義は、大きいかもしれない。
著者は、外交官時代から、フロマートカの神学の研究をライフワークとしていらっしゃる。フロマートカは、当時無神論国家であった、社会主義時代のチェコにおいて、如何にして宗教と国家と、どう“折り合いをつける”を着けるか、苦心したのではないだろうか。
それはまた、火刑に処せられた、ヤン・フスとて然り。
いやいや、誰よりも愛国者であったがために、時の為政者の忖度を受けた検察官による、国策捜査により有罪判決を受け、外交官の途を絶たれた、著者自身もそうではないか。
そう思えば、愛国者でありキリスト者たる、著者、佐藤優氏の信仰告白ともいえる著作ではなかろうか。
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宗教改革の壁を超える
2021/12/31 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:*iroha* - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスチャンの思考回路を俯瞰でふまえつつ解説をされている印象です。
現代の世界につながる宗教・宗教改革。
世界史を学ぶ上で一つの壁でもある宗教改革の解釈の大きな助けになります。
読み応えのある量ですが、無駄のない文面でありがたいです。