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老人賭博
著者 松尾スズキ
第142回芥川賞(2009年)候補作。コメディ映画だけが救いの若きマッサージ師・金子堅三は、客として出会った映画監督・海馬五郎に「弟子入り」することに。はじめての撮影現場...
老人賭博
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老人賭博 (文春文庫)
商品説明
第142回芥川賞(2009年)候補作。
コメディ映画だけが救いの若きマッサージ師・金子堅三は、客として出会った映画監督・海馬五郎に「弟子入り」することに。はじめての撮影現場は、北九州のさびれたシャッター商店街だった。そこでスタッフやキャストが退屈しのぎにはじめた賭けは、78歳にして初主演の老優・小関泰司のNG回数を当てるというものだった……。
賭けねば、へたれだ。逃げ場はない! 北九州のシャッター商店街が心ない賭博のワンダーランドと化す──。映画撮影に打ち込む人々の心の黒さと気高さを描く爆笑&涙の小説。
解説・ケラリーノ・サンドロヴィッチ
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ビタースイート
2013/02/26 20:59
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投稿者:ソレイケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『宗教が往く』のカオスっぷりが強烈に印象に残っている松尾だが、この小説はずっと素直で軽快なドタバタ・コメディである。九州のとあるシャッター通りを舞台にした映画の撮影中、芸歴は長いが初主演の老俳優をネタに賭博に興じる共演者やスタッフの話。映画と、映画周りの人々が面白く描かれていて、渋滞無く読めます。かなり不真面目かつ不謹慎、それでもというかそれ故に起こる笑いは、奥に苦味を潜ませながらも明るいので、疲れている人にお薦め。芥川賞候補作。