紙の本
SFです
2020/03/21 17:27
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投稿者:雑多読みノマド - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさにSFです。楽しめます。
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- 孤児惑星(Hot Rock)
この話はこの著者の十八番である惑星において一つの生物圏をそっくり創ってそこで繰り広げられる生物の話なのですが、相変わらずマクロからミクロな視点まで裏付けをしっかり整えている点が凄すぎます。
核心にはオーバーテクノロジーなど存在するのですが、科学的整合性のあるまま想像力をここまで広げられるものかと毎度驚かされます。。
- 鰐乗り(Riding the Crocodile)
他者・別文化圏・意思疎通すら取れない生物とも認識できないものに対して communicate を中心におき、ホモ・ソーシャルとも言えるものの生き方について記載した短編。(タイトルもそういうことなのかな?)
何をなすべきかということはなく、自由意志なき今のなりたい・為したいことについて考える良い機会になりました。
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日本オリジナル編集のイーガン短編集、6冊目。
『七色覚』『不気味の谷』『失われた大陸』といった、表題作でないものの方が好みだったのだが、タイトルとしては『ビット・プレイヤー』かなぁ。
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イーガンの『ビットプレイヤー』を読んでるんだけど、宇宙に飛び立つとイーガンの語る話は時間的にも空間的にもスケールが大きすぎて、最高に最高。「我々には一万年ほどしか残されていない」とか強すぎる。しかも銀河半周してまだまだ終わらない。
読み終えて、やはりイーガンは未来を見通すための力がある作家だなと感じた。というか、フェムトマシンすごい…。
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読みやすイーガンなほうだと思うけど、それでもたまにつらい時がある。
身体感覚の拡張についての「七色覚」アンドロイドの権利にまつわる「不気味の谷」ファーストコンタクト系「孤児惑星」などどれも手ごわくも、おもしろい。
一見ぶっ飛んでいて、あっという間に5万年が経過したりするのだけど、その実登場人物たちの感情はとても現代的で、理解できる。不思議な作家だ。
未読の「しあわせの理由」も読んでみようと思う。
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これまた読み応えズッシリな短編集だった。でもブレずにハードに”グレッグ・イーガン”な味だったので落ち着いて読み進める事が出来た。
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グレッグ・イーガンのSF短編集。 相変わらず、壮大なんだか難解なんだか。 なんだかよくわからんがスゲェと思わせる作家です。
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《目次》
・「七色覚」
・「不気味の谷」
・「ビット・プレイヤー」
・「失われた大陸」
・「鰐乗り」
・「孤児惑星」
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イーガンについて私などが何を申すことがありましょう…まあ、何をいってもイイガン!と私の米子弁魂が主張しますので展開しますと、まんず文系女子には科学・天文・IT的設定説明はいっさい意味をなさず、ただ流れ行くものを立派じゃのうとうっとり眺めているにすぎない。でもその中で描かれる人間性が、感情が、とてもリアルで胸を打つので、その世界に私も属するもののように感じるのです。
未知の世界に足を踏み入れるとき、愛する人にかたわらにいてほしい。まるで相容れない世界で助けてくれた誰かのために隠れて泣く。
データとなって深宇宙を渡ろうが、ゲーム世界の登場人物として目覚めようが、生きよう、謎を解こうとする人間の魂が変わらぬことが深く深く響いてくる。
だーかーらーSFが好きだし励まされるし、SFがないと生きていけないよう!
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「七色覚」★★★
「不気味の谷」★★★
「ビット・プレイヤー」★★★
「失われた大陸」★★★
「鰐乗り」★★★
「孤児惑星」★★★
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「あれ、これ読みやすいんじゃ・・・」と思ったのはつかの間、やっぱりイーガンはイーガンでしたヽ( ´ー`)ノ
牧真司氏の解説「物語だけを取り出せばまるでラリイ・ニーヴン作品」に激しく同意。
鴨如きの浅薄な知識では、イーガン作品の神髄は感じ取れません。それでも肌感覚で理解できる、問答無用のポジティヴさ。
何だろう、この前向き感。このご時世だからこそ感じ取れる、「とにかく前を向いて行こう!」という(知識とかスキルとかは関係のない)姿勢に感動いたしました。
不肖鴨、いつかイーガン作品を理解できるようになるんだろうか。SF者として精進いたします。
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イーガンの作品を完全に理解するのはかなり難しい。特に科学的な説明はよほど知見がないと理解できない。でも、作品は面白く感じる。それは、物語のベースがしっかりしているから。物語の根底にある人間ドラマ(人間ではない生命もいるけれど)があるからだと思う。現代の問題を切り取って、それをSFにしている感じだ。「七色覚」は自分の視覚を拡張するアプリの話だし、「不気味の谷」は未来の相続問題のように思える。とはいえ、難しいのは難しい。雰囲気で読む中短編集である。
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「白熱光」と通ずる2篇がお気に入り。なんのことかわからないけど、面白いって何故だろうと思っていたら、解説を読んで納得。
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短篇集。おおぅ…難解だった…。あまり理解できていないかも。異星人とのコンタクト、タイムトラベルものなどテーマはさまざま。とはいえ現代の難民政策などにつながる部分があったりと、読んでいて考えさせられるところはさすがイーガン。
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グレッグ・イーガンによるSF短編集。6つのそれぞれ領域の異なるストーリーが収録されている。
SF的な紹介をするなら、以下の通りになる。
- 七色覚: 身体拡張、超常感覚
- 不気味の谷: 死後の人格コピー
- ビット・プレーヤー: ゲームエンジン、AI
- 失われた大陸: 時間旅行
- 鰐乗り: 宇宙航行、ファーストコンタクト
- 孤児惑星: 惑星探査、歴史解明
総括としては、決して初心者向けではないと思う。中上級者向けと言った印象。けれど、グレッグ・イーガンの世界観をしっかりと感じられる6編だった。SFファンなら1読の価値あり、かな。
(書評ブログの方もよろしくお願いします)
https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E4%B8%AD%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91SF%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86_%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A4%E3%83%BC_%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB