電子書籍
べっちんとまんだら
著者 松本 次郎
ゾンビ×女子高生×戦車×杉並区!?生と死の中継点である河川敷には、死んだ杉並区民の霊魂が集められる。とあることから、女子高生のべっちんとまんだらは、河川敷の管理人助手とし...
べっちんとまんだら
べっちんとまんだら (F×COMICS)
商品説明
ゾンビ×女子高生×戦車×杉並区!?生と死の中継点である河川敷には、死んだ杉並区民の霊魂が集められる。とあることから、女子高生のべっちんとまんだらは、河川敷の管理人助手としてゾンビ退治をするようになるが――。ポップでキュートでエロくてグロい!
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紙の本
松本先生を「狂人描写のマイスター」と呼びたいですね
2012/02/02 13:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Antikim - この投稿者のレビュー一覧を見る
松本次郎先生と言えば、
重くて残酷でグロテスク、どこか狂っている内容で
かなりマニア向けの漫画家さんだと思います。
この作品以外の松本次郎先生作品は
「革命家の午後」「地獄のアリス」「フリージア」を
読んでますが、ちょっとどういう意味なのか理解できず
上手いとは思っても、実はあまり好きにはなれませんでした。
でも、この本は大好きです!
今回はまさしくアンチプロット(わざと論理性が欠けた話)の真髄で
最初から意味などない話です。作者は下手な芸術映画みたいに
読者に変な哲学を強要させるつもりもまったくありません。
ただ、この狂った世界と狂った人間どもを皮肉を込めて見せて
楽しんで頂きたいだけに見えます。
なので、無残で不条理で扇情的な場面なのに、
読んでて大爆笑してしまうそういう歪んだ楽しさがあります。
特に「狂人」の表現については右に出る作品はないでしょう。
まんだらの狂気に絶望しながらも笑ってしまいます。
ガンダム・イデオンなどパロディのネタもありますが
ちょっとタイトルだけ知ってるとか、かじった程度で
分かるくらいの仕込みなので安心です。
ジャンプの「ボボボーボ・ボーボボ」の不条理なギャグが好きだった人なら
読んで欲しいと思います。(ただし、20歳以上の大人限定ですが