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本を愛した彼女と、彼女の本の物語
著者 著者:上野 遊
僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか―...
本を愛した彼女と、彼女の本の物語
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本を愛した彼女と、彼女の本の物語 (メディアワークス文庫)
商品説明
僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。
これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。
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紙の本
意識を持つ本とある女性の運命の出会い
2022/10/07 15:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも何気なく手に取る本に意思があったらと、どんな人に手に取ってもらいたいでしょうか?
この本はそれを感じさせてくれる物語でした。
書店におかれ、返品寸前で、ある若い女性(銀河)のもとに届けられた(ある死後の世界にある不思議なホテルを舞台にした)一冊の意識を持つ本。プレゼントされたことも知らず読むことすらしなかった銀河ですが、ふとした出来事で本を読み、物語に共感し勇気をもらい、大きな一歩を踏み出します。高校で一生涯の親友そして、大学で素敵な彼に出会い、まるでその本の主人公のように、悩みながら将来を夢見て幸せに過ごします。
とある出来事がおこるまで、銀河は、自分を変えてくれたその本をお守りのように持ち歩き、またその本も銀河に読んでもらえ大切にされているのを誇らしく、見守る、時には友のように連れ添います。
一冊の本が人を変えるきっかけになるお話はよくありますが、本の視点から持ち主に対しての想いが伝わってくるお話ははじめてでした。人生にとって、大切な本(電子書籍も含め)がどこかにあると思いますが、この本はその一冊に加えてもいいと思える本でした。
紙の本
いい!!!!
2019/11/21 21:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らぴす - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙もとっても綺麗だし、本視点で物語が語られてるっていうのも新しくて面白くていいとおもいました!!主人の少女の気持ちが変化していくのも見どころです!!