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月と星の還るところ 紫微国妖夜話
著者 宮池貴巳(著) , 由羅カイリ(イラスト)
若き役人の周囲にはあやかしがいっぱい!? 紫微国の西の果てにある侶州の役人として任地へ赴いた脩徳は、そこが「太陽と月が眠るところ」と呼ばれる辺境で、さらには魑魅魍魎が跋扈...
月と星の還るところ 紫微国妖夜話
本日まで通常616円
税込 431 円 3pt月と星の還るところ (小学館文庫 キャラブン! 紫微国妖夜話)
商品説明
若き役人の周囲にはあやかしがいっぱい!?
紫微国の西の果てにある侶州の役人として任地へ赴いた脩徳は、そこが「太陽と月が眠るところ」と呼ばれる辺境で、さらには魑魅魍魎が跋扈する土地だと知って、すっかり意気消沈してしまう。そもそも脩徳は昔から運の悪い男だった。彼の人生には、まるで何かに取り憑かれたように、次々と間の悪い不幸が押し寄せる。しかしそれこそが、脩徳が(本人の意思に反して)人外の者たちに愛されてしまう理由でもあるのだった。
さて、若くして国の難関試験を通過した脩徳は、ときの皇帝にまで篤く目をかけられたエリートのはずなのだが、今日も今日とて赴任先では人外のモノたちに絡まれて、およそ平穏とはかけ離れた生活を送っていた。
ある日、侶州における幕僚でもある生意気な少年――実際には数百年を生きる遊翼の虎――である天祥利らとともに紫微国の都から侶州へ戻る道すがら、脩徳は許郷という城市に逗留することになった。そこで生まれて初めて賭場へ足を踏み入れた脩徳は、不幸体質を発動して賭けに大負けしてしまう。借金のカタに真夜中に開かれる「鬼市」へ潜入することになった脩徳と祥利は……。
絶品中華ファンタジー、怒濤の第2弾!
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中華風ファンタジー
2019/11/03 17:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美沙紀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編作品では無く時系列順の短編3つなので寝る前などにサクッと読めます。怪異に巻き込まれやすい主人公がただ巻き込まれているだけの様な気もしますが、中華風ファンタジーの醸し出す妖しげでどこかカラッとした空気感を感じられました。オドロオドロした妖怪ものを好まれる方には物足りないでしょうが、あっさり読みたい方には丁度いいのではないでしょうか?