読割 50
電子書籍
世界標準の戦争と平和――初心者のための国際安全保障入門
著者 烏賀陽弘道
「安全保障って、さっぱりわからない」「尖閣とか北朝鮮とか沖縄基地問題とか、難しそう」「ニュースを見ても理解できない」「ミギとかヒダリとか怖そうな話ばかりが飛び交っていて、...
世界標準の戦争と平和――初心者のための国際安全保障入門
世界標準の戦争と平和 初心者のための国際安全保障入門
商品説明
「安全保障って、さっぱりわからない」「尖閣とか北朝鮮とか沖縄基地問題とか、難しそう」「ニュースを見ても理解できない」「ミギとかヒダリとか怖そうな話ばかりが飛び交っていて、かかわりたくない」……。
そんな読者に向けて、米コロンビア大学大学院で「軍事・安全保障論」の修士号を取得した著者が、兎に角「わかりやすく」をテーマに懇切丁寧に説いた入門書です。「こんなにわかりやすい話だったのか!」と目から鱗の話が満載で、読み始めると途中で止められないこと請け合いの面白さ。最後まで読めば、世界情勢がこれまでよりずっとクリアに見えてくる!ニュースを深く理解できるようになる!
この本で強調される大切な考え方
●世界の安全保障の主舞台は「海」である。
●「海」と「陸」の視点から世界や歴史を見ると、戦争と平和の話の理解が容易になる。
●安全保障は軍事とイコールではない。
●実際に必要な12の思考
・リスクを見積もる時、自国政府の公式声明や公式文書、報道発表だけに依存してはならない。
・自国政府の公式声明や公式文書、報道発表だけに依存した報道や論考、主張は警戒する。鵜呑みにせず疑う。
・100年単位、世界地図単位のビッグピクチャーから現実を見る。
・自国の視点だけから考えていてはいけない。相手国の視点から見れば、同じ現実でもどう見えるのかを考える。
・シグナリングを見落とすな。
・国際関係は異文化交流である。自国の価値観で他国の行動を評価・予測してはならない。
・事実と願望を混同してはならない。
・外政と内政は連続して一体である。
・2国間での政策は、他国との関係にも影響する。世界は2国間ではなく多国間で成り立っている。
・安全保障政策はベネフィット・ロスの差し引きである。
・「好き嫌い」「善悪」「勝ち負け」などの価値判断は現実を理解する敵である。
・政策決定は多様なプレイヤーが参加する重層的なプロセスである。単層的な思考をしてはならない。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
勉強になりました
2020/04/06 04:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かえで - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで、ニュースを見ても上っ面しかわかってなかったことを思い知りました。また、地政学というものがなぜ日本で一般に広まっていないのかも知りました。この本を読んで、今まで腑に落なかったものが、あーこういうことだったのかと、納得できることもありました。というわけで、勉強になりました。もっと、勉強したいです。そんな気にさせる本です。