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有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 ローランスは猫日和
コラリーを気に入った王太后は、彼女をテランスと結婚させようと企んでいた。それを察したテランスは、フェリックスに彼女を連れ、ローランスを早々に離れるよう命ずる。そんな中、ボ...
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 ローランスは猫日和
ローランスは猫日和 (コバルト文庫 有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険)
商品説明
コラリーを気に入った王太后は、彼女をテランスと結婚させようと企んでいた。それを察したテランスは、フェリックスに彼女を連れ、ローランスを早々に離れるよう命ずる。そんな中、ボナバンが行方不明だという話がコラリーに伝わる。彼女は、ボナバンの行方を調べるため、フェリックスとともに彼の事務所へと向かった。しかし、そこで見たものは無残に荒らされた事務所の姿だった……!
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紙の本
会話にプププ……
2002/06/27 19:00
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投稿者:アリオス - この投稿者のレビュー一覧を見る
有閑探偵コラリー&フェリックスの第9弾です。
10作目に続き、このシリーズで読んだのは二冊目なのですが、いきなり読んでも楽しめたそれと違い、こちらは前巻から繋がっている部分が結構見られたので(キャラも)、読むのなら前作からの方が良いかもしれません。ですが、本筋(宝の地図を持った猫を巡る騒動)は前作を知らない私でも楽しめました。
若く美しい国王(ただし性格に難有り)のお妃候補に選ばれてしまったコラリー。いずれ莫大な財産を相続することになるコラリーを何としても妃にしようと企む王太后だが、全くその気のない国王はフェリックスにさっさとコラリーと結婚するようたきつけます。お互い好きなクセに、なかなか進展しない2人の関係が一番の見所かと。
そしてもうひとつの恋、前巻から繋がっているらしい、ある貴族令嬢と王の秘書官との身分違いの恋の行方も気になるところです。
今回は殺人など陰惨な事件がなく、ほのぼのしているところも良かったです。
キャラの会話、コラリー、フェリックス、シュシナック(コラリーのことが好きな盗賊)のやりとりが楽しくて笑えます。シュシナックはかっこよくて、乙女心をガシッと掴みそうなタイプですが、私はコラリーと同じく、とぼけてて、不可解で、飄々としていて、口が悪くて、でも頭が切れて、可愛いところもあるフェリックスの方がより好きです(笑)。ラストではかっこいいところも見せてくれて、いざという時は頼りになりそうですし。