紙の本
わかりやすい
2022/11/03 16:40
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
開業と失敗を繰り返して身につけてきたことが、よくわかりよかったです。してはいけないことが、明確に示されていて、素晴らしかったです。
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デンジャラスKから、麺ジャラスKへ。 戦いの舞台はリングからラーメン店へ変われども、困難な状況も意地で立ち続けるその姿に今も胸アツ。 看板メニュー「カレー白湯麺」目の当たりにすると、あのタイツの黄色イメージも蘇るのだろうか… お店に、行けばわかるさ。
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全く持ってキツい。ラーメン屋は絶対やらない。
全日本プロレスの川田利明というネームバリューで、かつ本人が厨房に立ってこの状況は正直難易度が高過ぎでしょう。
これでもかという失敗談がわかりやすく、5章の俺だけの教訓でしっかりまとめている。なお、後書きは必読。
ちなみに私も友人と一度行ったことがあるが、次に行ったらおすすめのカレー白湯ラーメン食べることにする。
(その時は煮干しベースのラーメンだった。普通に美味しかったけども。)
以下私見になるが、
何をやるにしてもスタートアップは大変だが、ラーメン屋問わず飲食店に対するスタートアップ支援は行政レベルで少し考えた方が良い気がする。
これから増えてくるインバウンド需要を考えれば、多種多様な国の飲食店が必要だし、特化した飲食の人材を育てる土壌が必要だと思う。
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全日本プロレス四天王の一人であり、三沢光晴とのタッグやシングルマッチ名勝負数え唄でも知られる川田利明選手が華麗に転身したラーメン業10周年の裏側について語る本書。
全日時代は川田利明選手は大好きだったし、特に三沢戦はビデオに録画して50回以上観たほど、当時このプロレスは事件だ!とざわつくほどガチな命を削った試合にしびれた。
そんな川田さんのプロレス以外の本。
さくさくと読みやすくて面白かったし、どのように?なぜに?ラーメン屋さんを経営するようになったのか書かれている。
その辺のビジネス書と違うのは成功談ではなくほとんどが失敗談。反面教師にして脱サラでラーメン屋なんてやらないほうが良い!ということがクドいほど書かれてる。
ざっくりと赤字続きでベンツ3台を売ることになったエピソード、開業のための膨らむ出費について書かれているが、負債の部分は強調されていたが、利益についてももう少し具体的に知りたかった。
ラーメン1杯辺りの粗利がどれくらいなのか。については書いてしまうと意外と余裕あるじゃん。という印象を与えてしまうからなのかもう少し具体的にあると参考になる人も多いかと思った。
後半は結構ラーメン業についての不満や、非常識なお客さんの愚痴についてのオンパレード。どうみてもお客さんが悪いエピソードばかりなのだがここまで愚痴っている現役飲食店オーナーってどうなんだろ。と。
ラーメンでもなんでもこだわりが強く器用にこなす川田さんはもう少しこの辺りも器用にこなしてほしかった。
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元全日本プロレスラーの川田によるラーメン屋経営本
ラーメン屋を維持するためにベンツを3台売ったという話なぞビジネスの難しさを感じさせる話てんこ盛り。
サラリーマンは役割分担で効率化している点と組織に守られている点を忘れてはならない。
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元全日のプロレスラー川田利明が経営するラーメン屋の話。
個々の話は面白く,川田がラーメン屋を熱心に経営していることはよくわかるが,タイトルにそぐわないように思う。本当は,自分のラーメン屋の話を素直に書きたかったのに,編集サイドで,逆説ビジネス学みたいなタイトルにしてしまったから,全体としてこんな感じになったのかなとは思う。
真面目にラーメンを作っているようなので、店の宣伝にはなると思うな。同じ話が繰り返されるので,口述筆記かなとも思った。
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ビジネス書は、高揚感をあおったり、読んでて「私にもできそう!」て根拠のない自信を与えるものが大半。
読了直後は、やる気に満ちあふれるんだけど、意外と後に残らないことも多い。笑
信頼のためのアクセサリーとして、著者プロフィールで、立派な肩書きや実績を飾り立てていると、かえって冷めることすらありました。
けれど、この「失敗から学ぶための」逆説ビジネス学。
川田さんのお人柄も相まって、何より、「信じてみたい」と思わせる書でした。
他の方も書いてますが、流行りに乗ったようなタイトルはかえって勿体ないな!
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191215.1日で読めてしまった。
最初にカラー写真があるが、最初読み飛ばしたのに読み終わってから再度眺めてしまった。
なんやかんやとても良い宣伝本になっていると思う。
読んだ後はこの店に行きたくなる。
確かにサイドメニューのこだわりが強く、ビールとサイドメニューだけで粘りたい客の気持ちも分かる。
立地と広さと居抜きなのに厨房施設がないところはたしかに反省点。笑
料理というものをビジネスとするか趣味とするかで話は別れる。不器用なりにそのラインを責め続けているお店なんだと思う。
得手してこういう店は愛されつつも続かないのが悲しいところ。
普通に値上げしても良いのでは?美味そうですよ。
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2009年、三沢の死にショックを受けてプロレスを休業し
ラーメン店「麺ジャラスK」を開店した川田
なんとか10年持たせてきたが
内実は常に倒産寸前
カウント2.99の連続だったそのズンドコ経営ぶりを
赤裸々に暴露する一冊である
しかしなにより圧倒されるのは展開の巧さだ
いきなり鼻持ちならない自画自賛で読者のヒートを煽ったところに
たたみかける自虐の連発
それでいながら徹頭徹尾ブレない謎の上から目線で
緊張感を途切れさせない
まさにプロレスラー川田利明の面目躍如か
ついでに言うと
プロレスファンにとって長年の謎だった
「なぜNOAHに行かなかったのか?」という疑問にも
しれっと答えているのだが
まあなんというか
ラーメン屋に転職した川田の甘さは
NOAHを旗揚げした人々の甘さに通じるものだったかもしれません
とはいえ、人生にはきっと冒険も必要なんである
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レスラーだった川田さんがラーメン屋の経営で10年続いた事の主に苦労した、大変だった所に特化したビジネス書。
通読して思ったのが、ラーメン屋の経営がこんなにも厳しい物だったのかと。
わたしは福岡出身なので関東の豚骨ラーメンの店に良く行きますが、確かにチェーン店意外だと家族か1人でやってるところが多い印象ですけど、その理由もよくわかりました。
発券機を採用している店が多いのも。
安易に会社辞めて自由に!と唱える人がいますけど、
この本は会社辞めた後の現実が書かれてるのはもっと評価されていいと思いました。
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「ごつごつしているけど、好きな本」
文章はうまくない。でも味がよい。
自分の筆力を棚にあげていうのはなんだが、この本もそんな一冊だ。
プロレスファンだが、著者の川田利明氏の熱烈なファンだったことは一度もない。
しかし、「川田選手が出てくる試合は間違いなく面白い」。ひいきの選手が勝とうが、川田選手が勝とうが、確実に“熱い一戦”なのだ。
勝敗はつくのだが、「この試合を見られてよかった」という印象ばかりが残る。
あの名勝負製造機の川田選手が本?と興味本位で手に取ったのだが、
①プロレス好き(40代以上)
②飲食店(ラーメン店)を始めたい
③脱サラしたい
④なんか迷っている
という人なら誰にも読むべきところがある(誰しもどこか当てはまるか)、
川田選手と同じく引き出しの多い本である。
後にフットルースでタッグを組むことになる、冬木選手と料理のエピソードは心あたたまるものがあるし、全日色しか感じない川田選手が中学を卒業した時、新日に受かってとは、プロレスファンには常識なのかもしれないが、はじめて知った。
ジャイアント馬場さんがマックのフィレオフィッシュが好きだったなんて、ORIGAMIのアップルパンケーキよりインパクトがある。
プロレス史的には微妙な存在として語られる馬場元子も絶賛している(だからこそノア分裂時に全日に残ったのだろうが……)。
「俺が長い全日本プロレスの道場の歴史の中で初めて開発したオリジナルメニューがある。それは『カレーちゃんこ』だ」って、そうだったのか。
いまや水道橋の矢野選手(新日本プロレス)の店の定番メニューである。
「今、日本には約3万件ものラーメン屋が存在する」とは、ラーメン店を始めようとするチャレンジャーなら、「10年続くラーメン屋はたったの1割!」「3年以内に8割の店が廃業するサバイバル業界」と共に知っておくべき数字だ。
成功法則が基本のビジネス書、ノウハウ本ではこうした事実は通常明かされない。有名人だから本になったともいえるのだが、オーソドックスな基本書ではなく、“裏ビジネス書”として読むべき価値がある。
銀行員になろうとする大学生の裏必読書が『ナニワ金融道』みたいな話だ。東洋経済の『金融読本』も読んだ方がいいけど……。
激しく共感できたのが、「特に1990年代を経験してきた人たちは、なんか自分が偉かったような気分になっているようだけど『それは違いますよ。あなたじゃなくて、あなたが持っている名刺が偉かった。名刺に書かれている会社名と肩書きが偉かっただけです』と強く忠告したい」である。
おそらく、1990年代はサラリーマンにとって、最後のオイシイ時代。それを知る同僚が独立して、辛酸をなめたケースを何度も見てきた。
肩書の面でも、お財布の部分でもホントは会社に守られているのだ。
プロ���スと本書の引き出しの多さは、「基本さえ、ちゃんと学んでおけば、そこからいくらでも応用が利く」からなのだろう。どの世界でも”いい味“を出せる人の哲学だ。
プロレスラーのお店は、もはや伝説の「寿司 しま田」ほか、いろいろ巡ったが、『麺ジャラスK』は未体験。コロナ渦が終わったら、ぜひ「乾燥メンマ」から作ったオリジナルのメンマを体験しに行ってみたい。「たまたま来ましたよー」風な風情で。
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プロレスラー兼ラーメン屋店主である著者が、いわば失敗談を挙げ、これから商売を始めるならラーメン屋だけはやめておけ、と繰り返し書き綴っている本。
文章は口語的でとてもわかりやすい。著者のことは名前だけ知っているような状態だったけど、読み進めるうちに人となりが伝わってくるようだった。
思っていたほどノウハウが詰まっているわけではないものの、商売を始めようという人にはもちろん、普通の会社員が読んでも読み物として面白かった。
個人的に一番共感できたのは、飲食店には想像以上にわけのわからない客が来る、という箇所w
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元プロレスラーがラーメン屋になって10周年たった話です。すべて話し言葉で書いてあるのでとっても読みやすいです。所々にプロレスネタも挟んでありプロレスファンもきっと楽しめると思います。最初から最後まで一貫してラーメン屋は儲からないからやめろやめろと連呼しています。それでも何故か興味が湧いてしまう不思議な1冊です。
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プロレスラー川田利明氏のビジネス本。
ラーメン店、飲食店の起業に関する苦労や失敗談がこれでもかと書かれていて、サラリーマンとして名刺に守られて働くことがいかに恵まれていたかがわかる。
川田利明氏のファンなので手に取ってみたが、起業に関する苦労、特に経済面での苦労はこれでもかと言うくらい書かれているので、これを読むと安易に飲食店で起業など考えられなくなるだろう。
川田氏のプロレス同様、無骨な論調で書き進められているのだが、どこか親しみやすい。
意地を張り続けてラーメン屋を続けるというのも、自分は決して真似出来ないが、その姿や生き様に少し憧れる。
これから飲食店で起業しようとする方や、プロレスラー川田利明のファンであれば読んで損は無い。
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一日50~80杯がノルマ。
体力(立ち仕事)精神力、資金力が必要。
素面の客が非常識。
380円のデザートで10人が居座る。一人38円。
券売機の設定が大変。いちいち暗証番号が必要。
大手チェーンの資本力にはかなわない。
1年に3000軒オープンし3000軒つぶれる。
開業1年で4割くらいはつぶれる。
3年だと8割。10年残るのは1割。
45ページの張り紙だらけの券売機の写真。
当日の仕入れ費用>>>前日の売上高
のときの、むなしさ。
脱サラしてのラーメン屋開業には大反対。