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電子書籍
謀殺の弾丸特急<新装版>
著者 山田正紀
軍事政権下にある東南アジアの小国アンダカムでは、今も日本製蒸気機関車C57が現役で活躍する。今日も日本人ツアー客を隣国タイまで送り届けるはずが、重要国家機密を巡るトラブル...
謀殺の弾丸特急<新装版>
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謀殺の弾丸特急 (徳間文庫)
商品説明
軍事政権下にある東南アジアの小国アンダカムでは、
今も日本製蒸気機関車C57が現役で活躍する。
今日も日本人ツアー客を隣国タイまで送り届けるはずが、重要国家機密を巡るトラブルに巻き込まれ…。
旅好きの老婆、元国鉄職員、新婚カップルなど、いわゆる普通の人々が、
最新兵器で重装備するアンダカム国軍にいかにして立ち向かうのか!?
ノンストップ超絶エンターテインメント。
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紙の本
作者の冒険小説の代表作
2005/06/14 08:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
東南アジアの小国アンダカムでは、今も日本製の蒸気機関車C57が現役で動いている。それに乗って隣国のタイまで向かうツアーに集まった日本人観光客たち。しかし、その中の一人が、アンダカムを支配する軍事政権の存亡にかかわる重大機密を手にしていたからさあ大変、楽しいはずの旅行が、生死を賭けたアンダカム脱出行へ、C57を乗っ取り、果たして無事タイへと逃げることができるのか?
爆走する機関車に、戦闘のプロの軍隊対普通の人たちの戦い、映画や小説に何度も扱われているありがちな話なのですが、これがメッポウおもしろい。一難去ってまた一難、次から次と襲いかかる軍隊や困難に、必死の抵抗を試みるツアー客たち。小気味良く話が進んでいき、まったく飽きることがありません。
SF、冒険小説、ミステリーと、さまざまなジャンルの小説を発表し、それぞれに傑作をものしている作者の、冒険小説の代表作といえるおすすめの一作です。
紙の本
列車よ、止まるな!最新武器に立ち向かえ!
2001/08/11 01:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:政宗九 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カンボジアをモデルにしたと思われる架空の国・アンダカム。大塚はその国の軍事基地の写真をスクープし、その写真を雑誌に売り込んで自分の名前を世界中に轟かせようと企んでいた。しかし、その時に写ってしまったものが軍当局の逆鱗に触れてしまったらしい。彼らは「アンダカム縦断SLの旅」という名のパッケージツアーに参加していた大塚を殺すために刺客を送ってきた。日本人ツアー客と添乗員は、自らで機関車を運転しながら、追手から逃れなければならなかった……。
肝心の大塚は序盤で割とあっけなく殺されてしまうのに、軍の攻撃はまだ続いてしまう。ただ逃げなくても何か対話の方法を模索しないのだろうか、とか、いくらなんでもそれでは敵は倒せないだろう、とか、いろいろ突っ込みポイントはあるのだが、それを気にしないで一気読みすれば実に楽しい小説である。映画「インディ・ジョーンズ」を思い起こさせるようなもので、戦争のノウハウを全く知らない素人集団が最新鋭の武器を原始的な対抗手段で次々に撃破していく過程は痛快ですらある。逃げることに必死だった彼らが後半では完全に戦士のオーラを放っているのだ。小道具の使い方も面白い。完全に冒険ゲームだ。楽しむべし。