秘匿の楼閣

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投稿者：びじゅつすき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

話は、色気のある話ではありますが、作品としては、歴史背景や、その世界観が美しく、またその時代ならではの、国の内情や、その時代背景だからこその、切ないドラマに心を打たれる作品。
色気あるものの、いやらしさや、淫らな感じよりも、何だか人の中にある、愛や崇高さすら感じる、作者の｢物語にあくまでも重きをおきながら、美しい愛の表現を描く｣と言った、意図が伝わる名作。
最初は、主人公がただの悪い人に感じたが、憂いを帯びた表現に、徐々に引き込まれて、本当の愛のドラマに最後は涙が止まらない。

文章の流れの美しさが、とにかく耽美な話にあっている。
ただ、一つだけ言うなら、名前等にルビがふってある方が、より一層入り込めた。
日本の話の方がすんなり入れたのは、名前が親しみ易いからかと。

名前と、国のルビがあるかないかで、小説や漫画の名作は抜きん出ると言っていた、映画監督を思い出しました。

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投稿者：もこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

漫画の宦官BLのシリーズが好きで、小説の宦官BLは初めて。どうかなと思ったけどこれはこれでいいです！受けが攻めに乗るのがセクシーでした。テレビドラマ的なときめきがありますね^_^