進化する里山資本主義

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☆☆☆2020年5月☆☆☆


これからの日本が進むべき進路を示す本だ。
「お金だけに頼らない生き方」
とても重要な考え方だと思う。ベランダで少しだけでも野菜を自給する、直接の人間関係を大切にする。
少しでも実践しなければと思いながら、なかなか出来ないのが悔しくもある。


多くの方の実践例を見ると、自分も自分なりに工夫して頑張ろう、そう思える。

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資本主義から脱成長への取り組みが勉強になる。
脱成長や相互扶助を実現するヒントが詰まった本。
農漁村に住みたくなった。


マネー重視の考え方を超えて、必要なものを必要な分だけ、ちゃんと見合う価値をつけて届けるビジネスも、血の通った関係も、既に地方で行われている。

里山資本主義流の地方創生ビジネスには、これができるからやる、ではなく、これをやりたい！という当事者意識と、地域との結びつきが大切。

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本のタイトルは、林業をイメージさせるが取り上げられているのは一次産業だった。
Uターン組だけでなく、Iターン組の実例が紹介されていてよかった。

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循環する経済活動。

地域内でエネルギーも人も循環する資本主義を作ることが里山資本主義であり、2013年の構想発表後から、その傾向と取り組みおよび必要性がさらに増している。資本主義と名がつくように、決して新たな価値を生むことを放棄した概念ではなく、SDGsに近い考えであり、持続性に重きを置く。域内経済で生産する(特産品など)だけでなく、次の3点がキーポイントになる。
①いかに関連した産業を創出できるか
②域内で消費できる内需を生めるか
③人同士のゆるやかなつながりがあるか
　→情報交換から新しい事業につながる

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前作から7年、里山資本主義はさらにパワーアップしているのかもしれない。
多様性、多数の選択肢がある暮らし、とも言える。

里山資本主義とは、「ヒト・モノ・カネ・情報が、使い潰されず、淀まずに、循環し再生され、次世代に続いていく社会」を目指す主義。

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地方創生にちなんだ本。事例を上げて、どう言ったムーブが次世代の繁栄に繋がるのかを説明している。とても魅力的な事を言っているとは思ったけど、「DNAに刷り込まれている人間の性」を過大評価しすぎていると思った。また、この里山資本主義が多くの人がやる事でさらに多くの人がやるという正の循環的な要素があると思う。そのため、やや布教的な雰囲気を感じた。

しかし、別に多くの地方が同じ事をやっても競争にならず、また日本が抱える多くの問題を解決しうる実践的なソリューションとしての価値は高いと思いました。

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p43 過疎の線真剣である島根県　2015年合計特殊出生率 1.87 25-39最女性のパート・アルバイトをふくむ就業率は　8割を超えている
そもそも子供は社会の宝であり、その存在は社会全体の喜びなのだから、子育ても社会全体で分担するのがあたりまえ

p105 良い地域にはいいカフェがある

p220 危機感、自分ごと化、官民連携が要

p280 2007年と2017年を比べて12%伸びているのは農業

p284 過疎地では、高齢者の死亡が新たな出生よりも多すぎて、総人口は減っています。しかし、そんな中で、過去に減るだけ減ってきた乳幼児が増え始めるという減少が、一部の過疎地でおきている


p288 夕張の何がいけないか　それはメロン産業のクラスター化に失敗したから

p322 日本では、お受験で成績がよかった人ほど、自分は常に正しいことを言っていなくてはいけないという強迫観念に囚われている。つまるところ、ソクラテスの語る無知の知をまったく失っている。点数の高い人ではなく、自分は現実をしらないと気づく人ほど、本当に頭がいい人です。だからクイズに間違ったら、知らないことがわかったと喜ばなくては行けないんですよ

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https://bookclub.japantimes.co.jp/book/b510564.html ,
https://satoyama-satoumi.net/

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里山資本主義の本。
そういう見方もあるなと思う一方、納得し難い部分もあり。

メモ
・里山資本主義とはヒトモノカネジョウホウが使い潰されずに、淀まずに、循環し再生され、次世代に続いていく社会を目指す主義。

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考え方のバックボーンは前作でほぼ言い尽くされており、実践事例の紹介。
進化というよりは具体化。
実践の中からこそ見えてくる、地域の特性による里山資本主義のあり方の多様性や、暮らす方への影響の手触り感。

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使いまわされた萩大島船団丸も出てくる事例紹介だけでなく、里山資本主義をおさらいする対談もある。結局は地域独自の資源を見つけ出して、先駆的な工夫をして、継続拡大出来るビジネスを創出する事なんだ。

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https://kinoden.kinokuniya.co.jp/Shinshu/bookdetail/p/KP00048539
学外からの接続手順
1. 画面上の「学認でログイン」をクリック
2. ポータルサイトACSU画面でACSUのIDとパスワードでログイン

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里山資本主義の実践事例の本と思われる。事例紹介として面白いが、原理原則的な部分は前著にありなのかも。