読割 50
電子書籍
スリークオーター
著者 やまがたさとみ
少しでもいいなと思って近づいても、結局カラダだけの関係で終わってしまう。それ以上の関係になれるモノを探す山下は街で偶然、目とココロを奪うモノを見つけた。オレンジのアジアン...
スリークオーター
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
スリークオーター (花音コミックス)
商品説明
少しでもいいなと思って近づいても、結局カラダだけの関係で終わってしまう。それ以上の関係になれるモノを探す山下は街で偶然、目とココロを奪うモノを見つけた。オレンジのアジアン…。兄のショップの手伝いをしている「ケイタ」にココロ動かされる山下だったが、カラダは別の男へ…
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
呟きのように宣言する抗い難い確信。
2003/03/02 23:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真壁しの - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひどく好きな本。
線の綺麗な絵なんですよね。表紙に惹かれて買って、中身を見たら絵が違う……というがっかりはこれに関してはいりません。さくさくした線で、なんかとてもきれいだ。この線でこの絵で、この話が語られていることがうれしい。透明感があるというんだろうかね。なんかすごくうれしくなってやまがたさんの本を探したけれども見つからなくてがっかり、という。もっとこのひとの書くものが見たい。
あるポイントを通じて複数のストーリーの世界がつながっている仕組み。あざとくなくていい。そのポイントである店のバイ夫婦がかっこいいやらかわいいやら。
表題作もすきなんだけどなんといっても巻頭の話がすごく好きだ。
深沢の言う、山下の「うれしそーなカオ」というのがとても好き。好きの他に言葉がないくらい好き。うれしそーなカオ、に、これほど則した表情もないよというくらい。そのうれしそうな顔がうれしい。
ノンケの男に最初から「気楽」だと思えるような行為かとちょっと思ったけどそこはBLで流せるところ、というか、気楽な相手だったんだろうなあ。その気楽さが山下には、うれしくもまたつらくもあるところ。切ないと言うことばは使われすぎて古びてしまったけれど、他になんと言えばいいだろう。
しあわせは目の前にあっても手を伸ばさずにいれば手にはいらないし
となりにいてもそれをみとめずにいればそれが幸せのかたちをしていることに気がつかない。
もう気がついてもいいころあい。
紙の本
恋はハードボイルドだけど…
2002/03/27 01:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:椎名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
綺麗なイラストに反して中身はとてもリアル。ここには不器用な恋の痛みがある。いつもいつも相手の心との距離感を図ってる。近づけなくて焦れったくてでも相手の心と自分の心が違うことをわかってて。同性を好きになってしまったらきっとなおさらに。恋はハードボイルドだ。だけどハードボイルドになれなくて足踏みしかできない恋もある。そんな恋の切なさを繊細に描いた秀作。
紙の本
淡々と描かれてる
2002/05/12 13:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イルカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔から同姓の友人ばかりを好きになってしまう山下。でも男を好きな男には惚れない。ノンケばかりにホレてしまい、結局友人も出来ない。体だけの関係の男はいる。でも寂しい。そんな時深沢と出会う。
日々の日常を少しだけ切り取った感じ。イラストはすごくキレイ。話はとてもシリアス。結局二人はその後どうなったの?と、疑問は残るがそれも作者の持ち味って感じ。表題作意外に短編が二つ収録。