電子書籍
量子コンピューター
2022/08/24 14:15
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ITの最先端の量子コンピュータのお話です。そのすごさは、計算速度。なんと、量子コンピュータは、スーパーコンピュータの15億倍というから……。ただ、分かりやすさでいうと、もう少し掘り下げて欲しかったです。
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ファクトベースではない
2022/03/26 23:43
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投稿者:けいちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
量子コンピュータが社会に与えるインパクトは「まえがき」で分かった。
だが、本編の内容のほとんどは量子コンピュータに関係ないし、著者の思い込みと思われる内容や陰謀論的な内容が多い。
本編の技術的な説明の内容も、本当に正しいのか疑問のある内容がある。
あまり信頼のできない一冊。
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2020/07/23深田萌絵 「米中AI戦争」
深田氏はAI分野の造形が深い
現代の社会は自由を選ぶか、
強権の社会を選択するか
深田氏は後者
AI戦争の実態は監視と言論統制
デジタル全体主義の時代へと
アルファ囲碁ゼロに衝撃
中国はAIの軍事利用に気がついた
人工知能と人間知能
後者には想像力や情熱が存在する
ただしAIは24時間休まずに計算を続けられる
人間知能は自ら仮説を立ててデータを解析する
ビックデータを必要としない
だから人間知能は省エネとも言える
ムーアの法則の終焉
半導体の微細化で差をつけられなくなった
中国製造2025計画
AI .ロボット、半導体、ナノテクノロジー、宇宙航空型などの超ハイテク技術
グレートファイヤーウォールGFW
現代版万里の頂上orデジタル冷戦時代のベルリンの壁
中国の「一帯一路政策」
中国海底ケーブルと5G基地局で世界を結ぶネットワークを実現
世界の情報覇権を握る切り札
対抗して半導体技術で優位を確保する
日米連合の重要性
ソフトバンク孫正義社長は中国中枢と親密
IPO ファーウェイ
日本の戦略 強みの確保・AI
2020/07/23深田萌絵量子コンピュータ
ムーアの法則の終焉
次は量子コンピュータ
時代はデジタル全体主義の世界へ
支える技術がファイブジーAI自動運転ブロックチェーンなど
中国は一対16構想で
一帯一路の通信網と送電網がセットで世界を覆う
通貨の変貌ぶり
金本位制→管理通貨制度 裏付けなし
国家の徴税権に担保される
中国は脱米国 マネーと半導体
これらが覇権国の条件
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量子コンピューターの創造力と破壊力の凄まじさが実感でき、恐ろしくなる。
筆者は、デジタル技術的な解説にとどまらず、国際政治とりわけ米・中・台湾の思惑、経済予想等包括的な分析がなされ、近未来の対極の世界が容易に想像できる良書である。
2020年8月時点で、本書の内容よりかなりのスピードで現実の世界情勢は変化している。
科学技術の進歩が「自由で健全な文明社会の構築」に寄与する事を切に願うばかりである。
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量子コンピュータの説明は良いと思うが、
中国に恨みがあるのか、何でもかんでも、中国のせいとするのはちょっと無理がある。
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内容が難しすぎて1割くらいしか私の脳みそでは理解できませんでした…
とりあえず中国がこの技術を手に入れたら世界がやべーってことと、トランプ再選してくれってことと、ドコモ頑張れってことかな…
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2020.9.22 読了
前半は量子コンピュータの解説。後半はグローバリズムの中での位置づけ。やや、思想めいた記述が多かった。知りたいのはそこではなかったので「ん?」と言った感じ。ただ、学びは多かった。
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量子コンピュータの到来が意味、それがAIや5Gによる監視社会に向けた中国(&台湾)の野望に使われていること、日本の技術はデュアルユースが台湾経由で吸い上げられていること、それをストップさせ、シリコンフォトニクス分野で突出して6Gで対抗すべきと言った内容。
冒頭、筆者が古典コンピュータという今のコンピュータは、ムーアの法則で処理の限界に来ており、消費電力もバカにならないが、量子コンピュータが実現すれば、低運用コストで総当たり計算・素因数分解という暗号解析に強いコンピュータができることを説明。ここは分かりやすい。
第二章は、量子コンピュータの原理を説明。文系にも分かりやすくとあるが、定義の分からない概念を別の分からない概念で説明するのでチンプンカンプン。基礎知識が無さすぎるのかもしれないが、全く頭に入ってこなかった。
第三章は、政治的な議論に戻り量子覇権について。中国は、5G網-AI-量子で監視社会をグローバルに敷くことが目的と喝破するが、量子は5G網やAI化で集めたデータの暗号解析という役割があるとのこと。分かりやすい。また、台湾がトンネルとして、民主主義の外観で中国に技術を吸い上げる役割としている。ここは技術が分かっていない身には釈然としない。最後にデジタル監視社会にGoogleやソフトバンクが協力しているとして、その動機を「情報操作で人の動きが分かれば売上に繋がる」としており、安価な製造が出来る中国と結びついているとの説明。
四章では、中国の現代情報戦として、外国民衆を味方につけるための自然なプロパガンダの演出について説明。
最後に、Googleやファーウェイから独立して、日本が自立することの必要性を説く。
第一章、三章などは理解もできて面白かった。
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量子コンピュータの荒っぽい(専門家と称する人には誤りも指摘されている)説明は私のような素人向けとしては仕方がないかと思いつつ読み進めると、暗号通貨や量子コンピュータを活用した中国の野望の話へと向かいます。そして、中国が覇権を握った言論の自由など自由か無くなる世界を危惧し対抗策を提示します。青幇とファーウェイそして台湾の話など面白いけど、裏が取れていないフィクションが多々ありそうです。しかしながら、中国の覇権に向けての野望はノンフィクション(現実)ですね。
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量子の性質、量子コンピュータの特徴をイメージで捉える、量子コンピュータが社会的・政治的にどういった影響を与えるかを考える上で参考になった。著者の主張する、中国やグローバル企業が企図するデジタル監視社会をイメージし危機感を持ち、NTT等の日本企業が持つ技術的ポテンシャルで前向きな気持ちになり、改めてあらゆる状況が加速度的に変化する世の中で、次の世代がより良い社会で生きていけるよう自己研鑽とアウトプットのサイクルをこれからもしっかり回していきたいと思った。
・量子コンピュータに対する各国の投資状況
アメリカ:2018年から5年で1200億円
EU:2018年にクォンタム・テクノロジー・フラグシップ(10ねんで1200億円)
日本:18年100億円の助成、20年300億円にかくだい
中国:2015年に5年で1200億円の投資を発表。2019年に1兆円の投資を発表。
・量子化:古典物理学で説明がつかなかった現象を量子力学で説明しなおすこと
(経済活動という事象は同じだが、マクロ経済学的な前提でみるか、ミクロ経済学的な前提で見るのかの差)
・量子の性質
『場』:空間にある物理量の存在が、近くにある存在に影響を与えたり与えられたりすること。
『ポテンシャル』:場のなかに存在するポテンシャルは電子を動かす力になり電子が動けば電流になる。場が持つポテンシャルが色々な粒子を動かす。
※量子コンピュータで扱う量子ビットは、その場のポテンシャルを抑えないと適切に操れない。外部から電磁波のエネルギー侵入がないよう、超電導の結界が必要。
→多くの量子コンピュータは頭脳部分を超電導状態で計算させる。
電子や原子は常に回転。その回転の軸の向きをベクトルで表現できる。その軸を量子はスピン。
・量子ビット
2のN乗を表す組合せの1パターンを表現可能。
→古典コンピュータは0か1の表現でビットを使用(論理演算をいくつも組み合わせないといけない)
→量子コンピュータは1発で解ける問題もある。
→古典コンピュータの苦手な因数分解を量子コンピュータはより速く解ける。
・量子重ね合わせ
古典ビットは2ビット「00」「01」「10」「11」と4パターンを1つずつ計算
量子ビットは『重ね合わせ』で同時計算が可能→量子10個で1024通り、20個で104万8576通り
※『シュレディンガーの猫』
箱の中に1時間以内に50%の確率で崩壊する放射線原資と、原子の崩壊を検出すると青酸ガスを出す装置を入れる。1時間後に猫は生きているか、死んでいるか。開けるまで分からないが、死んだとも生きたともいえるが、その2つの矛盾する状態が同時に存在しても矛盾しない状態だと言えるのが量子の世界ではあり得る。
・量子の観測の難しさ
光(電磁波)を使って目で見る観測方法が、量子の世界では影響を与えてしまう。
・中国の構想
5G通信基地局の電力消費量は4G基地局の最低でも10倍。(高密度で大容量通信を実現すると数百倍)
EV車はエネルギー転換効率がガソリン車よりも悪い。ブロックチェーンにより通貨でも電力が必要。
→深刻な電力不足(不���電力を中国に依存)
→中国によるアジア・スーパーグリッド構想(モンゴルからユーラシア経済圏、成都経由でインド全域、ミャンマー経由でシンガポール、韓国経由で日本、日本経由でウラジオストクまでの送電網)
フロントでの推進者:ソフトバンク孫正義氏。
→全てを通じて得たデータを解析するのがAI。軍事レベル暗号を解くのが量子コンピュータ。
・デジタル監視社会(中国以外)
グローバル企業も同じ思惑。情報の統制と行動の監視で売上向上への誘導が可能。
・青幇(チンパン)
・光ナノ導波路、光論理ゲート、光スイッチ→NTTが存在感あり
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量子コンピュータが社会に与えるインパクトは「まえがき」で分かった。
だが、本編の内容のほとんどは量子コンピュータに関係ないし、著者の思い込みと思われる内容や陰謀論的な内容が多い。
本編の技術的な説明の内容も、本当に正しいのか疑問のある内容がある。
あまり信頼のできない一冊。
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著者自身が文系向けと言っているように、理系の者には物足りない本でした。量子コンピュータの本というより、政治ゲームの話という感じで、そういう意味でならまあ楽しめる部分があるかも知れません。量子コンピュータを「デジタル技術」と称したり、理想社会を「ディストピア」とルビをうつ感覚が私にはよく理解できません。
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恥ずかしながら量子コンピュータという言葉はどこかでかすかに聞いたことはありましたが、それが普通のコンピュータと何が違っていて、将来の生活にどのように影響を及ぼすかを知りませんでした。
この本は今年(令和4)7月頃に読んだ本ですが、レビューを書くのが遅くなってしまいました。レビューを書きながら本の内容を読み返していきたいと思います。
以下は気になったポイントです。
・量子コンピュータで私たち人類は何を達成するのか、そして世界はどのように変貌を遂げるのか、世界の変化に置き去りにされないためには私たちはどういう心つもりをして、どういう技術を磨いておくべきかを楽しく、時には背筋も寒くなる話も交えて端的に解説する(p7)
・日本は憲法9条で手枷足枷な状態なので、サイバー空間では最強のコンピュータを持って、敵国がミサイルを打つ情報をいち早く解読して相手のシステムを乗っ取って、阻止しなければならない、日本での量子コンピュータに対する投資は、18年に100億円で始めて20年には300億円、中国では2019年には2015年に5年で1200億円に加えて、2019年に1兆円の投資を発表している(p32)
・絶対零度の超伝導技術による量子コンピュータは主流だが莫大な電気が必要、室温で使える光量子コンピュータは本命、されにシリコンフォトニクスコンピュータ(チップ内伝導路に光を利用)がある(p77)
・量子コンピュータの使い道は2つ、1)最適化問題のような総当たり計算をしないと解けない問題を力づくで解く、2)因数分解を応用して暗号解読を行う(p88)
・太陽光パネルは製造段階でパネルが発電する3−5年分の電力を消費することをメディアは隠している、そして寿命は20年である(p106)
・人民元は事実上はドル本位制通貨である、中国は貿易でドルを稼ぎ、それを米国債に替え、それを元に、人民元を発行するという特殊金融スキームを組んでいる。米国債を引き受ける理由は、米国に対して脅しがかけられるのと、米国債を裏付け資産にしてファンドでレバレッジをかけて企業買収の資金調達に使えるから。彼らは稼いだ金以上に使っている。レバレッジをかけているから可能である(p135)
・デジタル人民元が始まると、一帯一路のエリア対象60カ国、44億人が全面的に中国経済圏に変わり、アメリカでさえ対抗できなくなる。(p145)
・5G通信、人工知能、量子コンピュータを用いた監視社会の完成で、本当の「歴史の終わり」が始まろうとしている、全ての人の行動がリアルタイムで監視され、政治思想も記録に取られ、経済は暗号を解読できる一部の人間だけが握る、民主主義と自由主義は終焉するが中国共産党にとって平和と安定が無期限に維持できる(p157)
2022年7月5日読了
2022年10月10日作成
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中国陰謀説のディストピア小説として読むとすごく面白かったです。
奇しくもコロナ禍で露見した、中国の監視と言論統制によるデジタル全体主義。
著者によると、量子コンピュータの実用化は、イコール全ての暗号を解読し、プライバシーを丸裸にし、自由が終わることを意味するのだそうです。
電子マネーの使い方でスコアリングされ、行動が制限され、真実が削除され、果てはアカウントが凍結され個人がいなかった、ことにされてしまうディストピア。もはやホラーです。
昨今のロシアによるフェイクニュースや、少し前にトランプ氏がTikTokを禁止すると言っていたこと、等々を鑑みると、この話をフィクションと言い切れないところがまた怖いところで…
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悪書です。やたら文系であることのことわりがあり、根拠や出典を明示しない主張が多い。筆者の言う文系とは文学系のことであり、法学や経済学のような因果関係や論理を重視する学問は含んでいないようだ。文体も独特であり、キヤノンがキャノンなのは気になる。果たして筆者は週刊誌やタブロイド新聞以外のものを読んだことがあるのか、はなはだ疑問。
「第二章量子コンピューターとは何か?」は一番知りたかった部分であったのに、だらだらと分かりづらくて読めたものではない。
次回は技術者が一般人向けに書いた本を読もうと思う。