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- 販売開始日:2020/12/18
- 出版社: インプレス(NextPublishing)
- ISBN:978-4-8443-7942-3
読割 50
電子書籍
容量市場の真実
著者 山家公雄
いくつか存在する電力市場のうちの一つ「容量市場」は、現在使う電気ではなく、数年後(日本の場合は4年後)に必要とされる電気を供給する能力を確保・入札する市場です。その必要性...
容量市場の真実
12/14まで通常1,210円
税込 605 円 11ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
容量市場の真実 (NextPublishing)
商品説明
いくつか存在する電力市場のうちの一つ「容量市場」は、現在使う電気ではなく、数年後(日本の場合は4年後)に必要とされる電気を供給する能力を確保・入札する市場です。
その必要性を巡る論議はあったものの、2020年日本では容量市場が創設されました。しかし、2020年9月14日の第1回の入札結果は、先行する海外でも類を見ない高額な約定価格となりました。これにより、2024年度には応札した発電所は総額1.6兆円もの支払いを受けることになります。この1.6兆円は小売事業者が負担する一方で、発電設備の8割は旧来の電気事業者が所有しています。
この容量市場による落札結果・負担金により、卸電力取引市場の機能が阻害されて電力価格が高止まりし、新電力は経営の危機に陥り、非効率の発電設備が生き残って再生可能エネルギーの導入が進まなくなるという分析もあります。
この本では、この人為的な「日本版」容量市場の失敗要因について詳細に分析します。その中で、米国PJMの容量市場との比較、そして容量市場のないテキサス州との比較を行い、今後の日本の電力市場のあるべき姿について論じます。
目次
- はじめに -市場機能で発電設備を活用し、新陳代謝を実現-
- 第1章 電力市場と日本版容量市場
- 1-1 はじめに:第1回容量市場入札結果のインパクト
- 1-2 電力市場の役割とは何か:供給側に偏った利益を消費者に移す
- 1-3 容量市場の目的と課題を海外はどう考えたか
- 1-4 日本版容量市場の悲劇
- 第2章 容量市場とは何か -日本で検討されたこと-
- 2-1 容量市場が必要とされる理由
- 2-2 日本版容量市場の概要と特徴
- 2-3 第2章の終わりに:海外比較を含めて議論を尽くしたのか
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