紙の本
幼児二人の殺害
2021/04/14 01:13
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そして、22年のちの殺人事件がその幼児殺しに関わってくるとは……。面白いです。引き込まれました。ただ……後味は、うーん、あまり、すっきりするものではありませんね……
紙の本
ぐいぐい引き込まれ、短時間で読破
2021/05/09 02:23
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白かった。和歌の解釈も、非常に練り込まれていて、謎解きという意味でも二重に楽しめた。
けれど、肝心の、最終的な和歌の解釈についての説明がなく、「これで終わり?」とポカンとしてしまった。
結局自力で解読できず、ネットで他の方の解説を見て、なるほど、と納得できたけれど。そこの解説くらいはあって良かったのでは、と思った。
また、犯人と目されていた人物の行動が、全く理解できなかった。
物語の核となるその部分が意味不明だったにも関わらず、なぜか全体的にはとても面白く満足、という何とも言えない一冊だった。
電子書籍
読んで〜〜〜!!!!
2022/11/14 23:45
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投稿者:枝豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ものすごい本。
個人的には今まで読んだ本の中でダントツに面白い。
テーマが重いのと暴力描写あるので、そこだけ気をつけてください!
紙の本
心に響く、人の心
2021/09/15 21:35
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投稿者:jack - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に、涙腺が揺さぶられるような読書体験をした。
この著者の本は、タイトルで損をしていると思いますね。
自分は途中からミステリを読んでるというよりは、質の高い文学作品を読んでいる気持ちになりました。
謎解きを著者がすべて明かさないところも好感を持てました。
本の中では明かされなかった”言葉”が残っていますので、
自分で探しあてるのも楽しかったです。
電子書籍
これは感動系です!
2021/05/08 19:46
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投稿者:ぼちぼち - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い姉弟が殺された事件の犯人は、本当に自首して死刑執行された男だったのか・・・という疑問が根幹として物語が進んでいく。いろいろな捜査や仮定がおこなわれるさなか、第二の事件が起きる。まともや混乱する警察やそれに関わる人間たち。最後の最後にこれだったのか! と度肝を抜かされたが目頭が熱くなった。
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幼児二人を殺害し死刑囚となった男の動機、男が獄中で残した和歌に秘められた意味、22年後に遺族である両親が殺された真相…追っていく謎が明確で、前作より断然読みやすくミステリーとして魅力的だった。
所々ん?誤植?と引っかかった箇所も最後はそういうことかと納得。
今日香を陥れた同級生たちや鞠子のようなタチの悪い人間がいる限り、復讐の連鎖を断ち切るのは自身を補陀落渡海に閉じ込める苦しみに満ちている。茨の道だな。
一番強く心に訴えかける和歌の隠し文を読めるのが、本書の中ではなくてネタバレサイトというのはもったいない。
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読み終えた後、脳味噌が変な感覚になる。
信頼できる語り手に騙されたようだと…。
心まで持っていかれる。
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前作に引き続き、フィクションなのかノンフィクションなのか、疑問というかモヤモヤを抱かせながら進行するので余計に引き込まれる。そして見事に仕組まれたストーリー。謎解きしながら読むも良し。流れに身をまかせながら読むも良し。面白かった。
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謎が多い、最後まで動機が不明の望月の犯行。
その事件を追う者、当時のことを知る者。取材記事はすべて真実に近づいているのか、事件を追い続けると対象者の中に嘘、悪意がまた存在する。事件を追う者も、知らず知らずそういった人たちに歪められ、正確な情報を掴めていなかったり…。
影で動いていた人物は何となくわかったけれど。
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2021年、14冊目は、長江俊和の『禁止』シリーズ。
1993年、千葉県柏市で、姉弟の誘拐殺人事件が起こる。ホームレスの望月辰郎は、犯人として交番に自首するも、その動機は判然としないものだった。やがて、望月の死刑が確定し、執行される。その4年後、東京、向島で一家惨殺事件が発生するのだが……。
前作の『出版禁止』同様架空のルポルタージュ形式の一作。前作が、(3度読んだが、)まだ100%落ち着いたとは言えないでいる。今回は引っ掛かるトコに栞を挿しつつ読みススめる。
先に言うと、栞を挿した箇所の伏線回収は、ほぼなされている、前作と比較するとかなりの親切設計(多少ボカされている部分もあるが)。十首の短歌に込められたメッセージだけが、読者に投げかけられたまま。ソレも、たぶん、「コレじゃない」と言うトコまでたどり着けた(p288~289にとらわれ過ぎではいけません)。そぅ言った意味でも、かなりスッキリ。
★★★★☆評価は、ミステリーとして。前作のホラー要素はほぼなし。
今年、12冊目に読んだ『リカ』シリーズ、『リフレイン』も架空のルポルタージュ形式だったので、この形態のモノは、また少し時間を置いてにしたいと思う。
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改めて天才的な作家だなと心の底から思った。この人の書く話が好きで、本屋で見つけて即買いした。中身よりもまず、長江さんの小説は難しい言葉が少なくて、すごく読みやすい。しかも読みにくい言葉にはフリガナが振られていて、すぐに意味を調べることができるのが本当にありがたい。読めば読むほど長江さんのファンになる。内容に関しては、もうすごいの一言しか出なかった。実際に起きた事件について書いているとしか思えないくらい設定や展開が仔細に練られていて、その上和歌を使った言葉遊びと言ってもいいような隠されたメッセージまで完璧に書かれていて、読んでいて面白いと思いながら常に感服させられた。星5にしなかった理由としては、和歌の正しいメッセージが解説にも書かれていなかったことにある。自分で読解するには少し難しかった(これに関しては私の読解力や根気、知識が足りないだけなのだけれど)。せめて解説にでも答え合わせ的に書かれていれば有り難かったが、書かれていなくてネットで検索をかけたのでこの評価にした。
私は長江さんの書く小説がすごく好きだと改めて思ったし、初めに書いたように、長江さんは天才的な作家だなと思う。
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前作がとても面白かったため、購入してみた。
前作よりもやや明るめで読みやすいと感じた。私は前作のような希望が無い、少し引きずるような話が好きですが…。
読んでいく中で自分の中で引っかかった点が全て伏線になっているというのも相変わらずで良い。物語が展開するにつれて、関係あるのか?と思っていた事件が全て繋がっていくのも良かった。ただ、最後の和歌の解説が無い点は少し残念だったかもしれない。
前作は救いがあまり無いように思えたが、今作は希望があったと思う。望月の想いに感動。ただし、須美奈は多少歪んでいるが。それも、色々な事件や出来事が絡んでのことである。
私も"人の悪行を全て悪魔のせいにできるなら、これほど便利な言葉はない。"と思う。
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死刑を言い渡されたホームレスだった男。
この男は罪のない2人の子供を無惨にも殺した罪…そして死刑は執行された。
が、その事件から22年…一家三人殺傷事件が起こったことにより、コトが動いていく。
果たして、あのホームレスは犯人だったのか?
長江さんの小説は本当にリアリティがすごいですよね。
章によって視点も変わるので、新聞・週刊誌を読んでる感覚。
最後も…いい感じでした。
ちなみに・・・1番最後の『死刑囚の歌』の謎はネットで調べちゃいました(笑)
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2022.4.12
前半から、ん?って思うこと多かったのが最後に一気に回収されて気持ちいい。
この方の他の作品も読んでみたい
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読み進めていくうちに真実だと思っていたことがひっくり返されていって、少しずつ事件の真相がわかっていくのが面白かった。
まさに
“事実を積み重ねることが、必ずしも真実に結びつくとは限らない。”
出版禁止シリーズの中でこれを最初に読みましたが、他のシリーズも読んでみたくなった。