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泣きのお銀 立場茶屋おりき
著者 今井絵美子
霜月八日は鞴(ふいご)祭。日頃鞴をもちいる職人たちが、鞴神に感謝して稲荷神社に参る。参詣者で賑わう江戸品川宿で、岡っ引きの亀蔵が出くわしたのは「泣きのお銀」――身の上語り...
泣きのお銀 立場茶屋おりき
泣きのお銀 (ハルキ文庫 時代小説文庫 立場茶屋おりき)
商品説明
霜月八日は鞴(ふいご)祭。日頃鞴をもちいる職人たちが、鞴神に感謝して稲荷神社に参る。参詣者で賑わう江戸品川宿で、岡っ引きの亀蔵が出くわしたのは「泣きのお銀」――身の上語りで同情を買い、隙をついて掏摸を働く女盗人であった。八年も前に足を洗ったはずの彼女が、なぜか今になって品川宿に現れた。お銀と亀蔵親分との因縁の鼬ごっこの行方は……(「泣きのお銀」より)。表題作ほか全四篇。淡雪舞う江戸で、春を待つ立場茶屋おりきの面々。互いをいたわり、気丈に生きる市井の人々の姿を優しく描く、大好評シリーズ第十三弾。
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