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電子書籍
金融危機の行動経済学 投資家心理と金融の脆弱性
著者 ニコラ・ジェンナイオーリ , アンドレイ・シュライファー , 貫井佳子
●なぜリーマン危機は起こったのか? リスクの存在が明らかだったのに、なぜ見過ごされたのか? それは、米連邦準備理事会(FRB)をはじめとする政策当局、銀行など金融機関、プ...
金融危機の行動経済学 投資家心理と金融の脆弱性
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金融危機の行動経済学 投資家心理と金融の脆弱性
商品説明
●なぜリーマン危機は起こったのか? リスクの存在が明らかだったのに、なぜ見過ごされたのか? それは、米連邦準備理事会(FRB)をはじめとする政策当局、銀行など金融機関、プロの投資家、ほとんどの市場参加者が誤った信念に囚われていたためだ――。本書は、ノーベル賞経済学者カーネマンとトヴェルスキーが切り拓いた行動経済学の理論、概念、最新の心理学研究の成果を用いて、資産価格(住宅価格、株価)が暴落することはないという人々の強い期待、信念そのものが危機をもたらしたことを明らかにします。また、信用サイクルと景気循環のメカニズムを、行動経済学をベースに解き明かします。現実のマクロ経済問題に行動経済学を適用した初めて本。
●金融機関の市場・運用関係者、機関投資家などプロ投資家から、投資や行動経済学、景気循環、金融政策、バブルといったテーマに関心を持つ読者にぜひお勧めしたい本です。
●資産価格が下落していたにもかかわらず、さまざまな当事者はヒューリスティックにとらわれてリスクの存在を見逃していました。問題の本質は、なぜ人々はリスクと危機の出現に気づかなかったか? 本書は、このミステリーを、人々の期待に着目し、分析します。そして、期待データを分析することで、金融危機を引き起こす信用サイクルを予測することが可能であることを示します。
目次
- 序 章
- 第1章 2008年の金融危機
- 第2章 市場関係者は何を考えていたのか
- 第3章 金融危機の「リスク軽視」モデル
- 第4章 金融市場における外挿
- 第5章 代表性と顕出的信念
- 第6章 顕出的期待と信用サイクル
- 第7章 未解決の問題
- 補遺 証明
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