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刑務所改革 社会的コストの視点から
著者 沢登文治
堀の中の実態と制度的な問題点。受刑者の更生を重視することで社会の負担は軽くなる! 明治以来、百年あまりの間、罪を犯した者を「隔離」し、「収容」することだけが目的だった日本...
刑務所改革 社会的コストの視点から
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刑務所改革 社会的コストの視点から (集英社新書)
商品説明
堀の中の実態と制度的な問題点。受刑者の更生を重視することで社会の負担は軽くなる! 明治以来、百年あまりの間、罪を犯した者を「隔離」し、「収容」することだけが目的だった日本の刑務所。日本の社会は「刑とは何か」「刑務所の果たすべき役割とは何か」について思考停止状態であり続け、塀の中は闇のまま放置されてきた。その結果が平成一三年に名古屋刑務所で起きた受刑者の死傷事件だ。この事件の反省から誕生した刑事施設視察委員会制度。偶然のきっかけから委員に任命され、塀の中の不合理なシステムに驚嘆した著者は、アメリカ、カナダなどをめぐり、社会に資する刑務所の姿を模索する。
目次
- 第一章 塀の中は闇の中――名古屋刑務所で起きたふたつの事件/第二章 刑務所のブラックボックスを開ける――日本の初代刑事施設視察委員として/第三章 シュワルツェネッガーの刑務所改革をたずねて――過剰収容とオンブズマン制度/第四章 塀のない刑務所の挑戦――開放処遇はどこまで可能か/第五章 罰とは何か――収容至上主義からの転換を考える/参考文献
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