新婚夫婦の授かりエロス　～御曹司は愛の証のために妻を淫らにする～

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投稿者：gr　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

挿絵無しです。表紙だけ。
ヒロインが会社で新人の時に「先輩の説明を何一つ理解できなくて何がわからないかもわからない。でもわからないことがバレてしまうから質問もしたくない（でも努力しようともせずに自分には向いてないから異動願い出そう！）」とか、ヒーローのことを「努力なくして何でもこなせる生まれつき優秀な人、自分とは違う」→「ヒーローくんも努力してたんだ！？」と気付いて驚くのとか、「子どもができたらできたで嬉しいし、できなかったらできなかったで構わない（から思い悩まないで）」と言うヒーローに対して（妊娠できなかったら自分は無価値だからという思い込みをしていたとはいえ）『驚愕を隠せない』とか、「本気で子どもが欲しいけど病院には怖いから行きたくない（これは理解できる）。でも子どもは本気で欲しいから信憑性ゼロの個人ブログを見てそれ（俗説）に従った性生活を送ろう」とか、性格や考え方に全く共感も理解もできない。
『恋愛脳』と『深イキ』という言葉が当たり前のように使われていたがこのジャンルだと普通に通じる言葉なのかな？自分は意味がわからなかった。
オーラルセックス（無理やりの部分もあり）、アナル舐め・指入れが突然出てきて驚いたが別に必要性があるわけじゃなくて「これも入れておけば『濃厚』ということになるだろう」という感じですぐ終わる。
作者曰く「八割方官能シーン」ということだが、別に描写が丁寧というわけでもなく、回数が多いというわけでもなくといった感想です。あっちを触ったりこっちを触ったりしている最中なのに目的語が省かれていたりなどでわかりにくい箇所もあり読みやすくはない印象でした。
ローション代わりにボディーソープを使用するとか、コンドーム着ければ妊娠中のセックスも問題ないとか、フィクションだから言うだけ野暮かな？
「こんなみだらな女だってバレたら嫌われちゃう」「嫌なのに感じちゃう」旨のヒロインの心の声があまりにも繰り返し繰り返し出てくるので興醒めではある。いつの時代の価値観なのか。
専業主婦になって外に出ることもなくなり暇を持て余してるからヒーローとのセックスのことばかり考えてしまうところだけ妙にリアル。
ドラマもないし説得力もないし官能的（これは好みで変わるかもしれない）でもない。かといって笑えるような面白さもない。
でも最後に明かされるヒーローがヒロインを好きな理由が顔っていうのは唯一にして物凄く説得力がある。