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タープ博士のトレード学校 ポジションサイジング入門 ──スーパートレーダーになるための自己改造計画
著者 バン・K・タープ
本書では、読者にトレーディングをビジネスととらえさえ、企業経営者の立場でトレーディングにアプローチするように養成していく。つまり、現実を見据え、体系的かつ情熱的にトレーデ...
タープ博士のトレード学校 ポジションサイジング入門 ──スーパートレーダーになるための自己改造計画
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ポジションサイジング入門 タープ博士のトレード学校 スーパートレーダーになるための自己改造計画 (ウィザードブックシリーズ)
商品説明
本書では、読者にトレーディングをビジネスととらえさえ、企業経営者の立場でトレーディングにアプローチするように養成していく。つまり、現実を見据え、体系的かつ情熱的にトレーディングに挑む姿勢を養うということである。何十年にもわたる経験をシステムとして確立することで、すべての人にマーケットの達人への道を切り開いたのが本書である。
マーケットの達人になるために必要な要素とは、
■トレーディング心理の完全理解
■ビジネスプランであるトレーディングの手引書の作成
■自分のニーズとスキルに合ったトレーディングシステムの開発
■自分の目標を達成するためのポジションサイジング戦略の作成
■過ちを最小限に抑えるための自己監視
本書でタープが投げかけるさまざまな質問に答えることで、トレーダーになることについて、トレーダーであることについて、トレーダーとして成功することについて、あなたには真剣に考える機会が与えられるだろう。
スーパートレーダーになることで経済的かつ個人的に得られるものは、小さな建物をひとっ飛びできるような感覚が得られることだ。ほとんどの人が失敗する分野で成功するための公式を本書で学んでもらいたい。スキルレベルとは無関係に、どんなレベルの人にも適用できる公式がここにはある!
タープが本書で繰り返し強調してきたことである、目標を明確に定めてそれを達成し、大局を理解し、非生産的な思考に打ち勝ち、ポジションサイジングをマスターすれば、どんな市場であろうとも、平均を上回る利益を上げるという夢を現実のものにできる。
タープの知識、大局観、戦略的テクニックはいまやトレーディングの世界では伝説となっている。スーパートレーダーへの道は本書を手に取り、タープが言わんとすることを理解し、実践することが一番の早道である!
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紙の本
やるべきことは常にもう一つある、「ピークパフォーマンス」への道。
2010/01/18 00:01
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シャリア - この投稿者のレビュー一覧を見る
値動きを見ているのは、いったい誰であろう。
相場を知らないレベルであれば、それは世間話脳が見ている。
トレードを仕掛けようとしている場合は、欲望。
仕掛けた後は、欲と恐怖がミックスした感情。
塩づけ状態であれば、あきらめの気持ち又は言い訳脳。
手仕舞いできた時は、トレーダーとしての自分が値動きを見ている。
このように同じ一人の人間でも、状況の解釈に基づいて処理され、出てくる感情、行動によって、様々な見方をしている。
「あなたがトレードするのは市場ではなく、市場についてのあなたの信念なのである」本書の隠れたテーマである著者のこの言葉は、様々な信念の吟味の中で、自分自身の深いところに迫っていく。
ここから先は覚悟がいる。著者は古いことわざで警告している「自分というものは、自分が考えていることにすぎない」と。
「市場は非効率だ。なぜなら、われわれ人間が非効率な意思決定者だからだ」。問題は「その非効率にたいして正しく対応」できてないところにあると著者は言う。自分自身を知らないがために非効率な意思決定となり、「トレーディングはビジネスであり、ビジネスの最大の失敗要因は無計画さにある」と本書にあるとおり、トレード前のメンタルリハーサルさえ行なっていない無謀さを指摘しているあたりは、シャッポを脱いだ。
「鍵となる事柄を頭の中で実行する」習慣をつける技術、それを「自分以外の自分の意識から”自分自身”を観察」する質問話法、「自分で自分を妨害する」感情の受け止め方と解放手法などなど、トレードにおいて最も重要なのは自分自身の発見であることがよくわかった。
その上で、ポジション及びそのサイズをどう合わせていくかが語られている。
トレードに熱中しているときは、それと同時に自分自身を観察することが求められる。自分とポジションの客観視ができるかどうかが鍵だ。
自分自身を観察しているときは、同時に相場を見つめることで相場と一体になり、スーパートレーダーになれる。
この習慣を身につけるキーワードは「やるべきことは常にもう一つある」だ。
著者はいう「私は何が重要なのかを教えることはできても、それを行なうための信念を持たせることはできない」と。スーパートレーダーのピークパフォーマンスは自分の中にあることを気づかされる一冊でした。