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京都岡崎、月白さんとこ 迷子の子猫と雪月花
身よりをなくした茜とすみれの姉妹が京都岡崎の「月白邸」に暮らすようになって早2ヶ月。屋敷の主で人嫌いと噂される若き天才日本画家・青藍はいつのまにか、すみれに叩き起こされ、...
京都岡崎、月白さんとこ 迷子の子猫と雪月花
京都岡崎、月白さんとこ 2 迷子の子猫と雪月花 (集英社オレンジ文庫)
商品説明
身よりをなくした茜とすみれの姉妹が京都岡崎の「月白邸」に暮らすようになって早2ヶ月。屋敷の主で人嫌いと噂される若き天才日本画家・青藍はいつのまにか、すみれに叩き起こされ、茜の作る朝ご飯で一日を始める毎日を送るようになっていた。初雪が舞い散る年末のある日、大掃除中に茜は美しい清水焼きの酒器を見つける。屋敷の元主、月白さんが雪の降る日に愛用していたというこの酒器を修理するため、茜と青藍たちは清水に住む「遊雪」という名の陶芸家のもとを訪ねるのだが……。その他、「花なき里」という名の舞扇の物語、亡き父母の思い出の詰まった喫茶店の物語など、京都の美しい季節と人の〈色〉と〈色〉が織りなす、優しい3つの再生物語。
目次
- 一 月雪花を探す/二 雪の舞扇子/三 父の竹取物語
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紙の本
「ゆっくり」でいい
2022/10/21 10:43
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2作目は歳末から早春にかけての四人の日々。
過去が語られることで、今のみんなの心に芯のようなものができた気がする。
以前、月白邸に住んでいた遊雪との再会で自らに苛立つ青藍。
45年前に披露された舞扇子の話では、月白の心意気と月白邸の始まり。
そして、茜とすみれの両親の出会いの話、東院家で両親の事を否定する言葉ばかり耳にしてきた茜とすみれにとって、確かに幸せだったのだとブレない強さを持てたと思う。
でも、それなりの歳月を経ている身としては、重いものを一人で背負い守り継いでいく、珠貴にも気持ちが持ってかれる。
茜、青藍らの目を通しての描写はきれいで目に浮かぶようで、会話が少なく静かで居心地が良さそうな空気感には癒されました。
紙の本
じんわり
2021/11/26 08:43
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
じんわりとくる、やさしいお話で今回もよかったです。前作よりも、青藍、大分かわってきて、かわいいところが増えてきました(笑) 4人には幸せになってほしい。次が出版されるのを楽しみに待ちたいと思います。