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地底獣国の殺人
著者 芦辺 拓
創世記の謎を追う奇人学者と連続殺人?!ーー1930年代。創世記の伝説を探るため、アララト山を目指した〈ノアの方舟探検隊〉の飛行船。奇人学者や美人秘書、新聞記者ら一行を待ち...
地底獣国の殺人
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地底獣国の殺人 (講談社文庫)
商品説明
創世記の謎を追う奇人学者と連続殺人?!ーー1930年代。創世記の伝説を探るため、アララト山を目指した〈ノアの方舟探検隊〉の飛行船。奇人学者や美人秘書、新聞記者ら一行を待ち受けていたのは、絶滅したはずの恐竜と謎の部族、そしてスパイに、連続殺人。冒険に満ちた古の怪異を、博覧強記の俊英が精緻な論理で解き明かす、奇想天外な傑作本格ミステリ。
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紙の本
ミステリ風味の秘境小説のパスティーシュ
2002/05/13 14:09
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投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和初期を舞台にしたロストワールド探検もので、しかも殺人の謎を解くミステリでもあるというしろもの。怪博士に美人秘書、新聞記者にカメラマン、飛行船に命をかけた元軍人に謎の外国人など、一行それぞれがそれぞれに秘密を抱えています。道具立ては古く懐かしい秘境小説そのもので、目ざすはアララト山、そして乗り物は飛行船とツボを押さえてます。
現代で語りにより得られる幻の探検の顛末、その中で起きた殺人の謎。それを二重構造を上手く生かして書き上げてあります。
最大のトリックが、現代恐竜学では成立しなくなってるのが残念。SF的にはロストワールドの設定は論理的統一の点で練れていない感があり、秘宝の設定と噛み合わせて、もうすこし整合性のあるものにできたのではないかとも思えました。