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レディ・キラー
”今夜8時、レディを殺す。どうにかできるかい?”金髪の少年が持ってきた一通の手紙は、新聞の文字を切り抜いて綴ってあった。一見してホース刑事は誰かのいたずらだろうと思った。...
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レディ・キラー (ハヤカワ・ミステリ文庫 87分署シリーズ)
商品説明
”今夜8時、レディを殺す。どうにかできるかい?”金髪の少年が持ってきた一通の手紙は、新聞の文字を切り抜いて綴ってあった。一見してホース刑事は誰かのいたずらだろうと思った。しかし、上司のバーンズ警部の命令は絶対だった――レディを探せ。その手紙を前にした刑事たちが奇異に感じたのも無理はなかった。だが、そのとき犯人は!?
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田中コミさんが好きな方には
2023/05/13 20:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NJ無宿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
87分署シリーズの初期のころは訳者が定まってなくて当時のベテランが入れ替わり立ち替わりだったようです。その中から井上一夫訳の、都会的なきらめきのある調子が定着していくわけですが、対極にあるのが田中小実昌訳。きらきらっとした、マクベイン得意のちょっと芝居がかった文体が嫌いだったらしく、マクベインについてはなにか憂鬱そうな訳し方をしてます(笑)。「レディキラー」のあとがきにもそのへんのことが匂わされてます。評価?まあ好き好きですよね。わたし個人はこのシリーズについては井上訳のほうを支持してますので、ちょっと評価の星印は少なめです。