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ほどよく長生き 死ぬまで元気 遺産そこそこ 遺書はしっかり
著者 著:鈴木輝一郎
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。家業の会社の営業をこなしつつ、作家...
ほどよく長生き 死ぬまで元気 遺産そこそこ 遺書はしっかり
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ほどよく長生き死ぬまで元気遺産そこそこ遺書はしっかり
商品説明
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
家業の会社の営業をこなしつつ、作家として活躍する咲塚浩一郎は、親族が次々と病に倒れ、長期入院、はたまた急死と日々慌ただしい。だが、倒れるわけにはいかない彼は、ひとり歯を食いしばって介護に悪戦苦闘。我々はみな死や病と背中合わせに生きている。別れの時が訪れるまで、“みんな元気でいてくれよ”-主人公の心からの願い。読後、心にポッと温かさが残る愛あふれる介護小説。
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紙の本
いや、本当に面白い本だ
2002/01/13 21:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:茶羅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鈴木輝一郎、この人の本は初めて読んだのですが、いや、本当に面白い本を書く人です。今までこの人の本を読んでいなかった自分を反省します。よくもまぁこんな小説が書けるもんです。感心します。
主人公咲塚浩一郎は小説家です。その主人公がどんな過程で小説家になるか、そこは本物の小説家が書いているのですから「成る程」と感心します。これだけで終わると何でもないホームドラマ風の物語なのですが、これから話がフクザツになっていきます。ともかく年寄りが多いのです。自分の方、妻の方と合わせるとかなりの数になります。それが、老後の生活から次の死へと向かうわけです。ただ、死といっても暗い話にはなりません。高齢化が進む世の中では当たり前のことなのです。そんな意味で時代に即した小説と言えるのです。その上、主人公の子ども弥勒は生まれつきの遺伝なのかアトピー性のアレルギーが強く、その治療をしたら今度は呼吸器が弱く、何度も緊急で入退院を繰り返すという生活をしています。これまたありそうな話です。そんなこんなの話が全て一つにまとまり話は進んでいきます。ただ、先程も書いたように暗くならないのがこの小説のいいところです。
人生に役立つ小説、ありそうでなかなかありません。そんな意味では最高の小説です。是非、ご一読をお勧めします。
紙の本
著者コメント
2001/12/12 19:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鈴木 輝一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ほどよく長生き死ぬまで元気 遺産そこそこ遺書はしっかり』
えー、まるでキャッチコピーのような長いタイトルですいません。
ただ、もうええわい、っちゅうぐらいに老人介護をしたり、遺産相続でほとほと揉めた経験のある人は、このタイトルを聞いて大抵抱腹絶倒します。どこらへんで笑うかでその人が苦労させられた部分が判明するのが興味深いところ。
タイトルが示す通り、老人介護小説です。岐阜在住の小説家が、父親が脳梗塞で倒れている合間に息子が喘息で入院し、九十になる祖母が腎盂炎で危篤になりながらわさわさ発生するご近所さんの葬式をこなす、ってな話です。
……ええと、ものすげえ紛らわしいので念を押しておくと、ブラックなネタが多くて支障ありまくりだもんで、モデルを自分にして難を避けてるだけです、はい。
1月15日までに本作をお買いあげの方に抽選で「輝一郎さんオリジナル軍手」をプレゼント!
なお、商品の発表は発送を持って返させていただきます。