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封殺鬼シリーズ 26 終の神話・天泣の章(小学館キャンバス文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。凶星との戦いが、思いもかけず神との...
封殺鬼シリーズ 26 終の神話・天泣の章(小学館キャンバス文庫)
終の神話・天泣の章 (小学館キャンバス文庫 封殺鬼シリーズ)
商品説明
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
凶星との戦いが、思いもかけず神との戦いへと発展。それに臨むべく結束した陰陽師「本家」の次期当主達と2人の鬼。1000年の時を生き抜いた2人の鬼を中心とした彼らに、果たして、勝算はあるのか!遂に決戦の時、迫る。
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紙の本
シリーズ最終章
2003/09/24 21:28
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投稿者:高千穂 望 - この投稿者のレビュー一覧を見る
封殺鬼シリーズの「ラゴウ」(漢字が出ない)編も佳境の一冊である。
平安の世より安倍晴明に連なる家系「本家」に使えてきた鬼。雷電こと志島弓生と酒呑童子こと戸倉聖。
千年以上を生きてきた彼らが、今、その生きる意味と向き合う。そして本家の若き次期当主達も、自らの進むべき道を歩き出した。
ボーイズラブ小説のように思われがちだが、霜島ケイには、このくくりは当てはまらないであろう。
デビュー当時よりユーモアのある掛け合いで読み手を引っ張っていく作風は、読者の性別を問わない。若者よりも、いわゆるおじさんやお年寄りの、人生を積んだ故の逞しさを持つキャラクターを作り上げ、淡々としながらも美しい情景描写が作品の奥行きを広げている。
今年はシリーズ開始から十周年となる節目の年となり、新書で選集も出版された。はやりの陰陽師ものの中で、古株であるが、ブームに左右されず、丁寧に積み重ねられてきた小説である。