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social innovation, 3つのFなど、一個人がどう社会に貢献できるかを示唆し励ましてくれる良著
インクルーシブで、どんなときにも想いやりにあふれるオードリーさんの人柄がにじみ出ています。元気が出ました!
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まだ誰も見たことのない未来の話をしよう
語り:オードリータン
まとめ:近藤弥生子
未来の話と言っても台湾の政府として
オードリーが過去にやってきた事をベースにした話である
いかに直接民主主義をデジタルを駆使して
実現できるかと言う擬態的な話だ
しかし可能性を語るもので
鵜呑みにできる話ではないだろう
システムの前に
人間としての広い視野を身につけながらの
本気度がなければ始まらない事だろう
その上で権力による宛てがい扶持でなく
一般国民が自主的に主導しなければ
透明度が下がり利権へと流されてしまうだろう
台湾における成り行きを待つことにしよう
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最後のQAは必読です。「自分で考えたら?」と思うような問い、具体的には社畜、未来•現状維持•高齢者社会への不安などなのですが、これに対して真摯に回答しているオードリーの人の良さが出ています。
テクノロジーの発展に伴って、限界費用が0になるともいう。そんな社会が理想ですね。
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今までの本を読んでいればいいかな。
以下参考になったこと。
オードリーはデジタルが世界を便利にする、幸せにすると考えている。
aiの理想はドラえもん。
台湾は田舎から通信の最新設備を整える。
台湾では市民の意見が集まれば国会で討論される仕組みがある。
オードリーの議事録は全部公開されている
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臺灣でのコロナ対策の一環としてマスク在庫管理システム等、デジタル制作担当委員として活躍されているオードリー・タンさん。感情を表に出して我武者羅に業務をこなしていくというよりかは、常に一歩引いて物事を俯瞰しながら適切に対処していくという感じがしました。
日本と比べ、既得権益やしがらみが少ない臺灣だからスピーディにIT化が促進された事が否めないと思うのですが、オードリー・タンさんの、「自分はメディアであり、プラットフォームである」という言葉に、オードリー・タン自身が「世界を良くしていく」というの強い意志を感じました。
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電子書籍で読みました。
すこし、ページをめくると……
著作権で保護されてるから、
勝手に使わないで!
→そうだよね。と同感。
さらにページをめくると……
Aタンは、
著作権フリーだからどんどん使って!
→えっ!!!となりました。
出版社と作者の意識の違いが面白いです。
デジタル技術を理解して使うと
「こんな明るい未来もありますよ」
と教えてくれた一冊です。
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オードリー・タンから感じるのは、ある種の柔らかさだ。私は「しゃべる」オードリー・タンの姿を知らないのだが、彼女の語り口や思考のあり方は非常に柔軟で、その柔軟さは決して優柔不断さではなく「柔よく剛を制す」に通じる知性の豪胆さとつながっているように感じる。ここに収められた彼女の発言を読んでも、「社畜」を頭ごなしに悪いと見なしたり個人が無力なcowardに陥ったりする陥穽を鋭くかわし、その個々人に内在する可能性/potentialを引き出そうとしていると思った。彼女の持つカードは手強い。体制に巣食うアナーキー!
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何もかも新しい時代、という感じでとても良かった。
こんなに風通しが良くて思い遣りに満ちた未来。
例え小さなことでも、自分に何か出来るのではないかと思えた。
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【第1章】デジタルで世界はどう変わっていくか
・デジタルの向こうにあるもの
・デジタルは、人と人をつなぐのがコアバリュー
・「リモート」から「共通の場所」の時代へ
・デジタルのある世界では、誰もがメディアの一員
・自分はメディアであり、プラットフォームである
・インターネット上のコメント欄の設計も、大切な政治の一つ
・心得は「ガラスのハート」にならないこと
・AI は「Assistive lnte=igence (補助的知能)」か 「AuthoritarianInteligence(権威的知能)」か
・AIと付き合っていくために
・デジタルは社会をどう変えるか?
・台湾の「デジタル民主主義」
・選択権を市民に委ねてこそ、民主的だと言える
・台湾政府内で推進した「デジタルトランスフォーメーション(DX)」
・3つのFーー「Fast(速さ)」「Fair(公平さ)」「Fun(楽しさ)」
・市民には、政府に個人情報を監視されているかどうか、確認する権利がある
・日本のDX「2025年の崖」をどう乗り越えるか
・デジタルが分断を加速させる?
・主流しかない世界は恐ろしい
・大切なのは、社会の一人ひとりが「素養」を持つこと
・警笛を鳴らす人
・16歳で出合った「ハッカー精神」
・デジタルによって世界中がオープンになり、連携していける
【第2章】これからの「社会」の形を考えるーー「ソーシャルイノベーション」を通じて、皆が参加できる社会へ
・「ソーシャルイノベーション」とは何か
・「ソーシャルイノベーション」で世界になかった概念を生み出す
・誰でもアイデアを出せる〈総統杯ハッカソン〉
・皆の社会参加が不可欠
・自分一人で解決しようとしても永遠に一部分しか解決できない
・台湾を変えた〈ひまわり学生運動〉
・〈g0v〉に参加するシビックハッカーたち
・台湾で「ソーシャルイノベーション」に取り組む若者たち
・イノベーションに必要なのは「これまで見たことがないもの」を受け入れること
・「ソーシャルイノベーション」を支える在り方・コミュニケーション
・協業するためのコミュニケーションスキル
・アイディアを短い言葉で表現する
・意見の合わない人とどう付き合うか
・公衆のなかでは、事実を共有することが大事
・携帯電話があれば誰でも社会に参加できる
・「私が投票しなかったら落選していたかもしれない! 」
・社会を変えるのは「投票」だけではない
・誰も取り残さない社会をつくる
・「ソーシャルイノベーション」は地方にこそ必要
・オープンにすればする・ほど、政府と市民が近づく
・言論や報道の自由と、フェイクニュースの問題
・自分自身をオープンにする
【第3章】世界と私たちの未来
・世界が連帯して未来を創る時代
・誰も取り残さない「インクルーシブ」という考え方
・「〈SDGs〉は本当に達成できるか?」への答え
・〈GDP〉も大事、でもその他も大事
・〈SDGs〉を語る時、〈GDP〉はその一つの項目でしかない
・社会や環境の破壊は、経済損失よりも大きな痛手である
��私たちは何かを手放さなければ〈SDGs〉を達成できない?
・〈SDGs〉は世界共通の価値観
・ソーシャルイノベーションで広げる
・SDGsに必要な素養とは?
・インクルーシブな社会に必須の「オープンガバメント」
・多様性を持つ人々が政策制定に参加するために
・公共サービス手続きのデジタル化よりも大切な理由
・「オープンガバメント」で世界と連帯する
・〈限界費用〉がゼロに近づいていく
・100年後の世界のためにできること
・私たちが世界規模の問題に向き合う時、どのように歩みを揃えるべきか
【第4章】これからの未来を創る皆さんへ
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日本にもオードリー・タンさんみたいな人がいたらなぁー。といってる場合じゃない!政治と行政に国民が置いてけぼりの日本。国民、特に若者の政治参加は台湾にも増して重要だと思います。
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感想
地球規模の問題。個人では考えも能力も差がある。だからこそ全員でリソースを合わせられる仕組みが必要。多様な視点のためにみんなで未来へ進む。
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ハッカーの意味合いが違った。
=コンピューターや電子回路に詳しく、技術的な課題をクリアする人
自分の思いついたことをオープンにして、他のひとに役立ててもらう
。。。。。。。。。。
反復性が高い仕事はITや機械に任す。
人間はお互いのコミュニケーションに注力していこう!
台湾の「デジタル民主主義」
ハッカーの心得
①この世界には面白いものが待っている
②自分の思いついた問題解決の方法をシェアしよう
(ほかの人が時間を無駄にしないように)
③単調でつまらないことは機械を使って自動化しよう!
④わたしたちは自由とオープンデータを追求する。どんな権威主義にも抵抗する。
⑤たえず学習する。
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オードリータン氏が描く「未来」が来るのかどうか?
民主主義が危機を迎える現在、「理想の社会」への道のりは非常に難しいようにも感じます。
タン氏が語るように、重要なのは「参加すること」であり、無関心な傍観者では自分はならないように心掛けたいと思います。
リベラリズムの実現には大きな政府が必要だと思っていましたが、タン氏の描く社内には「なるべく小さな政府」を目指しているように思えて、今後も注目していきたいと思います。
日本にもタン氏のようなリーダーが必要ですね。
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金銭的な欲求や名誉などは、今の若者には不要なのかもしれない。新しい価値観こそ世界を変えると実感する。
だからこそ、そんな声に合わせ、今までのやり方を変える必要があると感じるのだ。
現状のやり方では、もうとっくに限界が来ている。
それは国家の運営しかり、会社の経営しかり。
今の地球環境を考えても、このまま化石燃料に頼って、大量生産、大量廃棄を繰り返していたら、近い将来に限界が来るのは見えている。
この状況であっても、どこか他人事。
「このままで生きていける」と心の底で思っているから、本気で変えようと思わないのではないだろうか。
これは日本経済が停滞していることと関係があるかもしれない。
「変えよう」と本気で思えば、新たなイノベーションが生まれ、経済が上向きに活性化してもおかしくない。
他人任せにせず、現状に危機感を持ち、行動に移す。
そんなシンプルな事を、お近くの台湾が実践しているというのだ。
これは参考にしない手はない。
オードリー・タン氏の活動は、もちろん個人の能力の高さが際立っているが、それだけに留まらない。
我々に真似できるところは、積極的に取り入れていった方がよいだろう。
タン氏は自身の発表や講演、会議の議事などをすべてオープン化しているという。
これらのことは一部日本でも開始されているが、アクセスしやすさや、内容の確認のしやすさはもっと工夫が必要だろうと思う。
単に見やすくするだけでなく、タン氏の場合は市民の意見を吸い上げて、それらを元にして議論したりする「双方向性」がある。
この点、日本の場合はどうしても一方通行になりがちだ。
ここは情報の送り手の意識もそうであるし、受け取る市民側も「積極的に意見を言う」というよりも、あくまでも受動的な姿勢が標準になってしまっている。
台湾の選挙や政治的意見の発信などでは、65歳以上と15歳が活発だという。
これは相当に日本と異なる点だ。
もちろん国家の歴史が異なるのだから、一概に違いを指摘して良し悪しの判断をする訳にはいかない。
しかしながら、少なくとも15歳世代が政治に対して意見を活発に言うというところは心強い。
今後の日本の未来を考えると、今の高齢者よりも若者世代の声をもっと積極的に聞くべきだ。
ここはまずは「対話する姿勢」だという。
これも、実は単純であるが奥深い指摘だ。
我々世代は若者の意見を聞いているだろうか。
そういう機会を設けているだろうか。
確かにデジタル化などツールをもっと活用して、対話するハードルそのものを下げるという手もある。
ここがタン氏の上手いところであり、日本が全然遅れている所なのだ。
コミュニケーションツールを積極的に使うことで、まずは相手の価値観がどういう部分にあり、自分の価値観と何が異なるのかを共有できる。
様々な価値観を排除するのではなく、相手の話を聞く姿勢がこれらデジタルツールを活用すれば、出来る可能性があるのだ。
そう考えると、スマホをもっと便利に使いたい。
老人にはまだまだスマホを使うハード���が高いだろう。
そういう点も改良しつつ、対話をしていこうと前に向かうことが何よりも大切だと感じる。
コロナ対応では、タン氏の声がけのお陰で一気にデジタルツールが構築された。
これによって、マスクの在庫状況が分かったり、コロナ対応の様々な施策が進んだという。
しかし、コロナ問い合わせの電話対応は人間が行ったという。
スマホを使いきれない老人などを、切り捨てないためにどうするかを試行錯誤したという。
要はバランスなのであるが、みんなにとって居心地がいい世界というのは、明確な唯一の正解がある世界ではない。
みんなの価値観をすり合わせながら、その時のみんなの居心地のよさそうなポイントを見つけていく。
人によっては我慢が強いられるかもしれない。
人によっては、金銭的負担が多かったりするのかもしれない。
タン氏は「ソーシャルイノベーション」と言っているが、対話を繰り返せば必ずその時の最適解が導き出せるはずなのだ。
大事なのは、自分の欲を出さないこと。
「社会にとって一番よい方法は何なのか?」
その問いに応えるべく対話を繰り返すということ。
そのためにデジタルの力を積極的に活用しようということなのだ。
我々はこれらツールを使いこなせるように、確実に賢くなっているはずだ。
課題を解決すべく、デジタルの力でチーム力で突破できればと思っている。
そういうチームを作り上げていきたい。
(2023/5/31)
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昨今の介護・福祉領域でも、しきりにデジタル化ですとか、介護DXなどと言われている今日この頃。自分でもそういう記事とかを目にする中で、いつか彼の言葉で綴られた本を読んでみたいなーと、ぼんやりと思っていました。
一般的な新書本サイズなので、比較的読みやすいサイズ感だと思っていたのですが、内容がかなり濃く、咀嚼するのに相当時間がかかりました。
デジタル担当大臣としての事柄だけに留まらず、SDGs、環境問題、民主主義についても本著では自身の考えを提言している。
また、自身のことを『オープンソースである』と語り、政策や体制においても透明化『オープンガバメント』を実践している稀有な存在であることを知った。
本書のタイトル通り、彼が描く『まだ誰もみたことのない「未来」』という青写真を、隣国の人間ながら眺めてみたいと思わされるような壮大さが綴られていました。
他の著作も読んでみたいなー。
そして、台湾行ってみたいなー。
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天才デジタル相が現時点で語る、これからの未来のことと、そのために私たちができること
デジタル化、ネットワーク化が進む一方、SDGsのような地球規模の課題がある現在、オードリーさんが考える未来と、それに向けて私たちができることをまとめました。
まったく新しい世の中が訪れようとする今、オードリーさんの言葉は「誰一人取り残さない」世の中のためのメッセージがつまった1冊になっています。
これからの世界を知りたい方、今後の社会で何をすべきかを考えたい方は必見です。